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no name

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スマホゲーム「勝利の女神:NIKKE」の二次創作小説です。量産型NIKKEだけで構成された小隊で衛生兵として働く量産型NIKKEの物語です。世界観はゲームに準拠し矛盾がないように…
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#NIKKE

勝利の女神:NIKKE 二次創作小説「no name」イメージ動画 long version

noteでスマホゲーム「勝利の女神ニケ」の二次創作小説を書いています。
これはそのイメージ動画で筆者自身が制作しました。私のオリジナル作品ですが原作ゲームの世界観を壊さないように極力務めてます。動画中の誤字 第824中隊→第244中隊です。

勝利の女神:NIKKE二次創作小説「no name」イメージ動画 short ver.

スマホゲーム勝利の女神NIKKEの二次創作小説「no name」のイメージ動画です。筆者自身が制作しました。動画中の誤字 第824中隊→第244中隊です。

no name「#7 世界中の誰よりきっと」

no name「#7 世界中の誰よりきっと」

前回までのあらすじ
私は量産型NIKKEだけで構成される小隊で衛生兵として働くNIKKE。同じものが何体も作られ戦って壊されるだけの兵器である私は思い出を遺すのが嫌で、特別な存在になることを拒否していた。名無しの衛生兵で終わるつもりだった私はこの小隊に配備されてから少しずつ変わり始めていた。今回の戦闘で小隊のNIKKEであるエブリンとナオは重傷を負ってしまった。

 1時間ほど前は完全に快晴だった

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no name「#6 名前にまつわるエトセトラ」

no name「#6 名前にまつわるエトセトラ」

前回までのあらすじ
私は第8軍団第8機械化歩兵連隊第244中隊の第1小隊で衛生兵として働く量産型NIKKE。作戦中にラプチャーとの交戦で機関銃手のエブリンが片足切断、新兵のナオが機能停止寸前という大きな損失を受けた。ラプチャーを撃破した私たちは援軍と合流するために来た道を引き返す。その途中でナオを完全に修復するための手段があると指揮官から知らされ、その真相を知った私は嬉し涙を流した。

 少し風が

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no name 「#1 名もなき衛生兵」

no name 「#1 名もなき衛生兵」

「衛生兵!衛生兵!」
 2時の方角から私を呼ぶ信号灯が見える。
ガガガガッ!!ガガッ!!ガンッ!
 前方から連続した激しい金属音が聞こえる。私の隠れている遮蔽物がラプチャーの銃弾を跳ね返しているのだ。私が遮蔽物としているのは地上に放棄された何かの金属の塊。長さ5m高さが2mくらいの半分ひしゃげたような直方体に「Speed!Safe!Secure!」と所々剥げた赤文字でプリントされている。形状から言

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no name 「#2 私がNIKKEになっても」

no name 「#2 私がNIKKEになっても」

「前回のあらすじ」
私はとある小隊で衛生兵として働く量産型NIKKEのテトラライン社製I・DOLLオーシャンタイプ。徒歩で目的地へ向かって行軍中に斥候と思われるラプチャー3体に会敵した私たちの小隊は戦闘に入り、2体のNIKKEが重傷を負ったが2体のラプチャーを擱座させた。そして現在状況は膠着しつつあった。

 私は衛生兵だから戦術とか戦略とかはさっぱり分からないが、指揮官のとった行動はかなり消極的

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no name 「#3 夢見る人形じゃいられない」

no name 「#3 夢見る人形じゃいられない」

前回までのあらすじ
私は「第1小隊」で衛生兵として働く量産型NIKKE。指揮官1人と量産型NIKKE7体のみで30kmを徒歩で移動するというかなり危険な作戦中に斥候ラプチャー3体と交戦。何とか撃破するが機関銃手のエブリンは左脚を失い、新兵のナオは活動停止になりかねないほどの損傷を負う。第1小隊は増援された後続部隊と合流するべく来た道を引き返すことになった。

「エリカ」
「はい、隊長」
「後続部隊

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no name「#4 ヒトとNIKKEのあいだに」

no name「#4 ヒトとNIKKEのあいだに」

前回までのあらすじ
 私はとある小隊で働く衛生兵NIKKE。量産型NIKKEだけで構成された私たちの第1小隊は移動中にラプチャーの襲撃を受けたがこれを撃破。しかし機関銃手のエブリンは左脚を失い、新兵のナオは瀕死の損傷を負う。私たちの指揮官は頼れる通信兵エリカのサポートを受けながら、怪しげな人脈と老獪な作戦で司令部からの増援を取り付けた。そしてナオを全身換装な施設に運ぶという。

 まだ午前中にも関

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no name「#5 太陽と誇りの中で」

no name「#5 太陽と誇りの中で」

前回までのあらすじ
 私は量産型NIKKEだけで構成されたとある小隊で働く衛生兵NIKKE。ある作戦に参加するための移動中にラプチャーと交戦。機関銃手のエブリンは左脚を失い、新兵のナオは再起不能な程の損傷を受けた。ナオを全身換装できる施設に運ぶという指揮官からは、最近になって軍や中央政府のNIKKEへの待遇が変化しつつあると聞かされる。

「また戦車ですか」
 私があからさまに呆れた声でそう言うと

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