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ちょいスキル~Choice Skills~1ジャンケン編 最初に自己紹介あります。リンク

ちょいスキル~Choice Skills~


「これより、ジャンケン大会決勝戦をはじめる!
出せる手は、それぞれ持っているカード、グーチョキパー2枚ずつ。先に一勝したものの勝ちとする!なお引き分けの場合は引き分けとし、両方優勝とする
ただし優勝賞品は無しとする」ジャッジが言った。
私の名前はユミナ、弓使いとしてはなかなか腕が立つと自分では思っているわ。でも今日は武器は関係ないの、とにかくこのジャンケン大会で優勝したら
超レアアイテムが手に入るって言うじゃない?必ず手に入れてみせるわ!今までは作戦通りに勝負がついて決勝まではこれたのだけれど、さて決勝の相手は剣使いのケンジンらしいわ。スピードがうりの剣士らしいわ。観客がキャーキャー言っているところをみると、それなりにイケメンなのかしら?私だって応援してる男たちがたくさんいるのよ?
「うおおユミナちゃん可愛い♡結婚してくれー!」
「先に到着した、ユミナよ、ジャンケンの掛け声を言う先行後攻を決めるため、コイントスをするかね?それとも表裏を当てるほうにするかね?念のためいっておくが100円の100が大きく書いてある方が裏だぞ」
どうしようかしら、「表裏を当てる方にするわ」
ケンジンがコインを受け取る。「じゃあハズレたら俺から、ユミナが当てたらユミナから先攻な」
ケンジンは手を握り親指の爪先にコインをおき、ピーンとコインを空中に放つ。回転するコインが落ちてくるコインを右手の甲で受け止めつつ左手で覆いかぶす。残念、どちらでキャッチしたか見えなかったわ。ならばヤマカンで!「裏よ!」ケンジンが左手を開けると100の文字が見える。「よし、当たりね!私からよ」
「チョキ無しジャンケンポン!」私パー、ケンジン、パーあいこ!ケンジン「グー無しジャンケンポン」私チョキ、ケンジンチョキあいこ!私の掛け声「パー無しジャンケンポン」私グー、ケンジンもグー。どうやら私もケンジンも、ジャンケンで1個無しにしたら無しにした手に負ける手をだせば、勝ちか引き分けということを知っているようね!次のケンジンの掛け声、出す手で、勝敗がつくわ!お互い、グーチョキパー1枚ずつしか残ってないからね!
ケンジンが目をパチパチさせながら「俺は次チョキを出すぜ、最初はグー!ジャンケンポン!な!」
チョキを出すと言うのは嘘ね!男は嘘をつく時目をパチパチさせるものよ!浮気をうたがっている女が、男に対して「私の目を見て!」って詰め寄って男は目をパチパチさせて浮気がバレるのよ!
ケンジンの掛け声、「最初はグー!」ケンジンはグーを出す時に、ピクっと人差し指と中指を動かしたわ!決まりね!チョキは無い!ならば!私の出すべき手は1つよ!チョキに負ける手、パーよ!
「ジャンケンポン!」私は当然パー!ケンジンはパーかグーのはずよ!グー来い!
って、!?工エエェ(゚〇゚ ;)ェエエ工!?ケンジンの手はチョキ!?そんなバカな?
ジャッジ「ケンジンの勝ち!優勝はケンジン!おめでとう!」
ケンジンは言った「あぜんとしているな?ユミナ、お前は間違いなくこう考えたはずだ!俺は嘘をついている!なぜならば嘘をつくとき、目をパチパチさせるものだから、と。違うんだなぁ、甘いんだなぁ!
本当のことを言っていても目をパチパチすることはできるんだぜ?これが俺のちょっとしたスキル!ちょいスキルだ!」
「ぐ〜悔しい!ところで優勝賞品はなんだったのかしら?」
ジャッジは言った「ご苦労さまだったな、こうしてあいさつをするのは、はじめてだったな。はじめまして、私はこの街オネストの市長ワン。まずは2人に決勝に勝ち残った副賞として、スキルオーブメントを渡しておこう、これは、ギルドに加入できる証でもあるからな。常に胸に身につけておくがよい。これはスロットが3つ空いていてそこにスキル石をはめ込んで使うんだ。お主らのスキルレベルは今1だから、レベル1スキル石なら、スロット1個で装着できる!
レベル2スキル石なら、スロット2個で装着できる!
レベル3スキル石なら、スロット3個で装着できる!
細かい説明はスキル石屋できくのだな。
それから優勝賞品はこれだ!レアモノだぞ!」
ケンジンは言った「は?それ林永製菓のチュコボールピーナッツ味じゃねーか!何がレアなんだよ?
まあ一応もらっておくぜ、せっかくだから今食べるか。そういえばこれクジ付きなんだよな、キュロちゃんがいるかも?裏を見てねって、ぉぉおおこれは!金のキュロちゃん!!!なるほど確かにレアだな売れば2000円くらいにはなるもんな!」
ワン「売るなよ、これメーカーに特注するのにめちゃくちゃ金かかったんだからな!?お守り代わりに持っておけ!今日は疲れただろう?明日ギルドに行ってみると良い。まあ最初は初心者ダンジョンでランクSSを目指すといいだろう、ダンジョンは1人ではかなりキツイ、新入り冒険者はケンジンとユミナ、お主ら2人だけだ、パーティを組むことをオススメするぞ」
「俺はかまわないぜ!ユミナはどうなんだ?」
「私もOKよ。負けたままなんて嫌だもの!冒険の中で私の実力をみせてあげるわ!あ、ちょっと待ってねスキル石屋の開店時間は…と、朝の9時ね。ケンジン明日の朝9時にスキル石屋の前に集合でどうかしら?」彼は即答する「OK!それじゃあ明日からよろしくな!」
こうして、私(ユミナ)とケンジンのパーティは結成されたのよ!明日から初心者ダンジョンに挑むことになるはずよ!頑張ろうっと!

続く𝓉ℴ 𝒷ℯ 𝒸ℴ𝓃𝓉𝒾𝓃𝓊ℯ𝒹
↓続き2話目です スキル石屋さんでのお話です。この話のあと初心者ダンジョン(初冒険となります。)


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