ちょいスキル16対人戦マネーイズパワー編中編その3スキル開示編

⬆第1話です。1話で区切りよくいくのでぜひ

朝7時に起きて、身支度をすませ、8時少し前に食事を取りに行く。ケンジンがこちらに気づいて声を掛けてきた
｢おはよう。よく寝れたか？どうやら朝飯はビュッフェ形式みたいだが、食べすぎないようにな｣
｢わかってるわ。腹八分目くらいにしておくわ、９時に闘技場前に行くんだったわね、開示するスキルは、スタミナ1、HP1だったわね｣
｢ああ。おっトーストがすぐそこで焼いて食べれるみたいだぞ、それとサラダとコーヒーくらいでいいんじゃないか？｣
｢まあ、そんなところね｣
ご飯を食べ終わると、早速闘技場へ向かう。
｢よし、行くわよ！｣
｢おう！｣
闘技場の前に人だかりができている。何かしら？人だかりの中を覗くと、エンエンとドルドルがいた。
エンエンが口を開いた
｢お、逃げずにきたようだな！その意気やよし！闘技場で事前に開示したスキルは対戦前に入れ替えることはできないが、開示してないスキルは直前まで入れ替えることができるからな｣
ドルドルが言う
｢もう開示するスキルは決めてらっしゃいますか？｣
｢ええ｣｢ああ｣
｢では早速受付に行きましょう｣
エンエンとドルドルの後をついて、受付へやってきた。
受付の女性が話しかけてきた
｢マネーイズパワーとフューチャーウォークの対戦ですね 賭けるものは…マネーイズパワーさんは、と
え！？フルヒール2個！？10億円相当ですよ？｣
平然と頷くマネーイズパワーの2人
｢フューチャーウォークさんは…ぇぇえええ金のキュロちゃん！？レアドロップ率1パーセントアップの非売品ですよ！？ほんっとーにいいんですか！？｣
私達もうなずく
｢では、マネーイズパワーのお2人は1番の部屋で、開示するスキルを紙にご記入ください、フューチャーウォークのお2人は2番の部屋へどうぞ｣
両パーティ共に部屋に入って3分もかからず戻ってくる！
｢それでは書いた、開示するスキルを見せてください！えーと、フューチャーウォークさんは、2人ともHP強化1とスタミナ強化1ですね！
対人戦は事前に開示したスキルが1段階能力アップするので、HP強化2、HP200(通常100)スタミナ強化2、スタミナ200(通常100)となります。私個人の考えですがもう少し開示するのを増やした方が強いと思いますが、それでいいのですか？スロット2個しか使ってませんよ？まだ6スロットありますが｣
｢ええ｣｢おう｣
｢ではフューチャーウォークさんはHP強化2とスタミナ強化2、あとは通常スキルで戦うことになります！
そしてマネーイズパワーさんは？
2人ともHP強化1、スピード強化1、アア！フルヒールですね！つまりマネーイズパワーさんはHP強化2、HP200それからスピード強化2、スピード20パーセント常時アップ、そしてフルヒールEX！リング上で味方が戦闘不能になっていても、2人ともHP200で復活する！ただしリングアウトは即負けで復活はできないのでご注意ください、あとフルヒールEXは1日１回しか使えません、残り3スロットスキルが付けられます｣
｢｢心得ている｣｣
｢では！これよりスキル開示します！｣
闘技場の電光掲示板に各パーティーのスキルが掲示されたわ！
｢こりゃいつも通り、マネーイズパワーの勝ちだわな！試合は明日の13時から！いつも通りだな！｣
｢俺マネーイズパワーに、100万円賭けるぞ！｣観客席から声があがる
なるほど私たちには、勝ち目がないって思われたのね！
オッズは、マネーイズパワー1.1倍
フューチャーウォーク10倍となったわ
ところがそうはいかないのよねー(笑)
｢ケンジン！早速スキル石屋行くわよ！｣
｢10倍かあ、甘く見られたもんだな！勝つぜ！ユミナ｣

ちょいスキル17対人戦マネーイズパワー編後編その1
戦闘準備をするわよ！へ続く