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オススメの百合作品をたくさん投げたら丁寧な返答をもらった


おととい、こちらのツイートを見かけて私のオタク魂に火が点いてしまいました。私はべつに百合のオタクではありませんが、好きな作品を布教できる機会に飢えているので。

そうして思いつくかぎりの、自分の好きな百合作品または百合作品だということにして布教したい作品を書き出していったところ、漫画・小説・映画・TVアニメ・ゲームあわせて計11作品になりました。

これをGoogel Document 2ページ分にまとめて送りつけたら、なんと即日たいへん丁寧な返答をいただきました。神か?

最初の「ひゃくえん」(これも面白そう!)以外、すべて私の送ったものです。

半分くらいは既読/視聴済みということでしたが、既読・未読問わずひとつひとつの作品にコメントをもらえたのがめちゃくちゃ嬉しかったので、そちらを引用させていただきながら、再返答?をしていきます。

あ、あとそもそも自分が最初に送った布教文章もつけます。つまり、

私の布教文 → ねぎしそさんのコメント引用 → 私の再返答

という3段構造を11作品ぶん載せます。

ちなみに私の布教文ではいちいち以前自分の書いたnoteのリンクを貼っていました。11作品中、7作品がすでにnoteで言及・紹介・布教済みでした。これは、そもそも「好きな百合作品ほかにないかな〜」と自分の過去note一覧を見ながら考えていたので仕方ありません。こういうときにnoteを書いておくことの便利さが実感されます。


それではどうぞ



小説


①矢部嵩「[少女庭国]」

ハヤカワ百合SFフェアに入った作品なのですが、個人的にはこれを百合にくくられたくない気持ちと、どんな手を使ってでも一人でも多くの人に読んでほしい気持ちが両方あります。超ぶっとんだ怪作です。
(いちおう感想noteを書きましたがネタバレ有なのでとにかく作品を読んでほしい……)

読了済。この前早川の百合SFとして出されていて、SF要素に惹かれて購入した。思考実験系のSFで、自分が読んだなかでは、石川宗生の「吉田同名」「バス停夜想曲、あるいはロッタリー999」や岡崎弘明「ぎゅうぎゅう」などが近い気がする。
(中略)
なので、自分としてはこれをSFとして読んでおり、それはそれで非常に面白いなと思っていたのだが、「百合作品」として勧められたことを考えると、なるほど確かにそうだったかもと思い直す。
(後略)

※ねぎしそさんのコメントはこのように灰色の引用形で表示します

読了済みでしたか!ハヤカワSFフェアに入ったのを半ば憎んでいましたが、やはりフェアの影響は馬鹿にならないですね……

書いたとおり、私もこれを「百合作品」だとは思っていません。というか、思いたくないです。ただ「百合作品」というレッテルにかこつけて布教するチャンスを逃さずに行使しただけです。あれ、ハヤカワの担当者も私と同じような気持ちで百合SFフェアに本作を入れたのだろうか……途端に親近感というか、早川書房を肯定したくなってきたぞ。

>石川宗生「吉田同名」「バス停夜想曲、あるいはロッタリー999」岡崎弘明「ぎゅうぎゅう」

全部知らないので情報提供ありがたいです!!!チェックします。「思考実験系SF」なんてミニジャンルが作れるほど類似作があるんですね。

というか、私は本作をSFだともあんまり思っていません。SF……これSFなんですか?SF全然わからん。SFも百合も苦手じゃ……

「じゃあ何だよ」と言われれば、何なんだろう……幻想文学?というか、デスゲームものの亜種(の皮を被った奇書)というのがいちばんしっくり来ますね。まぁジャンルやラベリングにこだわるより、とにかく本作の読者を一人でも増やすことが大切です。

自分としてはSFみが強いが、改めて百合として序盤の関係を漁ってみるのもアリかなと考え直しました。助かります。

あえて言うなら、本作で百合要素がもっとも強いのは序盤ではなくラストだと思います。(まぁ「女性が複数人出てくれば全て百合」なら終始一貫百合ですが)

あと、ジェンダー論に接続したくなくてあんまり考えないようにしていましたが、「女子校生だけの庭国」にした必然性を考えるなら、当然ながら「女性同士では子孫を残せない」という非生産性は思い当たります。未来が断絶されているなかで持続的な文明を築くという矛盾を演出したかったのだろうか、とか思ったり。

ただ、やっぱり自分にとっては本書は過去noteに書いたとおり「デスゲームから始まる人類史」であり、そして「読むこと」あるいは「世界を手探りで知って開拓していくこと」を象徴的な次元から現実的な次元へと落とし込んだ、(メタ)フィクションであり現代社会の優れた分析("私たちはどう生きているか")だと思っています。

こちらの国内編2位のところでも本作について少し語っています。





②ミランダ・ジュライ「最初の悪い男」

人気女性作家による現代アメリカ文学。第9回Twitter文学賞1位(といっても界隈外のひとには凄さが伝わりにくい)
オタク向けでない、ガチの純文学的な""百合""を読みたいならこちら。
というか、「百合」につられて読みはじめたひとがどう狂わされるかを見てみたい。読み始めるととまらない、先が読めないタイプの名作です。

こちらの海外2位

初耳でした。メルカリで購入しました。

購入させてしまい申し訳ねぇ……。いや、『最初の悪い男』は名作なのでそれは良いのですが、「百合作品」として本書を読んだひとがどういう感想を抱くのかはちょっと想像するだけで恐ろしい。(でも一回「これ百合だよ」って本書を薦めるという夢が叶った。)
読み終わったら私を好きなだけ殴ってもらって構いません。





漫画


③雨がっぱ少女群「麻衣の虫ぐらし」

全2巻の百合×虫&農業モノ、傑作百合漫画です。
本編読み終わったら別冊の短編(電子限定)も必読です

読了済み。別冊電子版も読んでいます。
この漫画について、あまりに良すぎて記事にしていたと思っていたのだが、書いていなかったので明日あたり書こうと思います。すごくいいですよね、これ。簡単にいってしまえば、働き者の農家レズビアンとぐーたら無職のノンケ女とのおねロリの漫画なのですが、それ以上に画力が高いし、虫と農業への知識が半端ないし、読み物として面白い。自分もお気に入りの作品です。

既読でしたか!お目が高い……さすが百合オタクだ……
いやもう、仰るとおりです。あまりに良すぎる。単体記事たのしみにしてます!

これは完全に余談ですが、作者の雨がっぱ少女群さんが伝説の成人向け漫画家だと知って過去作を少し購入してみたところ、ガチのロリコン漫画でビビりました。それを読んで初めて、自分はロリコンではなかったのだと気付かされました。



④ 博「明日ちゃんのセーラー服」

女子中学生モノ。田舎育ちの主人公がクラスメイトを一人ひとり落としていく&みんなから愛される。総愛され&総愛し……「全員が全員を好きになる」というわけのわからない博愛の境地に達してる神作品。絵がうますぎる。

知りませんでした。メルカリとアマゾンの合わせ技で購入しました。5と6巻はちゃんと新品のを買いました。

やった!!!これを布教できたのが正直いちばん嬉しいかもしれない。

ただ、薦めておいて今さらですが、これって百合なのか……?というか、私はとりあえず女子キャラが親しくしていれば、恋愛のレの字も無くてもまぁ百合でいいか、という思考で今回リストに入れました。(注:普段から私が百合を広い意味でとらえているというわけではなく、あくまで今回少しでも多く布教するために百合ラインを限界まで恣意的に下げただけです)

まぁ、女の子同士でキャッキャウフフしているのは確かです。百合だろうが百合でなかろうが(私には正直どうでもいいが)『明日ちゃんとセーラー服』は大傑作なので。

ちなみに、作者の博さんの過去作『アクアリウム』(きららキャット連載)と『ゆめくり』も今年読んだので、いつか博さんについての作家論を書きたいという想いだけがずっとあります。有言不実行




⑤三上小又「ゆゆ式」

もはや言うまでもない日常漫画の金字塔

アニメしか見たことがないんですよね。ふわりPのOP「せーのっ!」がやたらと高評価な印象ですが、アニメ自体は、実際ギャグの文脈がかなりハイレベルなもので、完全にあの作品を理解しているかと言われると怪しいし、多分していない。
漫画だとまた違った印象になるのだろうか。確かに百合要素もあったのだが、自分としては「難解」というイメージが強かった。ゆゆ式の百合について考えてみたい。

たしかに「難解」というのは間違ってないと思います。べつにねぎしそさんの理解力が無いわけではなく。ただ、そもそもゆゆ式をギャグ漫画として読むのが間違いなのかもしれない、とは思います。「ギャグ」とは、読者を笑わすために作為的に構成された作品のことですよね。これは知り合いからの受け売りですが、ゆゆ式は私たち読者を笑わそうとしていない。『ゆゆ式』の登場人物──ゆずこ、唯、ゆかり──たちがただ笑って楽しんでいるだけ

面白さが「こちら」を向いていない(ように思える)んですよね。作品世界の中で閉じている。ある意味で究極の内輪ネタ漫画。だから「日常漫画の金字塔」なんです。他の日常系と言われる作品は、その脚本・構成からしてキレイにまとまっているし、笑いどころも泣きどころも意図されている。でも、それって私たちが生きるリアルな日常ではないですよね。ゆゆ式だけが、真の日常系だと思っています。(もちろん、「キレイにまとまった」日常系漫画にはそれぞれ別の良さがあります)

だから、「難解」というか、そもそも私たち読者は彼女らのやり取りを理解する必要はないんだと思っています。というか、原理的に理解することはできない。私たちは彼女らではないのだから。

ゆゆ式の面白さは、笑いどころを探したり、会話の内容を理解しようと努めるのではなく、あくまで彼女らの間だけで閉じて成立しているやり取りから醸成される〈ゆゆ式〉という雰囲気を、彼女らの日常が日常であることを、部外者として甘受することにあると思います。

完全なる内輪なのに、部外者である読者が楽しめるって異様だと思うんですよ。明らかに何かがおかしい。でも、ゆゆ式はそんな異様な作品なんです。今風に言えば、「キャラの実在性が高い」あるいは「キャラの解像度が高い」でしょうか。日常というリアル(無作為)と、フィクション(作為)のあわいを軽やかに飛び越える稀有な作品です。



⑥ 志村貴子作品

「青い花」の他にも最近劇場アニメ化された「どうにかなる日々」や、「淡島百景」など、漫画史に残る傑作がたくさんある。かくいう私もしっかり語れるほど読み込めていないので、研究を重ねたい。この沼はおそろしく深い。

アニメ「放浪息子」しか知らないんですよ。いつかは追いたいと思いながらも、どこから手をつけるべきか悩んでいたらこんな事になってしまいました。

『青い花』未読なのは意外でした。ならば青い花から入るのがいいのではないでしょうか。・・・・というものの、実は青い花はそんなに評価していません。『放浪息子』のほうがよほど傑作だと思います。

ただ、百合というと・・・『淡島百景』を激推ししたいのですが、まだ完結していない(新刊ペースがめっちゃ遅い)のだけが難点です。(既刊3巻。)オムニバス『どうにかなる日々』に百合の話はありますが、個人的に良いと思うのは男女間の話でした。

あと現在連載中の『おとなになっても』はタイトル通り大人百合です。未読ですが




映画

⑦岩井俊二「花とアリス殺人事件」

アニメ映画。ロトスコープというモーションキャプチャ的な手法で撮られためちゃくちゃ良質な雰囲気百合。

自分はこれで岩井監督にハマり、後日譚(かつ前作)である実写映画「花とアリス」などを見漁りました。

視聴済み。感想は以前書いたことがあるので、当時の自分を信じて、そのまま持ってきました。
(感想文引用略)
いま読み返すと、百合について全然触れていなくて笑ってしまったのだが、いま内容を思い返しても、個人的には百合ではないような気がする。が、最近自分のなかでできあがりつつある「社会的に弱くあることを求められている人たちが、刃向かうための絆(が百合である)」という概念を持って考えてみると、百合に該当するような気もする。当時は、多分神聖みに欠ける気がしていたのと、ちょっと切実さが足りないんじゃないのとか思っていたのだと思うが、なんか百合な気がしてきたな。わからなくなってきた。

これも視聴済みでしたか!いちおうねぎしそさんの過去のツイートを「花とアリス」とかで検索して引っかからなかったので入れました。(たしか岩井俊二監督には言及していた)

アリスの性格や言動があまり好みではなかったようですね。私は全く気になりませんでしたが、でも確かに、コンテンツを消費していて、どうしてもコイツは受け付けられない、みたいなキャラが時々出てくる感覚は分かります。

個人的にはアリスの行動はポンコツというか、しょうもなさの演出に一役買っていて、その「しょうもなさ」が本作の持つ優れたリアリティに貢献していると考えています。(詳しくはnoteに書いた)

>個人的に百合かどうかと言われると、百合じゃないような気がする。これは友情ですかね。なんとなくそんな気がする。

ということは、ねぎしそさん的には「百合≠友情」なんですね。私もアリスと花の間にあるのは奇妙な友情関係だと思います。花がガッツリ男子を好きになっているし。ただ、私は雰囲気の次元で本作に百合性を見出しています。料金性パーキングで踊ったり、車の下で一夜を明かすあの雰囲気……最高だと思いませんか?ああいう一夜に人生の機微が詰まっているのだと思います。しらんけど

>「社会的に弱くあることを求められている人たちが、刃向かうための絆(が百合である)」という概念

私は百合に限らず議論に社会性をあまり持ち込みたくない派ですが、でもジェンダー論的に真面目に向き合うとしたらこうした観点は重要なのだろうなぁとは思います。

>当時は、多分神聖みに欠ける気がしていたのと、ちょっと切実さが足りないんじゃないのとか思っていたのだと思うが、なんか百合な気がしてきたな。

ここでいう「神聖みに欠ける」「切実さが足りない」が、さきほどの「しょうもなさ」とほぼ同義だと思います。百合かどうかは知りません。




⑧岩井俊二「リップヴァンウィンクルの花嫁」

実写映画。大人同士の重く美しい百合。
前半は微妙だったが、後半で「やられた〜〜」となった。

見てないです。確かこの前誰かにも勧められた気がする。見ます。

こっちは未視聴なの意外でした。ぜひ観てください。

これも花アリ殺人事件のしょうもなさとはまた違った「陳腐さ」があり、それを脚本上で「ポップさ」そして「重さ」と絡めて巧みに使いこなしている作品です。



⑨長井龍雪「空の青さを知る人よ」

アニメ映画。男女恋愛モノかと思いきや家族愛姉妹百合。

まさにコメントに書かれている通り、完全に青春男女恋愛ものだと思っていたので、映画に行ってまで見るものじゃねーなと思ってガン無視していたのですが、姉妹百合なんですか? 信じます。今度見ます。

あ〜めっちゃ嬉しいです。薦めて良かった。姉妹百合というか、姉妹愛です。それもまた、ストーリー上で男女間恋愛と対比するのが非常に鮮やかなんですよ。さすが俺たちのマリー。傑作です。信じてください。

ちなみに岡田麿里最新作『泣きたい私は猫をかぶる』は駄作なので観なくていいです。百合成分1%くらいありますが。(過去回想での小学生友情百合)






⑩ 山田尚子 「リズと青い鳥」

アニメ映画。もはや言うまでもない百合映画の金字塔
TVシリーズ「響け!ユーフォニアム」を観ていなくてもぜんぜんOK

視聴済み。自分もこれは百合映画の金字塔だと思います。空気が良すぎる。(後略)

これは観ていないはずがないと思いながらダメ元で送りました。まぁ観てますよね。みんな大好きリズ鳥

実は本作に言及するの初めてなんですが、私にとってリズ鳥は「演出の暴力」に尽きます。マジで演出の暴力。いちいち演出が強すぎて、映画館で2時間ひたすら山田尚子に殴られ続けた、というのが感想です。だからもう二度と観たくないんですよ。あんなのもう一回みたら死んじゃう。本作を何回も観ているひとはもれなく真性のマゾヒストだと断言します。

ただ、私はべつにリズ鳥を観てもねぎしそさんのようにのぞみぞに狂わされてはいないので、やっぱり自分は百合オタクではないんだな、と感じます。というか……キャラの心情や関係性を考察することにあんまり興味がないのかな。なんで成人してまで小学校の国語の文章題みたいなことやらなきゃいけないんだ、みたいなことを思っ・・・てはいません。今考えました。私もプロセカキャラの関係性についてガッツリ書いてますし。

とにかく、私にとってリズ鳥はとにかく先鋭的過ぎる演出の奔流によって〈魔界〉とすら呼びたくなる異様な空間──校舎、あるいは箱庭──を創り上げ、それによってたった2人のミクロな関係を表現しきった点で、最高の百合映画です。





PCゲーム

⑪「マルコと銀河竜」

異種間捕食関係バディ百合。短めのシナリオだが、1,000枚超えのCG・スチル&数分間に渡るガチのアニメーションパートがある、ノベルゲームの常識を覆す作品。
百合としてもメイン2人の関係性に絞ってかなり良質な物語が描かれている。
日本版だけ値段が高い点だけ注意

 公式実況プレイ めちゃくちゃ面白い

友達がやってました。ギャルゲーとは思えないようなアニメーションとCGがすごくて、側で見ていて「へー」となりましたが、あれって百合だったんですね。友人に貸してもらおうと思います。

恵まれた友人環境だ……。基本は若干ぶっ飛んだドタバタギャグコメディですが、終盤で一気に巨大感情百合になります。ただ、すごく中身はシンプルなので、リズ鳥のような大傑作を期待すると肩透かしを食らうかも。ストーリーは普通に良作って感じです。10時間前後で終わるのでぜひ。




以上、11作品のオススメ百合作品でした。


最後に自分語りをします。(これまでも自分語りですが)

百合作品と称して11作も投げましたが、わたしは1年くらい前から「百合」という概念について疑いを抱くようになっています。

ある2人のキャラクターの関係に魅力を感じるときに、その2人に「百合」というレッテルを貼ってしまっていいのかと不安になるのです。その2人は、固有のその2人だからこそ良いのであって、べつに2人が女性だから魅力を感じているわけではない。「百合」という言葉を使うことで、彼女らを性別でしか見ていないかのように少しでも自分を疑ってしまうことに耐えられない。

しかし、このような私の意見は「正しくない」とも思います。

べつに「百合」という言葉を使ったからと言って、女性性だけをキャラクターから見出しているわけではないでしょう。そう不安になってしまうのは、他ならぬ私自信がそうしたインコレクトな価値観を持っているからだ。キャラを性別でしか見れていないのは私なのかもしれません。

あらゆるジャンル・タグ(レッテル!)は、対象をその属性だけで見る作用があるのではなく、むしろ「それもひとつの属性に過ぎない」と属性を相対化することに価値があるのではないか。こうした考えでは「百合」だって積極的に使っていったほうがよい。もちろん、その他の多くのレッテルと一緒に。

と、「自分の感慨を自分で否定するムーブ」を一通りやりましたが、もちろんこのムーブは再帰的です。否定したものを更に否定することだって可能。何度でも繰り返せます。だから永久に結論が出ないのが常です。今でもグルグルと悩み続けています。(いい加減悩むのにも飽きたので、フェミニズムについて勉強を始めようとしています。有言不実行)


□  □  □  □  □



ねぎしそさん、本当にありがとうございました。推しの布教に成功したときほどオタクにとって幸せな瞬間はないので……

(鑑賞後の感想も気長に待っていますが、他人の行動を強制したり負担になることは本意でないため、読まれなくてもぜんぜん気にしません。布教は自己満足。投げた時点で99%くらいは気持ちが充足しているので。)




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