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「幸せの基準を下げる」ということ

最近,お金の管理にルーズになっていた。1年以上継続していた家計簿アプリでの記録も,今年の1月に交際相手と別れてから,一緒にスパッと途切れてしまった。自炊を怠り,次第に外食も増えるようになった。

手取り17万,2つの奨学金の返済に毎月追われ,親が貧乏で,親にお金を20万近く貸している。4月からヒゲの脱毛に通い始め,30万円を2年ローンで返済する計画もある。車を所有しており,これも何かと出費がかさむ。(現在の居住地がクルマ社会ということもあるが,休日にドライブに出かけることが楽しみでもあるため,車は手放すことは考えていない。)

公僕として行政事務に従事しておよそ2年。周囲から「安泰だね」と言われる場面も少なくない。しかし,実態は毎月赤字の生活で,半年に一度もらえるボーナスを切り崩しながらの生活である。

「このままではマズイ…」と思い,再び家計簿アプリ(Moneyforward)をインストールして,収入と支出の管理を行うようにした。

貯金できる金額こそ雀の涙ほどしかないものの,無理やり使わないお金を預金口座や証券口座に組み入れるように意識はしており,金銭管理に関して,全く無計画なわけではない。つみたてNISA等の資産形成も,取引を開始してかもうすぐ1年になる。少しづつ大きくなる額面に,小さな幸せを覚える。

やっぱりお金は大事だ。お金がないと心に余裕も生まれない。


お金がなくても幸せになるには「幸せの基準を下げる」ことが要訣だと思う。

最近,YouTubeで大東京ビンボー生活マニュアル(前川つかさ)や,定額制夫のこづかい万歳(宮本浩二)という漫画に出会い,「面白いな~」と思うと同時に,「お金が少ないのにこんなに幸せな生活ができるのか!」と感動した。

他にも,節約生活やミニマリストの動画をYouTubeで見ていくうちに,「自分も実践してみたくなってきた」と思い始めるようになった。こういったライフスタイルを満喫しながら,お金も貯められれば,今より生活に余裕ができる。はず。

無理やり実践するのではなく,負担にならない程度に,少しずつ,着実に,結果を出していきたい。

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「支出の額は収入の額に達するまで膨張する」

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英国の歴史学者・政治学者シリル・ノースコート・パーキンソンの著作『パーキンソンの法則:進歩の追求』で提唱された法則,いわゆる「パーキンソンの法則」である。

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抗ってみせよう。ミスターパーキンソン。幸せの基準を下げることで,自炊の楽しさを再発見するとともに,たまにする外食で,今まで以上の満足感を見出す。幸せの基準を下げることで,毎週入っていた温泉・サウナの回数を減らし,ととのった後に飲むオロポに特別感を見出す。幸せの基準を下げることで,ついつい衝動買いしてしまう衣料・雑貨品を,ウインドウショッピングで満足感を得られるようにする。

ただ,使えるところには惜しみなくお金は使っていきたい。どこにつぎ込むか,その分別が大切になってくる。判断を見誤らないようにしなくちゃだね!
お金で買える幸せもあるが,お金で買えない幸せこそ大切にしていきたい。

おわり。

補記:1年半前,投稿していた記事と類似する内容になってしまった気がするが,noteをアンインストールしたと同時に,当時抱いていた意識もどこか暗い所にしまったままになっていた。反省反省𓃟

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