「健康経営」の本質は業績アップ
takaです。
当社も「健康経営」宣言に向けて施策に取り組むことになりました。健康経営も戦略人事における「従業員のパートナー」の重要な要素です。
健保組合と一体となって、
・肥満リスク
・血糖リスク
・肝機能リスク
・血圧リスク
・脂質リスク
をもつ従業員の比率を下げていくわけですが、どのようにすすめるかを組合理事と協議しました。
まずは推進チームを組成します。
ステアリングコミッティは役員全員にします。経営レベルですすめていくというメッセージを出すためにも必須です。
次はリーダーの任命。
先進企業では、CMO(Chief Medical Officer)あるいはCWO
(Chief Well-being Officer)などをおいて、経営レベルで健康経営をすすめるところもあるようですが、当社の場合は入門編ということで、「健康管理委員」のような位置づけにします。中堅社員で自分自身も健康への意識が高い人にしました。
体制が決まったら、ゴールを決めます。
当社の場合、定期健診を受けての健康指導のほか、重点課題として
①歯周病の予防
②喫煙率の低下
を設定しました。
歯周病は歯を失う最大の原因。噛めないことは生活の質を大きく下げます。これについては全社員に検査キットを無料配布し、リスクチェックしていくことから始めます。
喫煙についてはオンライン禁煙治療プログラム導入など検討しています。
「健康経営宣言」ができるための基準がいくつかあるようですが、組合理事によるとなんとかできそうとのこと。
そして、上場企業なのでハードルが高いようですが「健康経営優良法人」を目指していきたいと思います。
いまエンゲージメント経営にも取り組んでいますが、力を入れる理由は業績に直結するからです。
健康経営も企業として本気で取り組む以上、目指す理由は同じです。社員の健康を守り、安定して働ける状態をつくることで組織が安定し、生産性もあがる。その結果、持続的成長が可能になるという業績面での成果に結び付けたいと考えています。