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弱さを受け入れる 2024/8/25 東京ヴェルディ戦

 また負けてしまった。Jリーグを折り返してから、上位であったり力のあるチームから勝てていなかった分、下位チームから勝ち点を積み重ねたいところでの負け。悔しいというか、リーグ優勝の文字が霞む負け。

 各方面でも指摘されているが、佐野海舟が抜けて知念が離脱中で、構成が大きく変わってしまった点が大きい。柴崎も三竿もスーパーなプレイヤーだけど、今までの戦い方を踏襲するにはタイプが異なる。知念は近々戻ってきそうだけど、佐野海舟とコンビを組んでいた時とは違う戦いが求められる。

 ここは、前半戦の好調を支えていた部分。それを支えていたボランチが欠け、なんならセンターライン(関川・植田・名古・鈴木優磨)への負担は夏場の暑さも重なって大きくなりチーム全体のクオリティを下げてしまっている。この弱さをサポーターも受け入れた上で試合に入らないといけない。

 正直、いまの試合運びで勢いあるチーム(特に次の京都サンガ)に勝てる気はしない。だけど、チームとして試行錯誤する姿勢には注力する必要がある。優勝目指したいし、負けたらブーイングはするけど、チームの現状と取り組む姿勢については冷静にみてあげるべき。

 自分たちの私生活に置き換えてみる。仕事でも失敗はつきもので、その要因は冷静に分析すれば見えてくる。結果を求めて外側から意見を言うことは簡単だけど、結局は当事者がどう受け入れて行動を変えるかが、成功への筋道。

 結果がすぐに出ることもあれば、時間がかかることもある。失敗や負けは目標に対するイチ過程に過ぎない。弱さを受け入れて次の一手をひとつずつ積み重ねていくしかない。

 11人の人間が1つのチームで戦い勝利を目指すのはそう簡単なことではないし、前半戦とは違う構成でJ1を勝ち続けるのは至難のこと。監督の手腕が試される時期であると同時に、サポーターにとっても耐え時がまた訪れている。

 苦しいけど、残り10試合。チームの再構築を見守りながら、応援し続けるしかない。

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