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走る中で見えてきたこと。


レールを自分で作りたい

せっかくなので、創業ストーリーをもう少し深く書いていこうと思う。
僕は今、北海道大学医学部4年の25歳。
そこそこいい歳になってきた。

高校の同期は、社会人3年目。
この前、久々に会った時に、いろいろ話した。
みんな会社の中で頑張っている感じだった。

でも、話を聞いていると、もし自分がその立場に置かれた時に、果たして僕は誰のために生きているんだろうと思ってしまうなと感じた。

その時から僕は、自分で仕事を創る生き方をしようと決めた。
そして、自分が届けたい価値や解決したい課題に自分の時間を捧げようと決めた。
だれかが敷いたレールの上を走るのではなく、レール自体を自分で作りたい。
そう強く思った。


突出した能力はない。

だけど、自分には突出した能力があるわけではなかった。
「医学生で会社をやっている」
と書くと、さもすごいやつのように聞こえる。

でも実際はすごくはない。
大学での成績も後ろから数えた方がはやいし、会社として実績をあげている僕より若い人なんでごまんといる。

プログラミングができるわけでもないし、ロボットを作れるわけでもない。
唯一すごいかなと自分で思えるのは、無限に働けることくらいだろうか。

だから、なんのレールをひこうか、めちゃくちゃ迷った。
実は、今やっている世界一やさしいチョコレートandewにたどり着くまでに、2回事業を潰している。

そして、ある時に友達に言われた。

「背伸びしてかっこいいことをしようとしなくてもいい。今、目の前にある小さな課題でもできることを解決すれば、いつか必ず大きくなる。」

そう、このタイミングだった。
僕が表皮水疱症の患者さんの食事の問題を解決しようと決めたのは。


1年間一緒に活動してきた患者さんたち

僕が表皮水疱症と出会ったのは、北大に入学して1年目の夏だった。
北大病院の皮膚科の先生を尋ねたときに、病気ことと患者会のことを教えてもらった。
そして患者会の本部が札幌にあったことも僕にとって大きな幸運であった。

そして、北大病院内のタリーズで患者会の代表の宮本さんとお話をした。

そして、患者会の運営をお手伝いすることに。
この患者会のホームページは僕が管理している。

患者会の総会にも2回参加させてもらった。

教科書で病気を見ている僕にとっては、刺激的な時間だった。
病気を治すことももちろん重要なのだが、ここにいる患者さんたちが病気とどう向き合い、付き合っていくのか。

そこをサポートしていくことにも大きな意義があるし、世の中の大多数の人がそこに気づけていないのであれば、医学生の僕がやろうと。

そこから僕の試行錯誤が始まる。


何事もきっかけ。目の前の事実に気付けるかどうか

最後はこれだろう。
なにか、きっかけはないか。と探している人は多いだろう。
僕も以前はそうだった。

でも、きっかけは意外と目の前に落ちているもの。

「背伸びしてかっこいいことをしようとしなくてもいい。今、目の前にある小さな課題でもできることを解決すれば、いつか必ず大きくなる。」

僕も最初は見えていなかった。
でもこの友達の言葉があったから、僕は気づくことができた。

そして、andewができた。

自然な会話の中での言葉だったので、聞き逃してしまう可能性もあったかもしれない。
しかし、そこをしっかりと受けた止めた当時の僕を今でも褒めてあげたい。

変わるか変わらないかは、紙一重。


最後に、表皮水疱症の患者会の代表の宮本さんがnoteをやっているのでシェアします。

僕が、andewを届けたい人たちは、こういった症状を持った人たちなのです。





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