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事業会社のデザイナーが、産休・育休からブランクを抑えて職場復帰するにはどうすればいいか、を考えた

はじめまして!デザイナーの北原です!
2021年7月にコネヒトに入社し、プレママ・ママ向けサービスの「ママリ」に関わるデザイン業務全般に携わっています。

この記事は、コネヒトアドベントカレンダー13日目の記事となります。

この記事の内容は?

会社員デザイナー歴12年の私が、30代で妊娠、産休・育休、職場復帰、転職をした経験をもとに、もし次(2人目の出産)があるならどうするか?を考えた話です。

育児やキャリアに対する価値観や思考は本当に人それぞれなので、「こんなパターンもあるのね」くらいに捉えていただけると嬉しいです!

私について

小さな広告代理店のDTPデザイナーとしてキャリアをスタートさせ、その後、WebサイトやDR広告のデザイン・ディレクションに携わり、20代はひたすら数をこなすようなデザイン業務を行っていました。

30代からは事業会社に転職し、現職を含む2社でインハウスデザイナーとして自社サービスのデザイン全般を行い、なかでもUIデザイン業務に多く携わっています。(UXデザインはまだまだ初心者…)

所属した5社中2社で、制作部のマネージャーとしてチームマネジメントなども行っていました。現場でばりばりデザインもしたいけど、デザイン組織のチームマネジメントについて考える時間も好きなので、プレイングマネージャー的な立ち位置がとても好きです!

2019年11月に男の子を出産し現在は2歳児の母。その時1年間育休を取得しました。

「1年のブランク」になってしまった私の育休

さっそくですが、私が妊娠・産休・育休・復職を経験して思ったこと、わかったことをまとめてみます。

[妊娠中]
・育休後もこの会社で働き続けたいかどうかを考える。
(復帰後理想の働き方ができるか、その会社が好きかどうか など)

[産休中]
・産休入ってから産まれるまでの約1ヶ月が、社会人生活一番余裕がある期間だった。(妊娠が順調の場合)
・↑この期間にポートフォリオを整えておくのがオススメ!
(私はだらだらと漫画をまとめ読みして過ごし、後々後悔することに.…)

[育休中]
・産後話す相手が家族しかおらず、言葉を忘れていく。(ビジネス用語なんて特に)
・社会から切り離されていることを実感。
・家事育児で一日が終わるため、家事をある程度にすれば時間が作れる。
・「なぜ女性だけこんなに変化しなければいけないのか?」という不満を何度も抱く。
・会社の業績が悪いと同僚から会社の悪い話しか入ってこないため、会社に対し疑心暗鬼に…。(この頃は特にコロナ対応に対して)
・保活をはじめる頃から、職場復帰に対する不安が募る。

[職場復帰後]
・会社の人、ツール、規定などの入れ替わりに対し、浦島太郎状態。
・1年でクリエイティブの現場は結構変わる。
(後輩に新しいデザインツールについて教えてもらう)
・時短勤務なのに仕事量が変わらない。なんか損してない?と思い始める。(はじめの2ヶ月は、様子見で時短勤務にしていた)
・2ヶ月ほどで働く感覚は取り戻せた。
・仕事、家事、育児の生活リズムをつくるのに5ヶ月ほどかかった。

育休に入ってからはほぼボヤキですね……。

産休・育休は、子どもという大きな存在が増え、唯一子どもとだけ向き合える特別な期間なのですが、
今まで、自分なりに頑張ってここまで来たキャリアを考えてしまうと、『1年のブランク』として捉えてしまう自分がいました。

ブランクを抑えるためにはどうすればいい?

ポイントは上記であげたうちの下記かなと考えました。

[育休中] 
・社会から切り離されていることを実感。
・家事育児で一日が終わるため、家事をある程度にすれば時間が作れる。
[現場復帰後] 
・会社の人、ツール、規定などの入れ替わりに対し、浦島太郎状態。
・1年でクリエイティブの現場は結構変わる。

実際、産休前に会社の端末は返却し、休業中は会社の業務ツールに一切アクセスできないようになったのですが、そこが少しでも繋がっていれば会社の状態もなんとなくわかりますし、職場復帰したとき浦島太郎状態にならなくて済むのでは?
というか、会社の一員なのになぜそこまで遮断されていなければならないんだろう、という疑問さえ感じてきました。

では、遮断されないためにはどうすればよいか?

育児休業給付金を受け取りながら、少し働く

少しネット検索したところ、すぐに『育休中に働く』ことに関する記事にたどり着きました。


下記、橋本 吉央さんの記事『育児と仕事はゼロかイチかじゃない。育休中もちょっと働く「半育休」やってみませんか?』よりポイントを引用させていただきます。

半育休とは、育児休業を取得しつつ、通常より短い時間働くこと
・通常の育休と別の制度ではなく、育休の制度内に含まれる
・男女ともに使える
月80時間までの業務であれば、育児休業給付金が給付される
・会社からの給与も支払われるので通常の育休より収入がアップする

私は育休というと、
育児に専念し会社の仕事は一切しない、会社のツールへのアクセスは一切遮断されることが普通、仕事をしてしまうと育児休業給付金がもらえない、という先入観と間違った認識をしていたことに気づきました。

なるほど!育休中でも少し会社の仕事をしながら繋がっていれば、
ブランクのある劣等感や、会社に関して浦島太郎な状態を回避できる!

でも実際…0歳児を見ながらそんなことできるのかな…?
そう思いネット検索を進めると、また私が求めることにドンピシャな記事にたどり着きました。

育休中にリモートワークで職場復帰したデザイナーの方の記事です。

この2つの記事を読み、準備をし会社と相談すれば育休中の仕事も可能になるのでは、と考えました。

・妊娠中、通常業務から短時間でも自分がパフォーマンスを発揮できる業務を考えてみる。
・産休前に会社・上司としっかり会話をし、選択肢をつくっておく。
・家庭内でしっかり会話をする。
・子どもと自分の生活リズムがある程度できてきて、仕事ができる時間帯が定まったら仕事を開始する。
・周りに迷惑をかけそうという要素や不安がある場合はしない。
・絶対無理はしない。
(大前提、産後の体をしっかりいたわり子どもを守ることが第一!)

しっかり検討してみよう

まだまだ想像の話ですし、会社側も扱いづらいと思うかもしれません。
私自身子どもが産まれたら、やっぱりこの短い貴重な時間は子育てに専念したいと強く思うかもしれないです。

ただ子育てと同様に、あと20年以上ある(であろう)社会人生活の中で、30代の1年1年がとても大切な時間であることは確かなことです。

どちらかを選んでどちらかを諦める決断ではなく、大事などちらも諦めないで済むよう、正しい知識を持って判断し、周りとしっかりコミュニケーションをとり行動していきたいと思います。

私が今勤めているコネヒトという会社は、きっとそれができる素敵な会社だと思っています^^

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