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【映画感想】 『薄暮』 『ONE PIECE STAMPEDE』 『夏へのトンネル、さよならの出口』 【ラジオ更新】





友人とふたりで1つの映画を観て語り合うYouTubeラジオの更新のお知らせです。

今回は3週分を一気に紹介します。どれもここ数年のアニメ映画回です。


・薄暮

まずは、山本寛監督のオリジナルアニメ映画『薄暮』(2019)の回。

ラジオ中で「著名人コメント」のページが面白いと言及している公式サイト↑

福島県いわき市の風景・日常を主題としたささやかな青春モノでした。ラジオでは、作画や美術についてツッコんで話したり、男性作家が(アニメの)女性キャラの「生理」に言及して描くときの手つきの上手い/下手を判定する基準はなにか、等の話題で盛り上がりました。



・ONE PIECE STAMPEDE

続いては、『ONE PIECE STAMPEDE』(2019)です。こないだ『ONE PIECE FILM RED』(2022)の感想回をやりましたが、その1つ前のワンピ劇場版がこちら。

コメント欄で早くも「『RED』に対する懐古厨/逆張り(?)としての『STAMPEDE』推し」勢力があらわれててアツい……大海賊時代はこうでなくっちゃ!

言っておくと、『STAMPEDE』収録回はこのラジオのなかでも異色の回となりました。

まず、いつもは1本の映画を決めてそれをふたりが見て感想を話す──という流れですが、今回はひとり(相方)が個人的に『STAMPEDE』を観て絶賛していて、それをみたもうひとり(自分)が興味を惹かれて観たもののクソつまらなかったため、絶賛派と酷評派でバチバチにやり合おうという魂胆でラジオ収録することを(あとから)決めました。

しかし、Filmarksに投稿しているわたしの酷評感想を相方があらかじめ読んでしまったため(そしてその感想が「ぜんぜんピンとこなかった」ため)に、収録開始時点で相方の喋るモチベがゼロになり、なんともビミョ〜な雰囲気で始まりました。

その後は相方の「どこが良かったのか」解説を丁寧に拝聴するパートでなんとか持ち直しましたが(クソ長いです)、終盤には再び、ふたりの間の《溝》が表面化してやや険悪というか悪い雰囲気のまま終わる……という意味で異色回です。これでも編集によって誤魔化していて、じっさいはもっと嫌なムードが流れていました。それをあとから自分で聞き返すとめっちゃ爆笑できて面白かったです。(こいつらwww 雰囲気悪くなってやんのwww ウケるwwww 子供の喧嘩かよwwwww)

※ただ1つ注意しておきたいのは、決して「絶賛と酷評で意見が対立したからピリピリした」わけではありません。「意見が割れたほうが感想会は面白い」というわたしの最初の見立て自体が誤っていたわけではなく、わたしの誤算は「感想会/ラジオ収録の前に相方がわたしの感想をテキストで読んでしまっていた(ことを予測できなかった)」ことです。どうやら同じ話(しかも意味不明な話)を再び聞かされても一切聴く気にならないタイプの人間なようで、このためにヘンなことになってしまったのでした。

ただ、これはこれで貴重な「失敗」回になったので良かったです。

というわけで、ピリピリした険悪な雰囲気の会話フェチにはぜひ聴いてほしいです。



・夏へのトンネル、さよならの出口

先日、わたしが感想noteを投稿した、公開中のアニメ映画『夏へのトンネル、さよならの出口』のラジオ収録もしました。新作映画回の第3弾です。(シンウルトラマン、FILM RED、夏トン)

『STAMPEDE』とは対照的に、こちらはキレイに解釈が割れて、かつ盛り上がった回になったと思います。

ラノベ原作の高校生男女の恋愛モノなのに、前半はほとんどヒロインに言及せず、ひたすら主人公の男子とその妹と父親の話で白熱したのが我ながら面白かったです。なんとしても恋愛劇に持っていかずにさっさと問題を解決して映画を終わらせようとする相方にはウケました。みんな都合の良いラブストーリーなんて求めてないんや……





〜back number〜

# 1(41分):『劇場版 BLEACH MEMORIES OF NOBODY』(2006)
# 2(77分):『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』(2005)
# 3(58分):『シン・ウルトラマン』(2022)
# 4(36分):『鳥』(1963)
# 5(95分):『ずっと前から好きでした。〜告白実行委員会〜』『好きになるその瞬間を。〜告白実行委員会〜』(2016)
# 6(47分):『うる星やつら オンリー・ユー』(1983)『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(1984)
# 7(33分):『セッション』(2014)
# 8(55分):『ファニーゲーム』(1997)
# 9(66分):『キミだけにモテたいんだ。』(2019)
# 10(70分):『楢山節考』(1958)
# 11(109分):『ONE PIECE FILM RED』(2022)
# 12(81分):『バクマン。』(2015)
# 13(73分):『はちどり』(2018)
# 14(96分):『薄暮』(2019)
# 15(131分):『ONE PIECE STAMPEDE』(2019)
# 16(99分):『夏へのトンネル、さよならの出口』(2022)



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