数字の変な世界
皆さんは数字の反対側を見たことがありますか?
店に書いてある数字をそのまま鵜呑みにしてしまうとだまされるかもしれません。
あなたは恋をしており告白するか迷っています。そんな時占いの館があり、館の中に入りました。そこには占い師が2人たっており、Aの占い師は60%の確率で当たり、料金は2000円。Bの占い師は30%で当たり、料金は800円である。どちらの占い師に頼めば確率,料金ともに得するでしょう?
はい、どうでしょうか。実はこれBを選ぶのが正しいのです。
確率とか料金とかを割り算したり掛け算したりした方、お疲れ様です。全くする必要はありません。Bの当たる確率は30%ということは外れる確率は70%であるのでBの言った事と逆の事をしたらいいのです。
実は人間の「見た数字を鵜呑みにしてしまう性格」は経済でも生かされています。
例えばノンアルコールビール(以下ノンアル)。
ノンアルにはアルコール度数が掲載されています
ALC. 0.00%という文字をよく覚えていてください。これの逆がこちら↓
どうでしょう。どちらも嘘はついていないのですが、水分99.9%と書かれたビールは「薄そう」「水なの?」といったマイナスなイメージが出てきてしまうのではないでしょうか。
病院の手術も同じです。
Aの医師から手術の成功率は80%ですと言われ、Bの医師から手術の失敗率は20%ですと言われたとしましょう。あなたはどちらの医師に手術をお願いしますか?
どちらの医師を選んでも成功率は同じということが分かっていても、Aの医師を選びたくなりませんか?
当たり前じゃんと思うかもしれませんが、深く観察してみると世の中にある経済は、もっと面白く感じれますよ!
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