この1年、酒の失敗を振り返る。

1個歳をとったので1年分をまとめます。
(次の1年は失敗などないはずなので、こんなまとめはありえません)

27歳らへんはとにかくお酒の失敗が多かったです。





26歳から27歳になる瞬間はバーで働いて過ごしてたんだけど、テキーラとか勧められてやっちゃって、お店を出て帰る途中からキツくなってって、誕生日開始数時間後にはトイレでゲロ吐いてた。最悪でした。

だから去年の誕生日はずっと二日酔いで過ごしました。

夜は高級焼肉を無理やり胃に入れ笑顔をつくるなど、お祝いしてくださったみなさまの気持ちを台無しにしちゃった悲しい日でした。



別の日のバーの仕事、初めてお会いした同い年の男性のお客さまに負けたくなくて、ウイスキーをストレートでいただきまくって潰れました。

マッカランとか、カリラとか、あんな飲み方はお酒にも本当に申し訳なかった。

仕事中に潰れてしまったのは初めてで(それきりで)、これも大変悲しかったです。



引越しを理由にそのバーを辞めることになり、借りてたものを返しに行った日。
お店は営業お休みでしたがオーナーのヨシキさんと数人付き合ってくださって、最後に一緒に飲みました。

ヨシキさんがつくってくださるホワイトレディー。
「白い貴婦人」とか似合わないようでお願いするの、恥ずかしいけどずっと、憶えてたい味。

それから焼酎。
黒霧島を水割りで飲むのは、ヨシキさんの影響。
だから私はこれ、かっこいいつもり。
ヨシキさんのは健康気遣ってるのが理由らしいけど、私のはね、ちょっとした背のびなんだ。

そんなきれいな記憶で終わればいいのに、その後もまあ調子に乗って、飲んじゃうわけです。

荷造り作業で疲れてたのか普段以上に酒がまわる。別れがつらくなってくる。ゲンさんにメロンの皮投げつけちゃったの思い出す。泣く。謝る飲む。泣く。

大号泣の末、小ゲロ吐いた。


とてもお世話になった大好きなヨシキさんたちとの最後のシーンが、袋を持たせてタクシーに乗せてくれた画で、悲しいし今もつらいのです。


でそっからがもう最低で、タクシーは自宅のすぐ近くで私を降ろしてくれたけど、隣のマンションの駐車場にうずくまって動けなくなってしまったようで。

気づいたら私は県警の方々に囲まれていた。

「お姉さん大丈夫?救急車呼ぶ?」って耳に入って、目も口も開くのしんどかったけど状況わかってきて。
大丈夫です、すこし休んだら、すぐそこだから、自分で帰れますから、とかなんとか伝えて、でもほっといてなんてくれないんですよね(できませんよね)、迷惑かけて、ごめんなさい。

「マンション何号室?」とか、「一緒に住んでる人いる?」って聞かれて、(引越しの大きな理由って同棲してた彼と別れたことなんですけど)、別れた彼氏と住んでいますって、バカ正直に答えたら、警察の人も意味わかんなかったみたい。

後ろの方で様子を伺う警官たちに「?」のまんまそんなんが伝言ゲームされてくの、うずくまってて動けないけど耳にはちゃんと聞こえてきてて、情けなくって仕方なかった。

すんごい確認されるから、同棲してたけどもう終わったんです、別れたんですっていうのを説明しなきゃなんなくて。

ひっかかる言い方しちゃったかもしらんけど…
もう今会話のラリーしんどいから、聞き返してこないで察してくれよと、そんな気持ちで、でもほんと、私が悪いのわかってますから、意識の続く限りにすみませんは言い続けました。


結局その彼がね。
深夜に県警のピンポンで起こされて、何事かと外まで出てきてくれて、元彼女っていうか知り合いっていうのも恥ずかしいような状況の私のこと、おぶって部屋まで連れて帰って。

寝ずに朝まで横についていてくれたんだよね。

別れ話から2週間。引越しの2、3日前の話。

まじで、ごめんね。一生ありがと。



東京移ってからも飲みすぎた日がありまして、1人の帰り道、最寄り駅まで辿り着いて改札出たあたりから突然意識を失った。
気がついた時には病院。点滴打ってもらってた。


なんとか立ち上がって鞄とって保険証とか出したけど、夜間は精算ができないそうで、後日また来るようにってタクシー呼んでもらって帰宅しました。

翌日になって「診察券なくさないよう挟んどくよ」ってお医者さんから言われたことを思い出して、鞄に入れてた文庫本を開いてみたら、そのページ、「酔っぱらい」と一行目に書いてあるのがすぐ目に入った。

医者め!…


けどね、酔って帰れなくなった他人の世話とかやってられんし、あの人だって嫌味のひとつも込めたくなったんだきっと。(わざとじゃないならごめんなさい)

ただ後日の精算、こんな情けない用で病院を訪れた私にも、受付の方や看護師さんたちは「お大事に」を優しく何度も言ってくれた。

ちなみに夜間の酔っ払いの点滴代は、保険適用で5,680円。(いいウイスキーが買えんねん)



にしてもあの夜は私、どうやって病院まで移動したんだろう。
ワイヤレスイヤホン片方落としてたけど、お財布とか、全部無事だった。
住んでるあたりは治安悪いとかたまにいわれますが、ほんと、心の美しい人ばかりだと思います。


こわい目遭わなくてよかった。




以前からこんな失敗しまくってたとかはほとんどなくって、あと荒れてる気持ちをお酒にぶつけるのって実は全く好きじゃないからそんな飲み方はしていなくって、あーあ。
私はお酒を楽しくたくさん飲めていたのが数少ない誇れることだったんです。

そんなん言って、人にいっぱい迷惑かけちゃって、しょうもないね。

違うことちゃんと見つけよう。

あと酔って辛そうな人に優しくしよう。(贖罪)

28歳はじめの投稿がゲロまみれですが、実際にはまだ吐いていないので全然問題ないよ。


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