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読者から頂いたメッセージから学んだこと

『「アジャイル式」健康カイゼンガイド』が出版されて、もうすぐ1年が経とうとしています。

先日、読者の方(Oさん)から福島宛にこんなメールを頂きました。

福島 梓様
懸田 剛様

先日「アジャイル式」健康カイゼンガイドを読ませていただいたOと申します。今回このような本を時間をかけてお二人が執筆いただいたこと、大変感謝いたします。

ありがとうございます!

私自身お仕事で体調を崩してしまい、人生を根本から見つめ直さないといけないという思いから様々な健康本を読んできたのですが、福島様と同じように前職でSEとして勤めていたこともあり、SEらしいカイゼンの仕方が記載されており、

非常に共感したこともあって普段このようなことをしたことがないのですが、今回メールを送らせていただきました。

人間の進化的、文化的側面から健康とは何かという概念から説明が始まり健康を維持することが難しい現状があるなかで、アジャイルを活用して、具体的な行動を試行錯誤しながら継続できるようにしていくといった内容がとても簡潔で分かりやすかったです。

また具体的な行動案には、始めやすさや続けやすさも記載されており健康でいつづけるためにもっとも大切な続けることを第一優先に考えた内容になっており本当に読者の健康を願って書かれているのだなと大変感激いたしました。

ページ数も423ページとボリュームがあるものの、それを感じさせないイラストや行間に工夫が凝らされておりスラスラと読みやすいように考えていただけたのかなと想像しております。

現在、この本の考え方を参考にいかに楽に続けられかを考えながら健康に対して取り組んでおります。

手段やプロセスを最大限減らしてあとは行動するだけの状態をつくったりだどか継続しやすい仕組みを日常生活の中で作ったりしております。

バリエーションを増やしたり、時間があるとき、ないときなどでやる内容を変えたりできるようにiPhoneのショートカットというアプリでそれぞれのタイミングでトリガーを作ったりして普段飽き性で何事も続かなかった私でも楽に楽しく継続できるようになりました。


今となっては継続することが得意になり、継続できる仕組みを作ることに関しては自信があります。

一時期はどん底にいたものの、体力もつき人生を前向きにとらえることができるようにもなってきました。

前向きになれたこともあって ダメ元でお伝えさせていただきますが、一度お話してみたいなと思いました。
それくらい福島様、懸田様は私に衝撃を与えてくれました。

改めて執筆にあたり、それこそ何度もアジャイルしながら完成していただいたこと,大変感謝いたします。

Oさんのメールより一部抜粋(本人了承済)

メールを読み、著者の二人は大変驚き、そして喜びました。

Oさんの熱意のこもったメールをいただき、すぐに懸田に転送しました。本を参考にしながらも、自分なりのカイゼンを繰り返されていて、すごいな、うれしいなという気持ちでいっぱいになりました。 また、本書を執筆している際、内容の取捨選択にとても苦慮したのですが、「とてもバランスよく健康に関する全般が詰まっていた」といっていただけてとてもホッとしました。(福島)

このメールの内容を読んで、とても驚きました。なぜなら「こう読んでほしい」「こう実践してほしい」と執筆時にイメージしていた読者像とまさにぴったりの内容だったからです。(懸田)

早速、著者二人で実際にOさんとオンラインでお話を伺いました。

Oさんの、本書に出会った経緯や、ご自身の心の問題を身体面からアプローチして、自分にあったやり方に工夫し続けることで、良い状態をキープできているという体験談は、素晴らしく、とても心に滲みました。

特に「完璧でなければならない」というそれまでの思い込みを外せるようになった、という点がとても印象に残りました。

「完璧でなければならない」という思い込みを手放し、「今を受容しつつ、少しづつよい方向変えていけばいい」という立ち位置に立てた時、人は現状を肯定しながら、前向きによりよい方向性に進むことができます。

『「アジャイル式」健康カイゼンガイド』では、健康についての唯一の正解があるのではなく、その人の置かれている環境や、その人の持っている個性によって、求められる解決策は変わるという前提に立っています。

その解決策は、今の状況を踏まえた上で、その人自身が導き出す必要があり、そのために専門家の力も借りながら、少しづつカイゼン(工夫)していくプロセスを大事にしています。

「完璧でない(私はNG)」という自己否定から、「やれることをやった現状を受容して(私はOK)、こうすればもっとよくできるかも(私はOK)」という自己受容と自己肯定を繰り返し、進むことが大事なのだと、私たちも改めて気付かされました。

また、本書執筆時に心がけていた、

いかに始め、継続するか
いかに部分だけでなく全体として捉えアプローチするか

という点についても、受け取ってもらえたことに著者として喜びを感じました。

本書はもうすぐ出版一年を経過します。これまで、本ブログでは充分できていなかった、補足情報や本書のメッセージの発信を、少しづつ再開していこうと考えています。

読者さんのフィードバックは私たちにとってとても励みや喜びにつながります。このような気づきを与えてくれたOさん、勇気をだして連絡してくださって本当にありがとうございました!


皆様のサポートによって、より新たな知識を得て、知識と知識を結びつけ、実践した結果をアウトプットして還元させて頂きます。