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クラインガルテン妙高 年間利用 妙高ライフスタイル

妙高ライフスタイル

クラインガルテン妙高の入居されている皆さんの生活、ちょっと気になりませんか?また、生活をしてみてどんな感じだったのか。など気になることがあると思います。そんな疑問など書いていきたいと思います。
今回は、現在クラインガルテン妙高に入居されている小島様ご夫婦の妙高ライフをご紹介します。

クラインガルテン妙高とは

ラウベ(滞在施設)付きの貸し農園です。新潟県妙高市関山の大洞原地域にあり、広大な農地が広がる雰囲気のある場所です。ラウベから迫力ある妙高山を眺めることができ、色彩豊かな妙高暮らしが1年通して体験できる施設です。

クラインガルテン妙高にたどり着くまで

~ 思い描いた夢 ~ 

アメリカに6年いっていた経験がある小島さん。アメリカで暮らす人をみて、会社員だけじゃない生活もいいな~と思っていたそうです。アメリカには定年制度はなく、「自分が会社を辞めるタイミングは自分で決める、会社に決められるものではない」と言われたことに衝撃を受けたとのこと。日本に戻ることになり、いずれ定年を迎えることを考えると、会社を辞めてからの第二の人生を「余生を過ごすだけ」にはしたくなく、「なるべく早く自由になって、自然豊かなところで暮らしたいという思いがずっとあった」と話してくれました。また、毎日スキーに行ける生活を思い描いていたそうです。

「スキーができる生活」を考えた時に、両親が暮らしている東京から行き来できる距離で、かつ、雪がいい場所と思い、「長野県白馬」か「新潟県妙高市」が候補地として上がり、スキーがあまり上手ではなかった若いころ打ちのめされたロッテアライリゾートでリベンジを果たしたいと、来たことのある妙高市に決めたそうです。

~ 生活拠点をクラインガルテン妙高 ~

旦那さん:クラインガルテン妙高を12月に入居後は、描いていた「毎日スキー生活」を始めました。SNSを通じて妙高のすばらしさを伝え、海外の人を案内するようなガイドをフリーで受け、ロッテアライリゾートに通っていました。(毎日行ったら飽きるかな~と思っていたけど飽きなかった。飽きるまでやります。と笑顔で話してくれました)
妙高は海外からのゲストも多いですが、主に赤倉がメジャーのようで、アライリゾートを紹介すると、アライのオフピステ主体のスキー場管理を喜んでいる方が大勢いたようです。


5月以降からは、事務局でご紹介した地元企業「妙高ライス株式会社」へ週に3日程度行っています。農業関係の仕事をやってみたいということだったので、ご紹介したのは田んぼ作業が主の企業。想像していたのは「畑」「リンゴ」といったものだったようですが、「知らないことも多いですが、経験できることではないので楽しくやっています。」と、通ってくれています(笑)

それ以外では、Facebookなどで探した「妙高市の環境サポーターズ」のメンバーとなり、里山や奥山の保全作業に参加、また、「妙高里山応援団」に加入し、集落など単独で行うことが困難な共同作業(草刈りなど)をボランティアをしているそうです。

お金にならない仕事をしながら生活しています。と話している小島さんの顔は、いきいきしていました。

奥様:医療機器の翻訳と中学生に数学を教える家庭教師の仕事を完全テレワークでしています。移住を考え始めたころからテレワークでできる仕事を探してきたそうです。(家庭教師に至っては、20年前からやっているそうです)
医療機器の翻訳の仕事は、忙しい時期と暇な時期があるそうで、冬は旦那さんと一緒にスキーに付き合い、夏場は医療機器の翻訳の合間にアパリゾート上越妙高のゴルフのスタートのアルバイトをしているそう。パソコンの前で仕事ばかりしているので、体をつかった仕事を…と、ゴルフのスタートのバイトをすることにしたんだとか?


ご夫婦そろって始めたことは、NPO法人妙高山麓自然体験活動指導者会(自然活動の企画・運営、プログラムの開発・普及などの活動)に加入し、今後は活動の幅を広げていくようです(現在は「見習い中」だそうです)。自分に合うものが何かを探しながら少しずつ頑張っているとのことでした。

あとは、まったくわからない畑をはじめたこと(クラインガルテン妙高の農園)。何をしていいのかわからず、他の入居者さんに聞いたり、地区にいる農家さんに聞きながらスタートして、少しずつ野菜がつき始め、小さいけど採って食べたりしています。と、嬉しそうに奥様が話してくれました。



クラインガルテン妙高を拠点に、市内のいろいろな情報を集め、イベントやボランティアと妙高市内のいろいろなところへ出かけ、楽しんでいる姿は、私たちもうれしくなります。

クラインガルテン妙高に入居してみて

~ 困ったこと ~

  • 病院

激痛をともなう腹痛で救急外来へ電話をするも、1時間待てばエコー検査できるかもといわれたそうです。先生を呼んで到着するまで検査を受けることができないといわれ、東京ではあり得ないと驚いたそうです。

  • 美容院や歯科、買い物

クラインガルテン妙高から美容院に行くまでに車で30分かかること。時間で聞くと短く感じるが、距離にするとけっこうガソリン使っちゃう(笑)車がないと移動が大変。歯科医も混んでいてなかなか予約が取れず、1か月後の予約になるのが不思議に感じている部分だそうです。市街地への買い物に車で40分かかるのはちょっとキツイと感じているそうです。

  • コンビニが選べない

ファミマがない。スーパーやホームセンター、マツモトキヨシ、セブンイレブンと近くにあるから不便はないけど、せっかくあるクーポンが使えないことに衝撃を受けたそうです。

~ よかったこと ~

  • スキーができること⇒思い描いていた「毎日スキー」ができたこと

  • 畑ができること⇒育苗から初めて、成長がとても楽しい。実がつくと、まだ小さいのに収穫しちゃう(笑)

  • コミュニティが広がる⇒地域の方に気にかけていただいたり、畑のアドバイスがいただけたり、出かけて帰ってくると玄関に大根が届いていたり、具合が悪いとアジサイを届けてくれたりと、こんなにご近所さんと関わったのは初めてです。と嬉しそうに奥様が話してくれました。

最後に…

移住について話してくれましたが、いきなり「移住」はできない。なぜなら、東京の家をどうしたいいのか悩んでいるからだそうです。即決しなければいけないとなると、そこには越えられない「大きな壁」があり、東京の土地を手放し妙高で土地を買うことって、とても勇気がいることだから。クラインガルテン妙高にいる期間が考える時間になっているからありがたい。と、思いを話してくれました。
移住を考えている小島さんのライフスタイルをお聞きして、クラインガルテン妙高の生活は、ただ「妙高暮らし」の体験だけではなく、将来設計を立てるのに重要な意味があることに気づかされました。

おまけ 
事務局では、小島さんのように「農業企業でお仕事してみたい」という方に、地元の農業企業さんをご紹介することができます。

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