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ちょっとひと息            ~ 梅の豊作に嬉しい悲鳴!

 
大阪に転居して6年。

毎年、庭の木になる梅の実を楽しみにしています。

その年によって差はあるのですが、そこそこ実をつけてくれます。
これまでの最高は、約400コでしたが
今年はなんと、その倍にもなりました。

上の写真のように ”鈴生り” 状態でした。

通常なら、梅干しにして終わるのですが、これだけの量になると
用意した甕に入りきらず、3年前梅酒用に購入したガラス瓶も使うことに。

それでもまだ余るため、
ガラスの容器を買い足して、梅酒を。

そらには、ジャム作りにも挑戦!

先々週は、梅に振り回された一週間になりました。

ジャム作りは比較的簡単で、1時間ほどで済みます。
それでも種を外すのが厄介で、四苦八苦。 

梅と砂糖を煮詰め、種から果肉を外すのですが、実のサイズが小さく、手間がかかる割には、ジャムとして残るのはほんのわずか。

それでも、自然から頂いた”恵”ですから、朝食でヨーグルトに混ぜていただいています。

梅酒は、水洗いしてヘタを外し、リキュールと氷砂糖を適量加えれば終わりで、あとは寝かせて、時々かき回すだけ。と、一番手間がかかりません。

その点、梅干しは一番厄介で、

水洗いしヘタを取るまでは共通ですが、

ここから消毒のために1個ずつ焼酎につけ軽く乾かします。

その後、甕の中に順序良く並べていき、ある程度の厚みなったら塩を振りかけ、これを甕が八分目ほどになるまで重ねる。

数日その状態で置いて、梅酢が出てきて梅全体を浸すくらいまで上がってきたら赤しそを所定の量だけ載せます。

しかし、まだこの先に大仕事が控えています。

天日干しです。

天候が安定している日を狙って、3日間太陽の陽に当てます。

用意した笊に甕から1個ずつ取り出して並べる。同時に梅と一緒に入れてある赤しそもしっかり絞って、笊に広げて並べる。

2,3時間で梅をひっくり返して、まんべんなく陽が当たるようにする。

一端もとの甕に戻し、翌日、さらにその翌日と3日間にわたってこれを繰り返すのです。

手間はかかりますが、こうすることで梅が腐らないようにするのだそうです


我が家では最低でも1年はそのまま寝かせます。

義母と息子が楽しみにしてくれていますので、時期を見て渡してあげます。


ところで、この梅の木ですが

家内に聞いたところ、義父が30年ほど前に盆栽の梅を庭に地植えしたものだそうです。

そう思って眺めると、それっぽい枝ぶり(?)をしています。

私たちが転居する前は、義父が梅を獲り、義母が梅干しにしていたそうです

これからも、元気な限り、義父母からの贈り物を大切に守って行こうと思っています。


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