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【出雲大社】結婚式レポート

2022年10月、出雲大社の神楽殿で結婚式を挙げました。東京在住ですが、はるばる飛行機に乗って結婚式をしました。(祖父の出身が出雲市で、戸籍が出雲にあるのが由縁)

前提に決めていたことは3つです。

  • 披露宴は行わない(食事会のみ)

  • 本当に美味しいレストランでの食事をおもてなしにしたい(心からおすすめできるお店でなければ、遠方までお呼びしながらおもてなしの場をつくるのが難しいので友人は呼ばず、親族だけで挙式にする)

  • 結婚式が目的だけど、シンプルに旅行として楽しみたい

以上で衣装(白無垢・色打掛)やカメラマンの手配、レストラン会場決め、宿泊先、お手土産の選定などなど、すべて自分たちで手配しました。

いろいろ調べて実施をしたので今後出雲大社で結婚式を検討してる方のご参考になれば幸いです!

※ざっくり1日の流れ
7:30(支度開始)→10:30 出雲大社内撮影→12:00 挙式(和装)→14:00 レストラン会食(ドレス)→ 16:30 解散 (帰る or 宿泊先チェックイン)→17:00 浜辺で撮影(夫婦のみ)→ 20:00 コンドミニアム一棟貸切で2次会

□出雲大社 婚姻予約

式場選び

出雲大社には2ヶ所の挙式会場があります。ひとつは「千家家(せんげけ)の神楽殿
もうひとつは出雲大社境内に隣接する「北島家(きたじまけ)の北島国造館」です。

  • 神楽殿
    有名な大注連縄(大きなしめ縄)がある
    華やかさがあり観光スポットとして有名なので県外からお客様を招く場合はわかりやすい

  • 北島国造館
    庭園が美しく、落ち着いた雰囲気。大人の気品を感じます。県内の方は北島さんを選ぶ方も多いと聞きました。

予約方法

①電話で予約→②案内状が届く→③初穂料(5万円〜)と申込書を出雲大社の結婚式場に提出【完了】

電話予約について:
指定の予約開始日から1年分の予約受付が始まります。
※2021年の場合は8/1から予約開始でした。
※サイトには明記されないため電話で確認が必要です。

8/1朝イチから何度電話しても話中で全く繋がらず…
結婚式場の番号ではなく、代表電話にかけたところサクッと結婚式担当に繋いでくれたので裏ワザです(笑)

また10月の挙式を選んだ理由は神無月(かんなづき)は出雲に神様が集まるので、出雲では神在月と呼ばれ、神在祭が催されるからです。

しかし予約してから気づきましたが、旧暦でカウントするため2022年の神在月は11月でした(笑)また神在祭の間は挙式を受け付けてない日もありました。

大安の日や人気の時間帯(12:00頃)は早めに予約が埋まるので予約開始日の朝に電話することをおすすめします!

□和装レンタル

90歳過ぎたお婆ちゃんがひとりで切り盛りしているふくしま衣裳店さん。子ども好きで本当に優しい方でした。訪問するとヨーグルトドリンクとクッキーを出していただいて、温かい気持ちになりました。

そんな人の良さからか、衣装貸し出しも破格のプラン。
白無垢をレンタルすると、なんと色打掛は好きなだけ、何着着てもok

電話で問い合わせた際、あまりの良心設定に驚き、どんなお着物なのか逆に不安…と思っていたのですが、昔から大切にコレクションされたのだろうなと思われる素敵な品々でした。

実は出雲大社 千家家の着付けを長年ご担当されてきたそうです。千家さんでの挙式を予定していたのでご縁を感じます。

何着も選んだのですが、撮影時間の兼ね合いで2着までしぼりました。(選んで選んで、それでも着たいものが5着もあり夫に呆れられました)

棚いっぱいの色打掛
好きなものをお選びください〜と棚いっぱいの色打掛

ふくしま衣裳店
0853-53-4465

ヘアメイクもふくしまさんの方でお手配いただきました。


事前にLINEで着付けにかかる時間やヘアスタイルイメージもご相談できて遠方からでも安心でした!

かつらも洋髪もどちらもしてみたいから悩む…と相談したら両方しましょう!と言っていただきびっくり。サッと付け替えるだけなので綿帽子と角隠し、どちらもつけてみますか?とご提案までいただき、本当に手際良くまとめてくださいました。ありがとうございました!

□カメラマンの選定

出雲大社内では神社から指定された業者のみ撮影許可がおります。
そのため境内での結婚式は出雲大社指定の業者から選び、その後の撮影はフリーランスのカメラマンの方に依頼しました。

出雲大社内

以下3社が指定の専属写真館です。

八重垣写真館

独立軒写真館

東伯館写真場

3社回りましたが、八重垣写真館にお願いしました。

①出雲大社の目の前にある立地の良さ
(色打掛の着替えを写真館の中で行える)

②写真はデータでもらえればよく、アルバムは最低限(見開きのようなもの)で十分だと考えており、1番安かったから。

上記の理由で選びましたが写真自体ももちろん大満足でした。

出雲大社のすぐ目の前が八重垣写真館でした

挙式後の写真

Instagram経由で島根でフォトグラファーをしている方を探して直接ご連絡をとりました。

レストランでの会食の様子、それから最後に浜辺で撮影してもらいました。
レストラン会食の時間が予定よりも押してしまい、夜になる前にバタバタと撮影。臨機応変にご対応いただきました!

レストランの目の前は浜辺でした!

□レストランの予約

1番のこだわりポイントはレストラン選びでした。食べることが好きだ!という共通点で意気投合し付き合い始めたくらいお互いに美味しいものへ余念なしです。(Googleマップに行きたい店で保存した数は2000店もあります。)

そんなわたしたちが大満足だったレストランがこちら。

マーレドラート

シェフはイタリアにいらっしゃったあと、皇族の料理人を約25年されていたそうで、様々なシーンでお料理をされているからこそ、趣向にこったお料理とまつわるお話を楽しみながら食事をいただけます。

お店に入ると一面オーシャンビューの景色。そしてアンティークの家具に食器とこだわりが詰まっていて夢のような空間。
なにより、お料理がかなり美味しいです。

事前に引き出物をレストラン宛に配送させてもらったり前日に席札をお渡ししたりと準備にも快くご協力いただき大変ありがたかったです。

□引き出物、引き菓子

どちらも出雲で作られたもので揃えたいと思い以下にしました。

引き出物

出西窯
日常使いができる美しい器「実用的な【用の美】が息づく器」を目指されている道具としての本来の姿に根ざした美しさに惹かれて決めました。

結婚式を終え、家に帰ると手書きのお手紙&お気持ちですと小皿の入った小包が届きました。

丁寧な心遣いにとてもびっくりしてすぐにお礼の電話をしました。今でもその小皿を使うと結婚式の思い出がよみがえり、温かい気持ちになります。

引き菓子

島根の老舗の銘菓、三英堂さんのお菓子にしました。

本来日持ちするお菓子の方が適していると思いますが、今回は限られた方々にお配りするもので、また近くで宿を取られている方も多かったのでお茶菓子として食べられて見た目も美しく季節感のある四ヶ村という白椿の花の生菓子にしました。

□宿泊先

月夜のうさぎ
白無垢・色打掛をレンタルしたふくしまさんのすぐお隣。朝ごはんを宿で食べてそのまますぐにお隣で着付けができたのでよかったです。

またバイキングのレベルが高く、結婚式までダイエットしていたにも関わらず、結婚式前夜にたくさん食べてしまったのも思い出です。

お風呂は貸切風呂が充実しておりファミリー利用にとてもオススメです。

竹野屋旅館

長楽園
出雲から少し離れて旅行がてら、一泊しました。大きな大浴場がありプールのようなお風呂が圧巻でした。


結婚式の準備で大変だった事をきくと、何度も式場に足を運んでプランナーさんと打ち合わせをすることが実は1番大変だったとよく聞きます。

選択肢がないからこそ、自分で調べる大変さはありますが、やるもやらないも自分たちで決められる自由さはストレスフリーです。

また自分で連絡をとって調整するからこそ、お店の方々の温かさ、人柄にふれてより思い出深いものになりました。

出雲大社の結婚式について調べてもあまり情報がなく、とにかく電話をかけまくった私。
今後挙式を予定される方の参考になれば幸いです。

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