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自力で裁判できるのか⑧~最後の難所!?編~

こんにちは、不動産マニアです。

前回では、いよいよ訴訟にかんする不備も修正し、
約半年後に決まった第一回の口頭弁論期日を待つのみとなりました。

これまで6ヶ月近く、戸籍請求や訴訟書類の準備に奔走するのが日課になっていた私は、文化祭が終わった後の虚無感のような、なんとも言えない感覚に陥っていました。


-トドメの一発

すると、そんな私の気の緩みを神様が見ていたのか、
トドメの一発の出来事が。

訴状の修正完了から約1ヶ月後。
パッタリと何も動きのない中で突然、久々に裁判所から連絡が。
今度はなんだ!?と思っていたら、
「全員に訴状を発送したが、1人だけ訴状が届かなかった」
との報告でした。

一応、『訴状の受け取り拒否』や『どこかに転居した』ようなとき、
訴状が届かないケースもある、というのは事前に調査済でしたので、
そこまで動揺することはありませんでした。

こういう場合は、自分でその住所を訪ねて、近隣や勤務先を聞き込むなど、探偵みたいなことをします。
そして、「調べ尽くしたが、やっぱり行方不明だった」という調査記録を提出して、
「公示送達」
という手段を取ることになります。

■公示送達の準備

公示送達をすると、本人に訴状を郵送で届ける代わりに、
裁判所の掲示板のようなところに、「〇〇さん、訴えられてますよ」的な
張り出し等がなされて、指定の期日までに本人から反応が無ければ、
訴状が郵送で届いたものとみなすような扱いになります。

予想通り、裁判所からは
「こういう場合は公示送達になるので、調査報告書を出してください」
との指示。
今回訴状が届かなかった被告(Bさんとします)の住所も、私の住んでいる東京からは結構な遠方で、しかも緊急事態宣言期間中で、現地まで行って近隣等を聞き込むにもちょっと気が引けます。

でも、色々な難所をくぐってきた私は、
多少の壁は何とか乗り越えられるだろうという、
一種の悟りのような状態になっていましたので、
冷静に代替案を考えます。

そこで、極力コストをかけず、
「Bさんの親族にコンタクトを取って、今の居所などを聞いてみよう」
と思い至ります。
Bさんは家族と死別して今は一人で、身内は弟Cさん(今回の被告の1人でもある)しかいないことは、戸籍を集めた時点で把握していました。

そこで、唯一の情報を持っていそうな、Cさんへのコンタクトを試みます。
まず、104(電話番号案内)に照会依頼
…残念ながら、「電話番号のお届けはありません」とのことで、見つからず。
Cさんも70歳オーバーの方でしたので、まさかSNSもやっていないだろうし、Cさんの住所に手紙でも送るしかなさそうです。

しかし、先日の”領事館の奇跡”の余韻をまだ引きずっていた私は、
何のお導きか、無意識にCさんの名前をgoogle検索していました。
すると、またまた奇跡が。

次回へ続く。。
※次回投稿は5/19(水)の予定です。お楽しみに!



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