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THE RAMPAGE 武知海青のプロレスデビュー戦を1.5倍楽しく見る!対戦カード&観戦マナー編

はじめに

※この記事は2023年12月に公開した「THE RAMPAGE 武知海青のプロレスデビュー戦を1.5倍楽しく見るための基礎知識講座」の続編です。

昨年12月に発表されたTHE RAMPAGE 武知海青くんのプロレスデビュー。いよいよ2月25日の後楽園ホールで迎えるデビュー戦が近づいてきました。本人はもちろんのこと、DDT、そしてファンの士気も高まっているのではないでしょうか。

1月28日のDDT後楽園ホール大会では、ついに海青くんがタッグを組む選手&対戦相手が発表されました。

DDTホームページより

果たして、プロレスデビューを果たす海青くんに勝機はあるのでしょうか? そして気になる試合順はどうなるのでしょうか?

DDTファン目線で勝手に考察してみました。
(プロレスファン2年生の戯言ですので、DDTファン・プロレスファンの方はぬるい目で見ていただけると幸いです)

海青くんの味方チームは?

海青くんのタッグパートナー、つまり同じチームで戦う選手を見ていきましょう。

DDT公式プロフィールより

上野勇希(うえの・ゆうき)選手
1995年生まれ/28歳/174cm/B型/大阪府八尾市出身(片寄くんと同郷ですね!)
LDHの同級生:神谷健太、与那嶺瑠唯、山本彰吾、小森隼、佐藤大樹、SUZUKI(完全にジュニエグ世代)

DDTの現チャンピオン!名実共にDDTの顔!え、顔が綺麗!DDTにすべてを捧げるDDT愛の塊!この見た目でコテコテ関西弁のおしゃべりベビーフェイス!(プロレス用語でベビーフェイス=善玉レスラーの意)

DDTが海青くんに大きな期待をかけているからこそ、上野勇希という頂点に立つ男と組ませたのではないかと推測します。一番近くで一番トップの人間の戦い方を見るわけですから、きっと海青くんに素晴らしい経験をもたらすはずです。

そして、なんといってもトップと同じチームということは勝機があるってことです!今の上野選手は大変強いので、組むだけで勝率が上がる。デビュー戦で勝つということはプロレスの世界ではなかなかに難しいことです。ほとんどないんじゃないかと思う。フワちゃんも負けてたし。けれど上野選手と組めば、勝てるチャンスを掴めるかもしれません。

余談ですが、上野選手は若干浮世離れしております。つい最近までCDを買ったことがなかったらしいです(!)。たまに俳優活動もしてるのですが、どうにも芸能界にうとそうです。EXILEが今何人いるのか、絶対に知らないと思います(憶測です)。
だからこそ、シンプルにプロレスの先輩として付き合ってくれそう。なんかそういうのって、いいよね。

あと多分プロレス界で一番顔が小さいです。

DDT公式プロフィールより

勝俣瞬馬(かつまた・しゅんま)選手
1992年生まれ/31歳/167cm/B型/千葉県柏市出身(マツコ・デラックスさんに「柏顔だね」と言われてた)
LDHの同級生:数原龍友、鈴木伸之

小さな巨人!あざとい!年齢不詳!熱波WER(ねっぱわー)!DDTの元気印!この人がいればどんな試合もエンターテイメントになる!

プロレスラーにしては小柄なのですが、誰よりも走り回り、誰よりも飛び回るパワフル系です。声もデカいし、いつでもどこでも元気いっぱい。リングを飛び出して路上でプロレスするのも得意です。

ファンサもエグいから、試合を見て気になったらサイン会に並んでみるといいと思います。イラストレーターのえるたまさんが勝俣&上野のサイン会レポを描いていたので、ぜひ見てください。腹抱えて笑いました。

きっと海青くんのファンの中には「プロレスって怖いんじゃないかな?」「バチボコの真剣勝負なんでしょ?」と不安に思っている方もいると思います。でも、勝俣選手がいるだけでリング上が明るく楽しくなるので、初めて見る人も「こんなに面白いんだ!」「こんなに笑って見られるんだ!」と思えるはずです。

試合中に勝俣選手が「かーつまた!がーんばれ!」と煽り始めたら、ぜひ手拍子をお願いします。

DDTサウナ部、The37KAMIINAのみなさま。(DDT公式ホームページより)

上野&勝俣は先日『マツコの知らない世界』(TBS系)にも出演したDDTサウナ部・The37KAMIINA(サウナカミーナ)のメンバーです。つまり、海青くんはDDTサウナ部に仮入部状態となるわけです!やったね!

とても華のあるチームで、現在メンバー全員がベルトを持っているので強いです。海青くんには心強すぎるチームメイトといえるでしょう。チームでの連携技(通称:サウナ連携)に、海青くんも参加するのか否かも楽しみのひとつです。

海青くんの対戦相手は?

DDT公式プロフィールより

遠藤哲哉(えんどう・てつや)選手
1991年生まれ/32歳/180cm/O型/宮城県白石市出身(白石市観光大使)

LDHの同級生:KAZUKI(世界さん、メンディーさんは同じ生まれ年ですが同級生ではありませんでした)

強い…!強いぞ遠藤哲哉…!DDTのトップに3度も立った男!他団体のプロレスラーからも一目置かれる超絶実力派レスラー!クワガタ大好き!

さきほど「上野選手がいれば勝率が上がる」なんて書きましたが、すみません。撤回しなくてはいけないかもしれません。

というのも、上野選手は遠藤選手にシングル(1対1の試合)で勝ったことが1回くらいしかないんじゃないかな…と(ここはDDT有識者の方に教えていただきたいです)。

とにかくお強い。上野選手でもなかなか勝てない相手です。だからこの2人の試合はいつも緊張感があって、バッチバチ。ここに海青くんが加わるなんて…興奮する!!!!上野遠藤なんて黄金カードだかんね!!!!絶対にいい試合になっちゃうんだから!!!!

ちょっと私でも取り乱してしまうくらいの選手です。同業者からの評価も高く、海外からゲスト参戦する選手もだいたい遠藤選手を褒めて帰る。

一度、「GENERATIONS 24時間テレビ」(2022年)でメンディーさんと海青くんが対戦して勝った相手ではあるのですが…。もうね、本当はこんなこと言っちゃいけないんだけど、ここだけの話、あれは遠藤哲哉の本気ではありません。遠藤哲哉に本気を出させたら大したもんですよって話です。海青くんが遠藤選手と1対1で対峙することになったら、正直ヤバい。あっという間に狩られてしまうかもしれない!!

ということで、DDTサウナ部と協力してチームワークで遠藤選手の壁を乗り越えていただきたいです。

脅しのような文章になってしまいましたが、遠藤選手の鍛え抜かれた体、そして新体操仕込みの美しい跳び技には敵チームでも拍手を送りたくなってしまうと思うので、ご期待あれ!

DDT公式プロフィールより

岡谷英樹(おかたに・ひでき)選手
2000年生まれ/23歳/175cm/A型/高知県出身

LDHの同級生:砂田将宏、小波津 志

赤い闘志!バッチバチにやったんぞ!冗談も通じない!先輩にも他団体にもケンカ売る!プロレスとサイン会の温度差で風邪ひく!本当は優しい!

勝俣選手がいるから楽しくはなるけど、岡谷選手がいるからピリッともする。そんな予感がします。甘辛ミックス。気迫と気概と根性がすごいです。多分めちゃくちゃ睨まれると思います!睨み合いでも負けられない!

最近になって岡谷選手を残してユニット全員が卒業してしまいました。寂しくなったものの、孤高の強さのようなものを感じさる雰囲気が出てきたように思います。23歳と若く、海青くんとは一番近い年齢ですね。デビューしてまだ4年ですが、若手の中では頭ひとつ抜けた存在になっています。

打撃も強いし、投げ技もできる。器用でオールマイティーな選手なので、ここも1対1で対峙するとなかなかに厳しい攻撃を受けるのではないかとドキドキしてしまいますね。

ただ、根は一番優しいのよきっと(イメージです)。サイン会での「お優しいエピソード」は漏れ伝わってくるのでね…めちゃくちゃ睨んでくるけど悪い人ではないということだけは頭の片隅に置いておいてください。


DDT公式プロフィールより

正田壮史(まさだ・たけし)選手
2001年生まれ/22歳/180cm/A型/大阪府堺市出身

LDHの同級生:半田龍臣(DEEP SQUADの宇原雄飛くんが同じ年の生まれですが同級生ではありませんでした

DDTの次世代スーパーエース候補!団体の期待を背負いまくり!社長のスペオキ!関西外国語大学外国語学部英米語学科!現役大学生レスラー!

2022年にデビューしたばかりなのに、すごい存在感で人気急上昇中の正田選手。この中ではダントツにキャリアが浅いものの、デビュー1年目にして先輩レスラーをも打ち負かすスーパールーキーなのでまったく油断ができません。

高校時代に少林寺拳法でインターハイ3位という実績を残しているだけあり、蹴りがめちゃくちゃ強い。プロレスは受け身が大事であるという話は前回のブログでも書いたのですが、キックって受け身でどうこうできる話じゃないよね!?痛いよね!?

正田選手と対戦するということは、蹴りの痛みに耐えなくてはいけないということなので、海青くんの大きな試練になりそうな予感です。

そしてこの正田選手。ビジュアルがめちゃくちゃいい。練習生時代から非常に目を引いていたのですが、デビューしてからは黒髪ストレートに金メッシュのインナーカラーという、顔のいい人間以外がやると大事故を起こしかねないヘアスタイルを披露して度肝をぬきました。そう、それはまるで砂田将宏のように……。

ちょっとだけ悪ノリして、海青くん以外のメンバーをLDHで例えてみると…

上野選手=岩田剛典(事務所を支える死んだ目をした王子様)
勝俣選手=NAOTO(年齢不詳のあざとリーダーにして超実力派)

遠藤選手=ATSUSHI(ずっと色黒でずっと人気。信者も多い。繊細なガラスのエース)
岡谷選手=澤本夏輝(すみません。顔の系統がちょっと似てるだけです)
正田選手=砂田将宏(バイリンガルでY2Kの香り。アラサー以上のオタクにブッ刺さる)

て感じでしょうか(異論は認めます)。
これで言うとDDTサウナ部は三代目JSBなんですよ。組織力が強い。
けれど遠藤選手、岡谷選手、正田選手も実力派なので、なかなかに読めない対戦カードになったと思います。勝敗が見えない。これは面白い。

個人的には上野&遠藤の跳び技が必見だと思います!本当に美しく高く飛ぶ人たちです。人間ってこんなに飛べるんだって驚きます。

観戦マナーは考えすぎなくてOK

プロレスはアイドル・アーティストの現場に比べると、非常に牧歌的なので細かいことはそこまで気にしなくていいです。売店でドリンクやスナックを買って持ち込んだりもできるし、試合中の出入りも自由です。

周りに迷惑をかけない程度であれば、試合中に友達と会話をしてもいいし、フラッグ、ペンライト、うちわ、ボードなどの持ち込みも可。当然ですが、後ろのお客さんの視界を遮るような応援の仕方はやめましょう。常識の範囲内であれば応援グッズの持ち込みは基本的にOKです。がおちゃんも連れて行ってあげよう。

声をあげるのも大歓迎です。海青くんがいい技を決めたとき、もしくはピンチのときは思い切り「武知ー!」「海青ー!」と名前を呼んで応援しましょう。もちろん、ほかの選手のときも声をあげると楽しいです。上野ー!勝俣ー!と苗字で呼ぶのがポピュラーかも。敬称略でOKです。声援が選手の力になるよ!

また、DDTの通常レギュレーションでは、試合中のスマホ・カメラ等での写真や動画撮影は自由です。一眼レフカメラなどの、本気のやつもOK。SNSへの掲載も問題ありません。ハッシュタグをつけて投稿すると、選手がいいねをしてくれたり、引用RTしてくれることも。ただし、動画の投稿は1分以内のものに限ります。

もちろん、今回はLDHから海青くんが参加するということで、通常のルールから変更になる可能性もあります。このあたりは、公式サイト・公式Xでの発表を待ちましょう。

個人的に一番大事なマナーは「楽しむこと!」これに尽きると思います。
プロレスって客席の温度がすごく大事なんです。アーティストのライブでもそうですが、プロレスは音楽ライブ以上にファンとプレイヤーの距離が近いので、観客の熱量がそのままダイレクトに演者のテンションに繋がります。

たとえば、フェスとか歌番組の観覧とか、推し以外のアーティストも一緒に見なきゃいけないイベントってあるじゃないですか。正直、推ししか目に入らないし?好きなのは推しだけだし?推し以外はつまらないし?外出て休憩でもしてよっかな〜かったるいな〜〜〜

みたいな気持ちになるの、すっごく分かる。分かるんだ。だって推し以外っていらないもんね。推し以外はクソ。それはそう! 

そうなんだけど、プロレスって本当に会場の熱が大事で、その熱が上がらないと推しが輝かない。

これは大袈裟でも詭弁でもないんです。プロレスファンなら分かるはず。プロレスって絶対にひとりではできないものだから。1対1でも無理。プロレスラーが戦うのは対戦相手だけじゃなくて、客席との戦いでもあるんですよ。ただ勝つだけじゃダメで、いかに客の感情を揺さぶることができるか、会場を沸かせることができるかという特殊なスポーツです。

だから、できれば海青くんが出ない試合も見てほしいなと思います。海青くんが出るまでの間にプロレスを知って、楽しんでもらえれば、その熱が会場中に伝わってボルテージが上がり、海青くんに最高のデビューステージを用意してあげることができるのではないかなと思うんです。

試合順予想!

ここで試合順の話です。
通常の場合、新人のデビューはダークマッチ(本戦が始まる前の前座的な試合)や第一試合など、早い順番で行われることが多いです。

しかし、今回は上野選手や勝俣選手、遠藤選手など歴代チャンピオンやベルトホルダーが勢揃いしているので、試合順は後ろめ、下手したらメインイベント=大トリになる可能性すらあります。

セミファイナル(最後から2番目の試合)やメインイベントというのが、やはり大会の目玉であることが多いです。実力と人気を兼ね備えていないと、この順番で試合を組まれることはありません。

たとえば、海青くんの試合順が後ろめであった場合、スタートから見る必要は正直ないかもしれない。

でも、今回ばかりは海青くんの一世一代の晴れ舞台、"デビュー戦"は二度とやってこないから、可能であれば第一試合から客席に座って、会場の熱を温めながら出番を待ってあげたら、きっと海青くんにとってこんなに心強いことはないと思うんです。

特にDDTの大会はまるでコンサートや演劇のように、徐々にボルテージがあがるような試合の組まれ方をします。

序盤は若手の試合、中盤に腹を抱えて笑える試合や、見てるほうが汗をかくようなハラハラする試合があって、メインイベントで会場の盛り上がりが最高潮になる。そんな演出がほどこされています。

もちろん海青くんの試合だけ見ても味はします。いきなりステーキって感じ。でも頭から見れば、それはフルコースを堪能するような極上の体験になるはず。2〜3倍くらい美味しく感じることができると思います。

頭から見ることがルールというわけじゃないです。途中からでもぜんぜんOK。出入り自由。好きなように見てください。

でも、推しがどんな仲間に囲まれて練習していたのか、どんな団体でどんな先輩がいるのか、どんなすごいことをやってのけたのか、普通に知りたいじゃないですか。だとしたらやっぱり第一試合から見るのがオススメです。

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