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人生一周目

"人生○週目"

あるドラマの影響もあって最近よく聞くようになったこのワード。
私が初めて聞いたのは多分高校生の頃だったと思う。
前世は何だったとか、生まれ変わりとかそういう話を好んでする友人に言われたのが最初だった。

本当にそのようなものがあるとしたら、私はおそらく人間として生まれるのは初めてで、人生一周目だ。なぜそう思うのかというと人間関係が下手すぎるから。

具体的には、人の本質を見抜くのにすごく時間がかかったり(見抜けないこともあったり)、いい距離感を掴むのに苦戦したり、とにかく大変だなぁと感じる。
でも全く掴めない訳ではなく、ここに来てやっとそれがじわじわとわかってきたという感じ。
そういう話をお客様とする機会がここ最近増え(この方はこんなに若いのにもうそれを知っているんだ、、、!)と言う場面が多々あり、明らかに何周目かまわっている若い方と話すとより自分の"人間初めて感"を痛感する。

ただ、その方は色々な辛い経験していて、たまたま人生の早い段階でそれが訪れて、そしてその辛い経験から逃げることなく、自分の中で納得できる答えが出るまで、自分自身ときちんと向き合ったからこその今のその方があるんだなぁと。

そして私はというと、それなりにちょっとした辛い経験はあったが、それに向き合うことを避けてきた。人のせいにしたり、辛かったことを思い出さないようにして自分が傷つかない楽な方を選び続けていた。何かが起きた時に、その原因が自分の中にもあることを認めたくなかった。

足りない部分だらけだけど、足りないことを自覚しないと何が足りないかもわからないし、わからなかったら直すこともできない。
おそらくみんなもっと早い段階で気づいていることに今頃になってようやく気づき、自分の過去のあれこれを時間を見つけて反省しているところ。
ここが本質だと思うが結果として「人生一周目」というワードが自分を表現するのに一番しっくりきた。

これも少しの甘えなのだろうけど。

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