見出し画像

田畑の相続は大変!?

こんにちは、不動産マニアです。

今日は、
『田・畑(農地)の相続』
というテーマでお話ししたいと思います。

元々実家が農家だったけれど、
今は農業もやめて、農地を放置している。
そして、
「この農地、相続したらどうすればいいの…?」
と漠然と不安を抱きながら持ち続けている人は多数います。

しかし、
「管理の大変さ」や
「売るとしたらどうしたらいいか」についての情報は、
不思議とほとんど出回っていません。

そこで、知っているようで知らない、
相続した農地の実態についてご紹介していきます。


■農地の特殊なルール

早速ですが、農地は、住宅地や山などと違って、
かなり特殊なルールがあります。
それは、
「農地は、勝手に売ったり貸したりできない」
ということです。

普通は、不動産を売りたい↔買いたい人同士が、
取引金額とか、総合的な条件さえ折り合えば、契約は成立します。
でも、農地はそれができません。

取引するためには、
農業委員会から取引許可を得る必要があります。
そして、この許可要件というのも、なかなか高いハードルがあります。
厳密には、農業委員会ごとに、その要件はハードルの高さは
若干異なりますが、基本的には
その地元の現役農家に譲る
ことが条件となる場合があります。

イメージ1


■相続した農地は、どう対処したらよいか

では、もし農家でない自分が、農地を相続したら
どんな選択肢が取れるでしょうか。

考えられる方針は3つあります。
①何もせず持ち続ける
②諦めずに引き受け手を探し続ける
③農地を農地でなくする

①何もせず持ち続ける。

1つめは、譲渡や賃貸を諦めて、
とりあえずずっと持ち続けるということです。
現状維持という意味では、
一番エネルギーは使わないのですが、一方で
・一生、固定資産税を払う必要がある
・最低限の管理は必要(害虫などで周囲に迷惑をかけてしまう)
・時間が経つほど、農地が荒れていく

等のデメリットが幾つもあります。

②「諦めず引き受け手を探し続ける」

根性論になりますが、近隣農家に声をかけるなどして、
なんとしても引き受け手を探す方針もあります。
耕作放棄すると、農地としての価値は
どんどん下がっていきますので、
場合によっては整備費用の一部を負担してでも、
引き受け手を探す方針等は有効だと思います。

■「農地を農地でなくする」

農地転用
といって、例えば農地だった土地を
資材置き場や駐車場にしたり、
太陽光発電用地にしたりとか、
農地でないものに活用する方法もあります。
それによって収益も生むうえに、
農地でなくなるぶん、自由に取引ができます。

但しこれには、専門用語で
「農地法4条許可」や「非農地証明」
といった手続きを踏む必要があります。
これは、農業委員会の監督下にありますので、
この許可を出して貰わなければならないハードルはあります。
このハードルは、自治体によって差が有るほか、
同じ町でも、住宅街の一角などで、
比較的農地転用の許可が出やすい場所と、
なかなか許可が出にくい場所など、
ケースバイケースで成功確率は大きく変わるのですが、
一回はトライしてみる価値はあると思います。

■まとめ

いかがでしたでしょうか。
相続した農地の取り扱いはなかなか大変ですが、
この記事を少しでも参考にして頂ければ幸いです。

本日もありがとうございました。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
ありがとうございます!よろしければシェアもお願いいたします(^^)
4
9歳から不動産業界に入ることを決めた不動産マニア|「負動産×相続」専門会社、㈱KLC代表|業界歴17年|マニアの目から見た不動産の面白さや奥深さを、リアルな事例などを交えて発信しています!|テーマ別にマガジンを作っていますので、是非ご覧ください!|★『KLC 負動産』で検索★