マガジンのカバー画像

💗*愛詩*💗

229
私の詩は、ほぼノンフィクションの感情そのまま。 経験しないと出ない想いを綴っています。 だから、私にとって詩は短いドラマ。 愛する誰かへの短いラブレターなのです。
運営しているクリエイター

2021年8月の記事一覧

―深層思考―

―深層思考―

感情は匂いたつ.

いい香りばかりとはいえない.

ガラクタの中でうまれた心.

私は私をガレキの詩人とよぶ.

オブラートに包みきれない.

日々の昂りを.

マグマのごとき熱をもち.

文字に綴って命を吹込む.

エネルギーは生者の顕.

されど生けるエネルギーは.

時に悪戯に.

無の物にうつり.

遮る意思等ないからこそ.

浸透も憚らず.

故に..

生ほどに強大なエネルギーを宿す.

もっとみる
―人―

―人―

人は誰も.

ゆるして生きている事を忘れないで.

ゆるされて生きている事を忘れないで.

大きな成功を祝福されて.

小さな成功を祝福されて.

大きな失敗をゆるされて.

小さな失敗をゆるされて.

傷ついたことを胸にとめて.

傷つけたことも胸にとめて.

忘れないことが知恵になり.

経験をしてまたいかせばいい.

情報や本.

勉強でえる知識は.

なぞるだけで.

頭には残っても.

もっとみる
―無題―

―無題―

いい、悪い.

経緯は経緯.

事実は事実とさておいて.

私は想像する..

息つき果てる地が.

自国ではない.

見知らぬ人の中.

大きな不安に囲まれて..

想像してみる.

私は想像する.

心細く弱ってゆく.

体内をかけめぐる血流も.

力無くか細く…

国別に庇いあいながら.

平和をと謳うその口先は.

いっそとじるか.

はたまた..どうせなら.

何処其処関係なく.

人は

もっとみる

―泣き女のBlues―

淋しいと愛しいが重なった.

その瞬間.

拗らせた恋が.

幾度も幾度も.

もつれたり ほどけたりを繰り返し.

干上がりそうな泪と裏腹に.

愛しい想いの水嵩が増す.

無い物ねだらず.

無い袖をふる.

拗らせすぎた恋の.

溜まりたまった想いの嵩に溺れても.

あなたと私.

一生の束の間に.

重なり刻んだ時の事実は.

今より…もっと先..

爽やかに優しく包む.

そんな薬となる

もっとみる
―答え合わせ―

―答え合わせ―

きっと途中で息切れをして.

この険しく続く坂道の途中.

君を置き去りにしてしまいそう.

見えない未来を.

不確定な不安で黒く塗り潰す.

こんな僕を弱いと.

はね除けられるのは君だけなんだ.

また僕は.

君次第と答えを委ねる.

言わないけどただ..

僕の真実は.

心だけなら強く.

君だけが愛しくて..

―この一生を一度きりとして―

―この一生を一度きりとして―

無か有か.

ならば迷わず無を選ぶ.

無理につくりあげたとしても.

歪みもまたうまれるのなら.

躊躇いもなく無になろう.

深く長く 決別の吐息.

さあ.

優しい地獄で.

塵も残さず燃え尽きて.

この一生を無にかえそう.

愛した人の記憶さえ.

一欠片も残さずに..