見出し画像

北米アニメ研究所2|知らないと損!海外からレアものグッズをお得に買う方法。

本社を香港に構えながら、開発はカナダ、デザインはロンドン等、世界中のネットワークを使ってサービスの展開を行なうベンチャー企業、KLKTN(コレクション)。そんなKLKTNが発信する本noteは「北米アニメ研究所」と題し、グローバル市場での事業展開の中で築いたネットワークを生かして得た知見をもとに、北米に住むアニメファンの実態に迫るインタビューシリーズを展開します。これまで把握が難しかった海外のアニメファンの実態を、「統計情報」ではなく「エピソード」を交えてお伝えすることで、是非多くの国内のアニメ業界関係者の皆様には、グローバル市場における「日本のアニメ」の新たな価値を掘り起こし、新サービス・プロダクトを検討するきっかけを作っていただければと考えています。

前回に引き続き、「北米アニメ研究所1」でインタビューをしたメンバーが参加しているカナダの名門大学・ブリティッシュコロンビア大学(UBC)にあるアニ研(アニメクラブ)のディスコード(※アメリカ発のゲーマー用チャットサービスとして登場したコミュニケーションツール)チャンネルのモデレーターを務めるチョッキーさんにお話を伺いました。3年間にわたって同クラブの役員を務めた経歴もあり、今ではSFU(サイモン・フレイザー大学)のアニ研にも所属するチョッキーさん。バンクーバーの大学のアニメコミュニティを引っ張ってきたキーパーソンともいえる彼女のインタビューは必読です。 

チョッキー
サイモン・フレイザー大学4年生
好きなアニメ:『おそ松さん』『日常』『BEASTARS(ビースターズ)』など

アニメグッズを集め始めたのはいつ頃?

アニメにハマりだしたのは私がまだ13歳くらいの頃だったから、すぐになんでも買えたわけじゃないんだ。それから1年くらい経った頃、香港で「ACG(香港動漫電玩節)」っていう大きなアニメイベントが開かれたの。グッズの販売ブースもたくさんあったから、そこでいくつか購入したんだよね。今思えば、それが初めて手にした自分のコレクションだったと思う。そのまた翌年頃には、自分からグッズを探すようになってた。ハマったキャラクターがいて、そのグッズがどんどん欲しくなったの。
(コレクションの一部を手に持ち見せながら)このアクリルスタンドは、私の「カラ松コレクション」の中でも最初に買ったアイテム!通販ショップの「あみあみ」で買った。アクリルスタンドは、テープでくっつけて机の上で重ね合わせたり直接貼ったりしてるんだけど、集まってくると結構場所をとるんだよね。そう感じるようになってからは、アクリルスタンドよりもフィギュアとかキーチェーン、缶バッジを集めてる。

デスクの上に並べられた、カラ松のアクリルスタンドやフィギュアたち。

カラ松グッズは、「とにかくいつもどこでも見ていたい!」っていう理由で集めてるの。外でももっとみんなに見せたいから、痛バッグも4つ持ってるよ!今は5個目を作ろうかなって思ってるところ(笑)。キーチェーンは壁にかけるんだけど、缶バッジを壁につけるのは難しいから、バッグにつけているの。

おそ松の缶バッジで埋め尽くされたチョッキーさんの痛バッグ。

最近買ったグッズを教えて。

去年は年末年始にかけて、日本に行っていたの。だからここぞとばかりに一生懸命おそ松グッズを探したんだけど、全然見つけられなかったんだよね。なかなかクラシックな存在で、日本でもレアなことが分かった。中古グッズのコーナーもくまなく探して、ようやく見つけたのはなんとちょっと汚れたぬいぐるみで…。値段も200円しないくらいで、なんだかすごく切なくなっちゃった!
最近買ったのはそのぬいぐるみと、ほかにも同人誌を「まんだらけ」(MANDARAKE)(日本最大の中古買取販売ショップ。漫画だけではなく、幅広いジャンルの商品を取り扱っている)で買ったよ。カラ松グッズのほかにも、「PUI PUI モルカー」(プイプイ モルカー)のグッズを買った。
私の場合、新しいグッズはほとんど友達や家族からプレゼントしてもらうことが多いの。彼氏からはカラ松の缶バッジやキーホルダーを大量にもらったし、友達はカラ松の抱き枕もくれたよ!カラ松の絵もプレゼントしてもらって嬉しかった!


カラ松のぬいぐるみやクッションが所狭しと並ぶソファーの一角。プレゼントされた絵も額に入れて飾ってある。

日本では、どんなところで買い物をしたの?

「アニメイト」とか「まんだらけ」あたりのメジャーなところに行ったよ。一店舗だけじゃなくて秋葉原とか、渋谷とか...。ほかにもたくさん行ったんだけど、地名が思い出せないな。
その後になって、「おそ松さんグッズが欲しいなら、池袋の乙女ロードに行かなきゃ!」って友達に強く勧められたの。だから池袋にも行きたかったんだけど、結局行けずじまい。
秋葉原や渋谷では全然おそ松さんグッズを見つけられなかったから、それを知った時には「なるほどそういうことだったのか」って納得しちゃった!

カナダでの買い物事情について聞かせて!

カナダには、アニメグッズ専門店があまりないんだよね。数店あったとしてもお店自体が小さいから、人気の最新アイテムやレアものを入手するのは難しい。バンクーバーのリッチモンドっていうエリアでは取り扱い商品の幅も広がるけど、お目当てのものを見つけたところですごく高額なんだよね。定価の5倍くらいすることも。
だから「メルカリ」あたりで探したものを国際便で取り寄せる方が、ずっとお手軽に買えるよ。

日本国外からどうやってメルカリを利用するの?

代理購入サービスを利用しているの。10%くらい課金されるけど、本当に便利で重宝してる。カナダで買う方がよっぽど高いし、メルカリ出店者のほとんどが日本国内にしか送ってくれないしね。
私がよく利用するのは「JPショッピング」(Japan Shopping Service )っていうお店。そこでは使い方をいくつか選べて、日本国内の送付先住所を貸してくれるやり方もあるんだよね。でも私は1番簡単な方法がいいから、買い物を全部代行してもらって、彼らの倉庫に届いたものをこちらに転送してもらうやり方をとってるよ。
友達からはよく「どうやってそんなにたくさんのカラ松グッズを集めてるの?すご過ぎ!」なんて言われるの。そういう時は「こうやってメルカリを使うんだよ~」って丁寧に教えてあげているよ(笑)。買い方のチュートリアル記事はネットにも上げてあるから、そのリンクも教えてあげたりもする。私自身、昔はあり得ないほど高い金額設定のグッズを買っちゃってたこともあって、「賢い買い物の仕方を、知らないなら助けてあげたい」って心境なんだよね。
ちなみに、メルカリにはもともと外国の人用にプロキシサービスが備わっているんだけど、利用料が高いんだよね。だから個人的にはそこまでお勧めしていないよ。

ほかのUBCのメンバーもオンラインショップを活用してる?

うん!「メルカリ」は私ほどは使いこなしてないけどね(笑)。ほとんどの人は「グッドスマイルカンパニー」とか「あみあみ」とか、もっと公式なオンラインサイトを利用しているよ。
みんな偽物ではなく本物のグッズが欲しいから、日本から販売されたものであることと、手に届きやすいお手頃価格であることを重視してる。カナダ国内で流通しているものは、やっぱり値段が高すぎるから。商品の幅も広ければ広いほどいいよね。
フィギュアは安定して人気。逆にいえば、これらのお店にはほとんどフィギュアしかないっていう印象も。だからみんな、もっといろんな商品カテゴリを見たいって思っているよ。キーチェーンや缶バッジ、アクリルスタンドとかね。そういうものなら同人誌のもの(アニメや漫画などを元にした二次創作グッズ)でもいいからもっといろいろ見たい。さらにもっとレアなグッズが欲しいって思う人も多くってね。こちらではなかなか見かけないタオルや、プラッシー(ふわふわもふもふした抱き心地が魅力のぬいぐるみ)、マグカップ、そしてノベルティグッズも需要が高いの。UBCアニメクラブでバレンタインイベントをやった時にも、賞品のひとつで『呪術廻戦』のフォークとナイフのカトラリーセットが用意されたことがあったんだけど、それはそれは大好評だったよ。タオルは私も好きなグッズのひとつで、大きなものを壁にかけて飾っているよ。


チョッキーさんの部屋の壁に飾られたカラ松のタオルたち。ベッドには前述の抱き枕も。

社会人になって忙しくなっても、アニメを見続けると思う?

アニメは子どもや若者だけのものっていう時代は終わって、今ではたくさんの大人がアニメを楽しんでいると思うんだよね。それに私にとっては、アニメって映画と同じような感覚。だから働き出したり結婚したりして時間が無くなっても、その存在が消えることはないよ。ひとつのエンターテイメントとして、これからもずっと楽しむつもり!

アニメクラブのMovieナイトに、カラ松の抱き枕と参加するChockieさん

海外在住大学生アニメファンのリアルなお買い物事情が垣間見れた、今回のインタビュー。いかがでしたか?これまで全4回にわたってお届けしてきたチョッキーさんのインタビューも、今回で最終回となります。次回からは、SFU(サイモン・フレイザー大学)のアニ研のみなさんにインタビューをする新シリーズがスタート!4月後半に公開予定です。

今後も更新情報をお知らせするので、KLKTNのTwitterや、noteのお気に入り登録をお願いします。また、KLKTNでは、アニメファンがお気に入りのアイテムをデジタルで共有・収集できる新しいアニメキュレーションプラットフォーム「Weebox(ウィーボックス)」のリリースを予定しています。「Weebox」に興味があるアニメ関係者の方や、「北米のアニメファンの実態をもっと知りたい!という方は、以下のフォームからご連絡ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?