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アニマシオン

『読書で遊ぼうアニマシオン』 モンセラット・サルト 1997.4 柏書房
『子どもが必ず本好きになる16の方法・実践アニマシオン』 有元秀文 2014.10 合同出版
『絵本で実践!アニマシオン』 木村美幸 2024.1 北大路書房

今週、立て続けにアニマシオンの関連書物を3冊読んだ。
アニマシオンとは、1970年代にスペインのモンセラ・サルトによって開発されたこどもたちに読書の楽しさを伝えるとともに読む力を引き出すためのグループ参加型の読書指導メソッド。

アニマシオンはラテン語のアニマ(魂・生命)に端を発し、人間の魂・生命を活性化するという意味があり、物語や詩の中にわざと間違いを入れて読み聞かせた上で間違いを探させたり,あらすじをクイズにして出題したりといったり,深く読む習慣,読解力,コミュニケーション能力を養なうことを目指した75種類の手法から成っていた。

主に読書経験の少ないこどもたちや読書が苦手、好きでないこどもたちを対象に作られたメソッドの印象を受けた。

自分が現在、模索しているのは旧制高校の生徒たちが行っていた読書スタイルや江戸時代に藩校で行われていたという会読という学習スタイルをモデルとした読書メソッドで、現代の子どもたちの能力開発をおこなってはいけないものかと思案している。

しかし、アニマシオンという言葉は気に入った。
読書が重要なのではない、最も重要なのは「魂そして、生命の燃焼」であるからだ。

「読書とは、歴史と自己が織りなす、血と魂の触れ合いである」 執行草舟



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人の世に熱あれ、人間(じんかん)に光りあれ。