柿木

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喫茶店ではたらいています☕️ ローファイでpop たまにお店してます https://www.instagram.com/wawawawa.coffee

最近の記事

ワンダーウォール

仕事前。 丸の内線に乗って。たぶん、音漏れしない、ぎりぎりの音量でオアシスをかける。 ──苦痛の解放と快楽の追求。どちらかをみたしていないとビジネスは成り立たない。 昨夜のお客さまのそんな話を思い起こす。 苦痛の解放。 快楽の追求。 バーの仕事も喫茶の仕事も。 どちらの面もあるように思うから。 「フカオさんは、どういう気分の時に、お酒を飲んで帰ろうと思いますか。」 他にお客さまもない中で、私の目の前に唯一いるその人がそうしてくれている理由を、素直に尋ねてみる気に

    • The power of weakness▷!⁂●☜$

      カフェなんか儲からんよって友だちに言われた。 お客さんから、あなた九大出てここで働いてるのって言われた。 お金持ってる旦那さん見つけて結婚できたらいいよね、家買ってもらって一階店舗にして、なんてさ私、女やからね。 聞き流すふりで全部憶えている。 柿木さんは将来何をやりたいのって聞かれて答えた時、飯嶋先生は拍子抜けするくらいにフラットで、夢を話していいねって、ただ肯定してくれた多分はじめての大人だった。 (今はまわりにそういう人がたくさんいてくださることに気がついていて、

      • 拝啓 何かを期待して生きて、

        「不言実行は好きじゃないでしょう」 姉から言われた。 ちょっと唐突ですこし考えないと、何の話かあんまりよく分からなかった。 言われて思い出すと、私は有言実行が好きで有言不実行もわりとよくて。 確かに不言実行はあんまりいいと思えない。 不言実行は実行してても、実行できなかったときのための予防線を張ってるようなのがなんかズルいって思う。 いつでもほら、自分の中だけならなかったことにできるじゃんって。 不実行の道も最初から用意してたんじゃんって。 選んで進んで。退路は絶っ

        • 恥ずかしくなって病んで咲いて枯れたりした。

          自分らしくなんていうのは甘えで。 人間らしく生きるべきだ。 もっと自分とはたたかうべきだ。 叩きつぶして、残酷に挑むべきだ。 岡本太郎氏のうけうりです。 人間らしくは人によってきっと違う感覚。違う到達点。 どう考えるかはたぶん自由で、でもとにかく、今のそのままが自分らしさなんて自分自身で思っているような生き方は、全然カッコよくない。 もっと壊したり求めたり絶えず使い果たして生まれなおしていく方が素敵だって思う。 大坊珈琲を味わう会。 参加した回の最後では、珈琲を挽

        ワンダーウォール

          共犯者になってくれよ。

          自分が本当に好きなことって、何かあるのかなって思ったりします。 好きだと思っていたあれこれも、最後、夢中になんかなれない、熱中なんかできないんだと、思えてしまう。 気づいているのに思い込もうとするのはつまり、心に嘘をつこうとしたみたいで、自分自身がいよいよ信じられなくなっていく。 ラジオ。最近聞いていない。 本。読むより買うのが楽しい。 着る服で気分は変わるけど、まあ、隠すとこさえ隠していたら案外なんだっていいかも。 喫茶店巡り。しない。 コーヒーもきっと、好きと

          共犯者になってくれよ。

          フルカラーのまたたきが

          テレ東の深夜ドラマっぽいと友だちに言われたことがあって、絶妙な悪口の可能性をちょっとだけ疑って人に愚痴っぽく話したら思いがけず共感をよんでしまった。 主人公だよ女優だよ、なんてフォローされたけどみんな自分の人生主人公、どうせならフジの月9やNHKの朝ドラみたいと言われたかったな。Netflixオリジナルも結構いいかもな。 たしかに私の人生がドラマだったら、自宅と職場の喫茶店とバーとラーメン屋と公園と中央線のシーンできっと完結してしまう。 低予算で室内多めでロケがとっても楽

          フルカラーのまたたきが

          琥珀色のなんとか。ほろ苦い。沢蟹

          ネルでしっかりめに出したタカイトさんの焙煎コーヒーに、弱火でくつくつと温めた牛乳をあわせる。 とっても美味しいカフェオレできます。 『かもめ食堂』の映画。 群ようこさんの原作は未読のままで、大変失礼ですが、正直私はこの作品のことあまり好きではない。 ただ心に残っているのは、かもめ食堂の前にその場所でカフェをしていたという、おじさんの存在。 …彼のコーヒーは美味しかったらしいけど。お店、どうして潰れなきゃいけなかったんだろう。 家族と離れて独りになってさ。 そんな彼

          琥珀色のなんとか。ほろ苦い。沢蟹

          覚悟の柿木。vsベンジャミン

          ベンジャミン・バロック(観葉植物)買いました。 葉っぱはグルグル、うな垂れてるみたい。 枝。か細くて、ちょっと弱々しい。 でもなんかピンってしてるのね。愛らしい。 鉢も一緒に買いました。 最初にいいなって思った鉢はサイズが合わなくて諦めた。 諦めたけど、その次にいいと思うのを私、一生懸命考えたんだよ。 カネコアヤノさんのインタビューを読んでから 〈ちゃんと私のもとで育っていけるかな〉 〈私はちゃんと、寄り添っていけるかな〉 なるべくそうやって、物を選んで迎えるようにし

          覚悟の柿木。vsベンジャミン

          この1年、酒の失敗を振り返る。

          1個歳をとったので1年分をまとめます。 (次の1年は失敗などないはずなので、こんなまとめはありえません) 27歳らへんはとにかくお酒の失敗が多かったです。 ① 26歳から27歳になる瞬間はバーで働いて過ごしてたんだけど、テキーラとか勧められてやっちゃって、お店を出て帰る途中からキツくなってって、誕生日開始数時間後にはトイレでゲロ吐いてた。最悪でした。 だから去年の誕生日はずっと二日酔いで過ごしました。 夜は高級焼肉を無理やり胃に入れ笑顔をつくるなど、お祝いしてくださ

          この1年、酒の失敗を振り返る。

          年明け散文

          People In The Boxをかけた。 10代の頃から繰り返し、繰り返し聴いてたのにね。結構久しぶり。 でもあの、ライブ中のDr.の山口さんのパチンコ店みたいなMCだけちょっと好きじゃなかった。 笑っちゃうんだけど、笑いたいわけやないねんな。 波多野さんの曲世界って改めてもうすごすぎた。 バンドの演奏もね、もちろんすばらしいんです。 岡本太郎氏の本を初めて読んでみたのは4・5年前。 当時もいろいろ刺さりまくってたわけですが。 改めて手に取って、頁をめくって、

          年明け散文

          何もない=(は)何かしたい 2022

          自分が珈琲をハンドドリップで淹れてる姿、人からどう見えるか気になっていて、たまに撮影することにしました。 カメラにおさめると、自分のことだからでしょうか、真剣そうな顔だけで、実際はどうも集中できてないのが分かっちゃう気がする。 視線に落ち着きがない。 空気感も、なんだかな。そういうことじゃないんだよって。 というか何より抽出の動き早すぎて最悪。 (抽出結果としての味のバランスや濃度感の話でもないんです) 珈琲抽出についてこれまで学んできた話では、注湯のスピードをコントロ

          何もない=(は)何かしたい 2022

          クリスマスの朝にあげるような記事じゃない。

          クリスマスの朝にあげるような記事じゃない。 アカウントつくって5年は放置してたnote。 もっと軽い、笑えるようなの書いてくつもりだったんです。 最近自分は、自己評価が恐ろしく低いのかもと気が付いて、日本語ロックのアーティストが好きなのがなんか、納得がいった。 日本語ロックはずいぶん前から私を、私の代わりに肯定してくれる存在だった。 2年ぶりにイシバシさんと会った。 イシバシさんは私より10個くらい年齢が上の人だけど、しばらく話した後で私のこと、「自分と似ている」っ

          クリスマスの朝にあげるような記事じゃない。