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詩人の会をやろうと思う。

もう具体的な日程も決まって参加を希望する人も現れて、あとはその日付が近づいてくるばかりだ。

反響なんて少しもないと思っていたら、ついにやるんですねと何人もの人から言われた。詩人の会をやりたいと、私は4年も前から言っていたらしい。

私が詩を書いているという秘密を誰かに話した時、その誰かもまた詩を書いていた。詩を書いている人間はきっとたくさんいるに違いない。でもどこかに発表している人間は少ないし、そもそもその機会自体が希少だった。膨大な数の詩や思いがどこにも行くことなく消えてゆく。誰にも見られることのない花のように。

高校生の頃「いまを生きる」という映画を見た。エリート校の厳しい寮生活の中で、秘密の会合「死せる詩人の会」が開かれる。本当の気持ちや言葉を封じられた若者たちは、詩という形で自分たちの心を表明し合う。それは抵抗ではなく、生きることそのもの。

詩人の会は競技ではないから勝敗も順位もない。ただその言葉が空気中に発せられて誰かの耳や脳裏に届く。お互いの心音を聞いているに等しい行為を、私たちはやろうと思う。

     



2021年4月18日日曜日「詩人の会」概要

会場 : 北初富HandwiredGarage
(千葉県 鎌ケ谷市)

参加者17時集合
17時30分オープン、18時スタート

詩の長さは1文字以上800文字以内とする。

・形式自由の詩1つまたは2つ
・テーマ 「一年間」 に基づく詩1つ

(4月16日金曜日締め切り。事前に朗読者の手元に詩が届くようにする。)


リモート参加(投稿)の場合はいずれか1つの詩

(リモート参加については、4月14日で提出締め切り。)

1) 詩の朗読

詠み手を明かさずに朗読してもらい、しばらく時間を置いてから、
再度朗読する。その後、詠み手の名前を明かす。
(希望であれば読み手は非公開にすることも可)

2) 会場内での詩のリレー

会場暗転の上、スタートの言葉のみ司会者側から設定し、以後は1文節ずつ自由に言葉を発する。(見学の方も含め会場内の全員が参加可能)
完成した詩は文字起こしをして後日発表。


リモート参加は無料、会場にいらっしゃる方は、詠み手聞き手朗読者問わず、入場料1400円+1ドリンクオーダー (中学生高校生半額)

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