【企画参加】本当は、ただそこにいてくれるだけで有難い
夫は不平・不満・愚痴・批判が多い。
私も昔不平愚痴が多めだったから、気持ちは分からなくはない。(と思う。)
しかし、ここ数年、自分なりに内省を繰り返し、自分が学びのために引き寄せたことで、全てのことは本当に有難いあり得ない奇跡の連続だと思うようになった。
そうすると、自然と不満愚痴も減り、毎日スッキリ心地よく過ごせる日が多くなりつつあるように思える。
が、しかし、その自分にとって心地よい世界は、時に少し酔いが過ぎる夫によって、一気に壊される。
夫は酔うとテレビニュースなどを見て、ありとあらゆることに対してケチをつける。
「日本はもう終わった。この国に未来はない」(←文句ばかり言っている暇があれは、おめーが世の中を変える努力をしろよ)
「この企業、ほんと、最低だな。日本の恥」(←中で働いている人の気も知らないで)
「この作家、ほんと才能ねぇ。二番煎じ」(←嫉妬してんじゃねーよ)
()カッコ内は全て私の心の声。
途中まで無になる!そう決意はしてはいる。
しかし、大演説が一時間を超えると(酔った夫はとにかくしつこい)私も途中から心の声が溢れかえり、ムキになって夫に心の声をぶちまける。
仕舞いには、夫からは「あんた、本当に他人に対して冷たいよね」とポツリ。
うわ〜ん、こんなハズじゃなかったのに。
不平不満愚痴批判の対象はいつも違うけど、大抵この繰り返し。
つくづくしんどいなと感じている。
最近ムカつく人、イライラする人がほとんどいなくなった今、今や夫は私に何かを気づかせて最大の釈迦に違いない。
ということで、今回、ららみぃたんさんの企画に参加させていただくにあたり、いくつか自分で仮説を立ててみた。
仮説①私が夫をジャッジしまくっている。
ネガティブなのってよくないよね、不平不満ばかり言うなら、自分が世の中変えてみろよ!!!(おー、これはものすごいジャッジ)
仮説②本当は私も内心めちゃくちゃネガティブで、不平不満だらけだから目の前の釈迦に先に言われて、自分の負をえぐりだされてイライラする。
仮説③私は常に明るい言葉に触れていないと溺れてしまうくらい弱い人間なので、ネガティブな言葉を聞くと、自分も溺れそうでイライラする。
仮説④昔に比べ過度な承認欲求減ったとはいえ、私が家族の愚痴や弱音を聞いても感謝されない。見返りがないことに対して、心広く聴く余裕がない。
仮説⑤昔から私は外面がよく、外では過度に良い人風を装い、家に帰るとぐったり。夫は私のそんな無理やりポジティブ、無理やり良い人をバランスさせるために、敢えてネガティブを演じてくれている。
などなど。
仮説①から⑤まで読んでみただけでも、なんて非道いやつなんだろう。私。そりゃ、夫も、「あんた、他人にほんと冷たいよね」って言いたくなるわな。自分で腹落ちする。
さて、ここからが本番。
夫は実は釈迦であり、私に何かを気づかせてくれているならば、仮説①から⑤は私に何を気づかせてくれているのだろう。
仮説①私が夫をジャッジしまくっている。
→まだまだ自分は無意識にいろんなジャッジを世間に対しても人に対しても下していて、自分のあるべき論、自分だけの正義を人に押し付けようとしていると自覚させてくれている。
仮説②本当は私も内心めちゃくちゃネガティブ
→自分の中に不平不満愚痴批判がなければ、全然反応しないのだと思う。無意識の中に、まだ不平不満愚痴批判の種はいつもあると自覚させてくれている。
仮説③私は常に明るい言葉に触れていないと溺れてしまうくらい弱い人間
→なるほど。だから、私は心が明るくなるような人の言葉とか本とか物語が好きなんだなと改めて自分の好きなことをなぜ好きか理由を知らせてくれている。
仮説④見返りを求めている
→マザーテレサはこうおっしゃっている。家に帰って家族を愛してあげてください。
めちゃくちゃ外面良くて家族をないがしろにしてたら、そりゃ不平不満もたまるよね。見返りがなければ、あんた家族は愛さないんかい?
仮説⑤過度なポジティブに対してニュートラルに戻るようにバランスをとってくれている
→そうかぁ。夫が負を引き受けてくださり、我が家をバランスさせてくれているのかも。
とまぁ、企画参加にあたり、これだけいろいろ考えることができた。
ららみぃたんさん、ありがとうございます。
だけど、よくよく思い返してみれば、結婚当初は悲惨だった。
タオルのかけ方から歯磨き粉のキャップ、お互いの親のこと、お互いの友人のこと、お互いのことまで、まるで喧嘩するために一瞬になったかというくらい、毎日喧嘩していた。
時に私は怒りに任せて自らのガラケーを叩き折り、夫はシンクに皿を叩きつけて、大量の皿を粉々にした。
あの頃から考えたら、随分とお互い丸くなったよね。
それにさ、お互い、自分たちみたいなこどもが産まれたら、きっと生きていくことがしんどくてしんどくて苦労する。
だったらこどもなんて産まない。少なくとも私はそう思っていたよ。
だけど、あなたとだから、一緒に子育てできると思えた。
こどもが欲しいと思った。
夫はお釈迦様であり、閻魔様である。そして、夫との暮らしは修行でもありご褒美でもある。
だけど、この広い地球の中でこの時代で巡り会えてただそこにいてくれる。
本当は、ただそこにいてくれるだけで有難い
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
ららみぃたんさん、素敵な企画をありがとうございました😊
募集期間は3月18日(土)23時59分までとのことです✨✨✨
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