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自力で裁判できるのか④~準備完了編~

こんにちは、不動産マニアです。
今日は、前回に続き、戸籍取得作業の後編です。

-ちょっと慣れてきた

いよいよ、孫の代の戸籍を集め始めます。
これまでは、「改製原戸籍」といって、筆書きの、読むのも一苦労という戸籍だらけだったのですが、孫の代になると、パソコンの字体になり、飛躍的に読みやすくなってきて、作業がはかどります。

とはいえ、この時点で、子供世代のほとんどが亡くなっていたので、
孫世代は既に35名まで膨らんでいます
・元々の被告:4人
・被告の子供達:14人
・被告の孫達:35人
合計53人分
クラスメートの数を超えました。

"戸籍収集の鬼"の手元に、続々と集まる戸籍達。
昔に比べて、引っ越しも気軽になったのか、なかなか1回では戸籍が揃わず、1人の戸籍を全て集めるだけでも、数か所の役所に戸籍請求することも子世代にも増して多くなってきました。

ちなみにここまでで、戸籍を集めだしてから4ヶ月が経過。
人数の多さが一番の原因ですが、郵送請求だと、1通取るだけでも
どうしても1~2週間はかかってしまいます。
(とある市では、1通送られてくるまで1ヶ月かかる役所も…)

-孫のみならず、ひ孫までも

そして、大半の戸籍が集まりました。
その結果。
孫35人中、5人死亡
ある程度予想はしていたものの、
孫世代とはいえ、すでに70歳オーバーの人もいて、
この「戸籍収集の日々」がまだまだ続くのか…と、
プレッシャーと気合いの混じったため息が出ます。

ここまで来たら、徹底的にやるしかありません。
いよいよ、ひ孫世代の戸籍の収集開始。
引き続き、淡々と戸籍請求書を発送していきます。
しばらくして、続々と届く戸籍。

ひ孫世代は亡くなっている人もおらず、さすがに玄孫までの戸籍取得の必要は無さそうです。
(ひ孫の子供を玄孫(やしゃご)と言います)

結果、ひ孫世代の相続人が14人(全員存命)で、
『裁判上の被告』が全員確定しました
被告の子世代:1人
被告の孫世代:30人
被告のひ孫世代:14人
計45人が被告となりました。


ネット記事や周囲の有識者から、「100人以上の子孫を相手に訴訟したことがある」ようなエピソードも目や耳にしていたので、「45人しかいなくてよかった~」という、不思議な感覚に陥っていました。
この感覚は、今回の経験を経て自分が成長したのか、単に感覚がマヒしていたのかは、謎です。

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■いよいよ訴訟準備

何はともあれ、これで裁判に向けた必要書類もほぼ揃い、いよいよ訴訟準備に取り掛かります。

ちなみに、ここまでで戸籍請求した対象者は、
地上権者4人+子14人+孫35人+ひ孫14人=67人となり、
役所へ戸籍請求書を送った回数は61回、
戸籍請求手数料や郵送代で15万弱がかかっています。
取得した戸籍通数は約200通にのぼり、
整理用のファイルは2冊に分けてもパンパン状態。

我ながら、よく頑張ったなぁ。。


次回へ続く。。
※次回は4/21(水)配信予定です。お楽しみに!

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