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【教育】「探求学習」

流行りの「探求学習」。
しかし、日本の教育の悪い癖か、きれいごとの内容が多いように感じます。

今年も大きな災害が起こり、その影響は今も続いています。
残念なことは、何十年前もから、新聞・TVで報道される内容が、記録されたコピー記事や保存されていた映像ではないかと思うほど毎回状況が変わっていません。
現地は、災害による「避難民」ではなく、紛争地域の「難民」と同じ状況になってしまっています。

この現状はどうして起こったのか、解消するにはどうしたらよいか、わが町ではどんな危険があってどんな解決策があるのかなどを探求して学ぶことこそ、私が思う「なぜ、勉強するのか?」と子どもから質問された時に回答する「死なない、死なせないため」につながります。

以前、子ども達と「災害」に関して、特に「水」に関して調査した時、「災害時、3日程度の水・食料の備蓄」という国の指針がありましたが、このデータはどこから持って来たことなのか、本当に大丈夫か、などを話し合いました。

今も続く惨状から考えれば、最低でも1か月は自分で備蓄しなければならないことがわかります。

また、水・食料が整っても、住む家や道路の整備などを考えると何か月も復旧・復興への時間がかかっています。
人口減少で、財源、労働力、資材が不足していますので、今後も改善するとは思えません。
そして、1・2世帯のためにインフラを整えることはしない、できないから、コンパクトシティー構想が叫ばれ、企業だけではなく、「選択と集中」が地方に住む人達に突き付けられ続けています。

平和やSDGs、カーボンニュートラルなど、世界の環境に目を向けるのもいいですが、小学校低学年は、自分の身近で起こった現実を直視した「探求学習」をしてほしいです。


PS 愛犬のこともあり、50投稿で一時停止していましたが、気持ちも落ち着いてきましたので、リ・スタートしました。