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THE RAMPAGE 武知海青のプロレスデビュー戦を1.5倍楽しく見る! 対戦カードみどころ編

前回の記事(LDHの歴史を学ぶ編)を読んでくださった方、募金やサポートまでしてくださったみなさま、本当にありがとうございます。

「グッズ購入の足しにしてください」という粋すぎるメッセージなどもいただき、とても嬉しかったです。お言葉に甘えさせていただきます!

とはいえ「ブログを書くのはこれが最後」なんて書いたのに、吐いた唾を飲んでしまって申し訳ありません。こちらの記事に募金箱は設置しませんので、ボーナストラックくらいに捉えていただければと思います。

本題です。
2月25日の試合順が発表されました。初めてDDTを見る方、初めてプロレスを見る方に向けて、全対戦カードの紹介と、独断と偏見で試合の見どころなどについて記していこうと思います。

もちろん、予備知識を入れずに見ても楽しめます。DDTはいつだって最高なので。
むしろ何にも考えずに、頭空っぽにして見たほうがいいかも!

でも、事前に選手の情報を頭に入れておきたい方、映画や舞台を見る際に監督や演者の経歴を調べてから見るタイプの方に向けて、簡単に紹介していこうと思います。

オープニングマッチ 30分一本勝負

クリス・ブルックス&高梨将弘&アントーニオ本多 vs 飯野雄貴&夢虹&イルシオン

3対3のタッグマッチになります。
海青くんの練習の様子が伝えられた「QJWeb」の記事で、一緒に練習していたのが夢虹選手とイルシオン選手です。

一番左が夢虹選手で、一番右がイルシオン選手だよ!(「QJWeb」より)

夢虹選手は16歳の現役高校生レスラーです。8歳でプロレスラーデビューをしているので、海青くんの8年先輩になります。
イルシオン選手も21歳の大学生レスラーですが、10代の頃にデビューしているのでレスラー歴は3年です。

2人とも先輩でありながら、海青くんと肩をならべて練習してくれて、なんていい人なんだろうと思いました。懐がでかい!

海青くんのファンとしても、この2人に敬意と感謝を持って応援したい所存です。

第二試合 タッグマッチ 30分一本勝負

佐々木大輔&KANON with MJポー vs 彰人&高尾蒼馬

佐々木大輔&KANON with MJポーは、DDT唯一のヒールユニット「ダムネーションT.A」のメンバーです。

この画像だけ見ると3対2じゃない?と疑問に思う方。「with」って何?と思った方、目のつけどころがいい!私にも理由はわかりませんが、多分3対2になってしまう予感がします。理屈では説明できないことが起こるのもプロレスだ!

ヒール(悪役)ということはダーティーファイトを繰り広げるわけで、きっと反則技の連続になることでしょう。

私も初めて見たときは「なんてひどいことすんだ!」と驚きと戸惑いがありましたが、でも魅力的なんだよな〜!

ハイローもヒールが魅力的じゃないですか!いきなりハイローの話を差し込むnoteですみません。

ヒールにしか出せないドス黒い輝きってありますよね。そして、悔しいけどKANONくんがかわいいです!くそ!くそ!

あと彰人選手がめちゃくちゃLDHにいそうなビジュアルなので、すぐ目に馴染むと思います。彰人という名前も往年のEXILEみたいだよね。AKITO。

第三試合 スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負

男色ディーノ&大石真翔&大鷲透 vs 平田一喜&土井成樹&青木真也

まさにDDTベスト版! これがDDTの真骨頂だ!

この試合を面白いと感じた人は、3月以降も引き続きDDTを見続けてもいいかもしれません。そういう意味では、リトマス紙になる試合といえるでしょう。

注目は男色ディーノ選手。「DDTのアイコン(象徴)」と呼ばれています。
22年間という長いキャリアを、唯一無二のキャラクターと戦い方で生き抜いてきたいろいろな意味ですごい選手です。

コンプライアンスがより重要視される昨今、すさまじいバランス感覚でスレスレのところを攻め続けており、そのクレバーさにはいつも脱帽してしまいます。この人に惚れてしまったせいで、私はDDT沼に落ちました。

そして、noteで海青くんへのエールを綴ってくれた唯一の人でもあります(男色ディーノnote「今後、プロレスデビューしたい人へ」)。おげれつですが、愛のある人です。

この試合を見れば、プロレスがキャラクターを楽しむスポーツの側面があることをお分かりいただけると思います。ディズニーランドなんだよ、プロレスは。

第四試合 タッグマッチ 30分一本勝負

樋口和貞&ヨシ・タツ vs 納谷幸男&瑠希也

樋口選手と納谷選手はどちらも元力士!ということは、迫力のあるぶつかり合いが見られるはず。ヘビー級同士の力くらべは、 掛け値なしに興奮すること請け合い。

納谷選手は2メートルあるので、ラウールくらいあるよ!でかい!映像で見るより生が断然でかい!

そして、一番若手の瑠希也選手の負けん気にも注目です。

第五試合 スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負

HARASHIMA vs To-y

HARASHIMA選手はDDTの長男。レスラー歴23年の大ベテランです。
一方でTo-y選手はデビューしてまだ4年。
ということは、必然的にTo-y選手のチャレンジマッチ的な様相を呈してくるのではないかと思います。

何度もチャンピオンになったことのあるHARASHIMA選手が有利に見えますが、そこにTo-y選手がどれだけ食らいつくことができるのかが見どころです。

もちろん、To-y選手はHARASHIMA選手に勝利したことはないので、ここで勝てればかなり大きな成果を得ることに! ジャイアントキリングにも期待したいところです。

HARASHIMAさんの年齢を調べてから生で見ると本当にビックリするので、事前にググることをオススメします。実年齢とビジュアルが合ってないよ!

追記:HARASHIMAさんコロナで欠場になってしまいました。残念ですがこのカードはいつか必ずまた実現していただきたく…。

To-y選手の対戦相手はMJポー選手になりました。
ダムネーションには散々ひどい目に遭ってきたTo-y選手なので、ここは一矢報いてほしいところです!

セミファイナル DDT UNIVERSAL選手権試合 60分一本勝負

<王者>MAO vs 町田光<挑戦者>
“選手権試合”はベルトをかけた試合を指します。いわゆる「タイトルマッチ」と呼ばれるものです。

DDTにはいくつかベルトがあるのですが、なかでも「DDT UNIVERSAL王座」は海外戦略の一環として、世界各国に挑戦者を求めるというテーマで創設されました。

ところが、創設後すぐにコロナ禍になってしまい、なかなか海外選手との試合が組めず、本来の意味合いを失いつつあったりもしまして…。

そんなDDT UNIVERSAL王座に本来の意味、つまり海外路線を取り戻した王者がMAO選手です。

MAO選手は積極的にこのベルトを持って海外遠征をしては、大活躍を見せています。本当にどこに出しても恥ずかしくないMAO!このベルトが一番似合っている!
現在4度のベルト防衛に成功しています。

対する挑戦者は町田光選手。DDT所属選手ではないものの、2022年から不定期参戦しているのでファンにはおなじみの存在です。

町田選手はキックボクサーで元WPMF世界スーパーフェザー級王者なので、今回の試合はある種の異種格闘技戦のような側面も。

MAO選手も打撃が得意なので、バッチバチの蹴り合い殴り合いになるだろうというのが大方の予想です。もちろん予想を裏切られても面白いし、ストレートな殴り合いも見応え抜群でしょう。

この日の中で、一番ハイローみのある試合がこれだと思います!!
熱い男たちのタイマンだ!どっちが強いか拳で決めようぜ!

そして、試合に先駆けMAO選手がこんなことを言ってました。

「2月の後楽園。みんな知ってる? (チケットが)完売して、(武知海青デビュー戦で)いっぱいプロレスを知らない女の子が来るんだよ。そいつらを俺たちが全員ドン引かせてやるからな。全員プロレス怖いと思うくらい、俺と町田光が殴り合う」

DDTホームページより

こりゃLDHファンへの挑発ですわ!受けて立ってやりましょうよ!!

MAO選手は非常に頭のキレる男なんです。自己プロデュースもうまいし、華もあるから自分がメインに立つこともできるけど、あえて仲間や先輩や後輩を引き立てる役に回ることもある。言葉や行動に説得力があって、体と心の両方が強い。

そして何よりDDT愛が強く、誰よりもDDTのプロレスに誇りを持っているのではないかと推測します。

あるときに、MAO選手が言っていた言葉が忘れられません。

「DDTでしかプロレスをしたくありません」

この言葉を私はずっと宝物のように思っています。

自信があるんだと思うんです。プロレスを知らない人、見たことない人、どんな人にでもDDTを面白いと感じさせる自信と矜持が。

だからこそあえて「ドン引かせてやる」なんてことを言ったんでしょう。愛と誇りに裏打ちされた言葉だと勝手に解釈しています。

タイトルマッチの場合は、選手の調印式での発言や、試合までの間にSNSやnoteで発信される言葉に注目して「どんな意味があるんだろう?」「今回は何をテーマに戦うんだろう?」と考察するのも、プロレスのひとつの楽しみ方だと思います。

MAO選手の挑発に、是非とものっかっていただきたい。
ドン引くか、ハマるか。客席がどっちに転がるか楽しみです。

メインイベント 武知海青デビュー戦~スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負

上野勇希&勝俣瞬馬&武知海青 vs 遠藤哲哉&岡谷英樹&正田壮史

メインイベントになっちゃいましたね〜!大トリです。緊張します。
各選手の特徴は以前の記事に書いたので、割愛。

プロレスラーになれるのかいなかの大一番。
全力応援のみ!がんばれ武知海青!

当日は11時30分スタートです。冒頭の映像も素敵なので、ぜひとも頭から見ていただきたい!午前中だけど頑張って起きましょう!

前日までにDDTの物販用Xアカウント「@ddtproGOODS」でサイン会や撮影会の詳細がアナウンスされます。(海青くんが登場することはないと思われます)

通常ですと開演前と開演後に、それぞれサイン会や撮影会が行なわれます。
会場に行く方で、すでに気になっている選手がいる人は、@ddtproGOODSをフォローして見逃しのないように!

それでは行ってらっしゃ〜〜〜い!!

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