見出し画像

sierの仕事とは?


sierとは

sierはお客様の要望に応じて、ソフトウェアの設計や運用、コンサルティングなど様々な仕事(si=System Integration(システムインテグレーション))をする職業です。sier企業のことをSystem Integrator(システムインテグレーター)または縮めてsier(エスアイヤー)
と呼ぶそうです。

今回は私の仕事であるsierの仕事内容についてまとめておきます。
ある一企業の例と思っていただけたらと思います。


事業内容

通信、金融、製造、流通、運輸、官公庁など様々なお客様に、ITシステムのコンサルティングから設計、開発、構築、保守・運用まで総合的にサービスを提供しています。
私は金融系のお客様に対して仕事をしていますが、
ITと科学・工学技術を融合した解析シミュレーションをはじめ、土木、建築、原子力、気象向けなど様々なソリューションもあります。


職種と役割

・営業
お客様のニーズに合わせて提案することがメインになります。ただ、お客様と定例会などを通じて自ら課題を見つけ出して、提案から案件獲得へとつなげていくことも大事になります。常に複数案件を掛け持ちしながら、各プロジェクトが円滑に進行するようコーディネートすることも営業の役割になります。

・システムエンジニア
最先端ITを駆使して、お客様のビジネスや社会基盤をより良くするためのシステムやサービスを作り出す「モノづくり担当」。提案、開発、構築、運用など、現場の最前線で活躍するSEのほか、特定ベンダーの製品や技術を担当するSEなど、様々な専門領域で活躍します。
お客様に、データ解析や数値シミュレーションを用いて、高度な科学・工学系のソリューションを提供するエンジニアもいます。

営業からSE、SEから営業になった人を私は知らないのですが、可能なのでしょうか。
私は営業をしていますが、今からSEには、、、なれないかと思っています(スキル面の努力も厳しいですし)。


仕事の流れ

お客様と定例会(打ち合わせ)
※案件や要件をお客様と決めていく

社内で必要な部署と連携しながらお客様の求めているものを実現に向けて動く
※SEさんには要件に合う機器を選定、数量などの依頼したり運用についても相談したりします。

機器や運用サービスを決定し、費用算出し、お客様と調整する

要件や金額などがお客様と合意できたら注文をいただく

注文後、お客様に機器を納品して構築や運用サービスを開始する(SEとも連携しながら)

全て納品完了、構築も完了したら保守フェーズに入る

何か機器にトラブルがあった際には保守窓口もあるが、柔軟に営業も対応していく。


1日の主な流れ

9:30 自分の部署のミーティング(今日のやるべき仕事を整理する)
10:00 社外のお客様とミーティング
11:00 ミーティング後のタスクの洗い出し、整理
12:00 お昼
13:30 社内ミーティング(次のお客様とのミーティングの準備や課題を整理する)
15:00 社内の製品説明会、サービス説明会に参加
16:00 やるべきタスクを整理、事務作業
17:00 自分の部署もしくは先輩と振り返り
17:30 終業
※繁忙期以外はやることがなければ明日やるべきことをまとめて18時には退社していることが多いです。


どんな商材を扱っているのか

ネットワーク機器やサーバー、運用サービスなどを扱っています。
商材としては、たくさんありますが、わかりやすいところでは以下です。
ネットワーク機器:Ciscoなど
サーバー:HPなど


一問一答集

・営業の魅力、大変なこと、やりがい
お客様の設備(インフラ)を整えていく仕事なので縁の下の力持ちになってるところです。
大変なところは業界の変化も早いので覚えていくことや対応していくことです。お客様にいい加減な説明はできないのでとにかく確認することが大事になります。

お客様の納期に合わせるためにいろんな会社にかけあったり、社内でも詳しい人を探してどうにかならないかと奮闘したりしながらお客様に説明し、お客様も最後には納得してくださって、結果的に納品の際に「いろいろ動いてくれてありがとう。次もあなたから買うよ。」とおっしゃっていただいたときは努力してよかったなぁと思いました。

また、今の会社に入ったから経験できたと思うこととしては、
世の中の企業(お客様)が新しいサービスや設備の入れ替えについて、ネットワーク機器やサーバーといった分野がいかに大事かを理解できたことですね。
何気なく当たり前に使えていたものの裏側を支えている仕事もあると理解した時には自分の仕事がどう表側のサービスに繋がっているのかをイメージすることもできるようになりましたし、表面のサービスではなく、私たちのような仕事がとても重要だということも理解しました。

・入社のきっかけ
特にはないです(笑)。
前職がネットワークやサーバーの設計業務に携わっていたことから同じ業界だし有名そうだからと受けてみた際に受かった五円から今に至ります。
3年以上お世話になっているので働きやすいと感じます。

・社内の雰囲気
聞いたら教えてくれる方が多く、頼れる先輩が多いイメージです。もちろん部署によって異なるとは思いますが、今まで私は上司も後輩も同僚も恵まれてきたなぁと感じてます。
私は体育会系ではないと思ってますが、どうでしょうか。感じ方もある気もしますが。。

場所は大体10〜30人ほどで一つの事業部になり、
そこからお客様特性や分野によってさらに細かく分かれていきます。
実際に自分の部署で日々やり取りするのは2〜3名といったところでしょうか。
メーカー担当の方やSE、業務担当の方など日々沢山の方とコミュニケーションをとりながら仕事を進めています。

・結果にしている人の特徴
当たり前のことを当たり前にできる人です。
提出物や期限、お客様に対する挨拶や言葉遣いなどの当たり前のことをすることやわからないことはわからないと伝えていいので、誠実に後ほど回答するなどの対応が信頼につながります。
社内外問わず当たり前のことができると結果にできると思います。

・会社の強み、弱み、他社との違い
正直働いていてあまり強みや弱みを意識することはないですが、強いて言うなら強みはマルチベンダーと言われるように多種多様な選択肢があり、お客様の要望に合わせやすいということです。
弱みとしては逆にマルチベンダーなので、メーカーではなく、メーカーからの値上げや製品販売終了などの唐突なアナウンスがあったとしても、調整はするものの、受け入れることしかできなく、お客様にもご迷惑をおかけしてしまうこともあることです。
他社とは会社の規模やお客様数、事例の数などで異なるかと思いますが、実際に競合となる会社と何が違うのか?と聞かれると働いている側としてもよくわからないです。

・商談例
とある金融関係のお客様で本社移転のお話をいただきました。
本社移転に伴い、Wi-Fi設備(ネットワーク)やサーバーなどの幅広い設備増設、移転で相談があり、大量にお客様へ製品を販売したり、構築の段階ではSEと協力してお客様が必要としている販売後の運用、保守サービスを提供したことにより、お客様の本社移転スケジュールが前後しても対応することができ、とても喜ばれました。
注文をいただくまで半年ほど調整し、付き合いの長いお客様からの依頼でしたが、「他の会社にも一応声をかけてみたものの、やっぱり任せてよかった」と言ってくださったことを覚えています。

・キャリアプラン
3年くらいは先輩にくっついて仕事を学ぶイメージです。もちろん早く覚えていく人もいますが、覚えることも多いので、徐々に自分がメイン担当になれるように動いていきます。
先輩にも相談しながら徐々にお客様の担当数を増やしていきますので、一つ一つ覚えながらで大丈夫です。仕事のエキスパートもしくは管理職になっていくのは10年くらいのイメージですが、中には早い人もいます。上長との定期的な面談でのキャリア形成もありますので是非活用いただければと思います。
自分の目標に対しての評価基準もありますし、出来るだけ頑張っている人が評価されるように自己評価と上長による評価によって決まります。

よろしくお願いします!日々思ったことを書き留めて少しでも多くの人に届けばと思います。