コント『浪人』『更年期障害』『ツンデレ喫茶』の解説
コント『浪人』『更年期障害』『ツンデレ喫茶』
脚本・演出 高山 銀平
2008年6月に上演のカカフカカ企画第19回本公演『セサミストレート』より
(カカフカカベストコント円熟編に収録)
今回は短編集です。
全部で5本ありますが、タイトルの上では3本で、
『浪人』と『更年期障害』については前後編です。
●『浪人』について
モノローグ(心の声)系のコントが多い当団体ですが、
このコントはその中でも気に入っています。
何がって、ベタでバカバカしいからです。
そしてウケに見合わないコストパフォーマンスの低さで、
衣装を原作に合わせて揃えたり、この数分のために必死に早着替えをしたり、
そのくせほとんどのキャストにセリフが無い、、、
当団体の真骨頂です。
(コロ助は顔まで塗っているのに内容に絡まないという)
●『更年期障害』について
アンパンマンを元ネタにしたコントは山のようにある当団体ですが、
このコントはその中でも気に入っています。
ポイントはアンパンが落ちる音
「ボトッ」
です。
何とも悲しく響くその音色は、
高齢化社会の闇から目を背けてはならないという警鐘なのかもしれません。
●『ツンデレ喫茶』について
コントの中で山のようにビンタをしてきた当団体ですが、
このコントはその中でも気に入っています。
オチのセリフの
「俺、ツン担当!」
が伝わりづらかったかなと反省しています。
響きや語呂はクリアしてますが、
しっかりと伝えるために例えば、
「自分だけ、ツンデレのツンの方ばかりは嫌である!」
としてしまうと、説明し過ぎでなんだかあれです。
未だに正解がわかりません。
(どなたか良いお知恵があればお教えください)
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