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人生邂逅 ・まなび編 ◆日常から -30

 辛坊治郎さんの講演会に参加  6月11日(土) 

ボイストレーニングの修了を受け、空いた時間を何とか有効活用しようと 応募したのが北摂文化大学講演会でした。

幅広い分野から、著名人を招いて月1回のペースで計8回開催され、今回はその初回でした。

雨模様にもかかわらず、会場の吹田市メイシアターは、開始30分前にはほぼ満席。

期待の高さに、ちょっと驚きました!

お題は、
「人生に必要なこと」 となんとも漠としたタイトル。


辛坊さんが最初に強調されたのは、

「優れた判断は正しい情報から」 でした。

それに関連して、”一定以上の地位”に就くとまともな情報は入ってこない
と思ってください。

一例として、ロシアのプーチンを取り上げていましたが、もっと身近にいくらでもあるので、よくよく気をつけるようにと釘を刺されました。


また、メディアの情報は全く当てにならないと熱弁を振るわれ、いくつか具体例はあったのですが、都合上割愛し、もっとも力説された件について取り上げてみます。

辛坊さんの太平洋横断での遭難事故(クジラに激突)です。

世を騒がせた事故として大きく取り扱われたのですが、

誤解を招かないようにと、当時の状況を正直に説明したにもかかわらず、事実を正しく取り上げてくれたのは大阪のスポーツ紙一社だけだったそうです

  余程悔しい思いをされたようです。
 

とにかく、情報を鵜呑みにしてはいけない。 自ら確かめることが大事だということですが、確かめるすべについては言及されませんでした。


これは余談になりますが 高齢者にとって必要なこと は、
 きょういく と きょうよう

 今日、行くところがある。

 今日、用事がある。  だそうです。

さらに、
遭難事故の経験から
いかに多くの人のお陰で命が救われたかを痛感されたそうです。

海上自衛隊隊員の方たちはもちろんのこと

US-2型救難飛行艇の開発製造に関わった人たち

この飛行艇は、日本独自技術で開発製造されたもので、時速100km程度の低速域で離水可能な上、波高3mの海面へ着水することが出来るので、飛行艇としての離水着水能力は世界最高レベルです。

この飛行艇でなければ、絶対に救助は不可能だったそうです。

さらに、恩人がもうひとり

大嵐のなかで、ヨットから解放した救命ボートが荒波に流され、ボートに繋がれたロープが握る手の中からするすると摺り抜けていく。 

もうだめだ!と思ったとき奇跡が起きた。

ロープの最後に結び目があり、これが手に引っかかってくれたお陰でボートを確保でき、命拾いした。そうです。

このロープに結び目を作ってくれた、そのヒトに感謝!


そして最後に、こう結ばれました。

死に直面した時 皆さんは、どなたの顔が頭に思い浮かびますか?
 
今日から、ぜひそのヒトを大事にしてあげてください。 と。

 ちなみに、辛坊さんは奥さんだったそうです。

     もちろん、わたしもです。

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