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毎日 note を 10 日やってみたから振り返る。

こんばんは、かとうです。
どうもどうも。

最近エモめな文章多かったので、心の平穏を取り戻すためにラフなおしゃべりをします。あのテンション※ずっとは無理。なんか、ソワソワする。っていうかモヤモヤする。全部の文章をあれにしたらきっともう続かないので、ちょっと休憩。

※「あのテンション」の文章たち↓

自分の中のナイーブな感情を取り出そうとすると、どうしても丁寧に書きたくなるんです。この感覚を表す正しい言葉はどれだろうって、カケラを取り上げて一個一個いろんな角度から見たり叩いたり撫でてみたりして、そっとはめ込むようなことをするんですよ。

そうするとなぜか、ああいう文章が生まれるんです。なんでだろうねぇ。
なんか少しくすみがかった夕焼けとか、凪いだ海とかを前に、ひとり感傷に浸る男がいません? きっとちょっと困ったように微笑んでるよ、そいつ。なんかそういう "ぶった" 自分が見えてくるんだよなあ。

そういう面が自分の中にあるのは事実だし、それを文章に落とすことも好き。ただそういう面を書いた自分の文章だけが積もっていくと、身動きができなくなっていくような、べっとりとへばりついてくる気持ち悪いナニかを感じちゃうのです。

通じる? 通じない? わからない。
これはただの飽きかもしれないし、もしかしたらナイーブな自分を見せることへの一種の自己防衛なのかもしれない。ナイーブな文章を出すと、すごくドキドキするんだよね。恥ずかしくなっちゃうのよ、なんだかんだ。

だからこういう文章を書いて、そういう恥ずかしい自分をちょっと笑っといて、バランスを取ってるのかもしれない。
ほら、おしゃべりなら、ここで「かもしれない」なんて断定せずに済ませるズルさも、許されちゃうかなって。


とはいえ 10 日間書いてみた中で、書いてよかったなと思う文章もあります。
たとえば 6 日に書いた「雪を見て、未来の話をしたいと思った。」という note。

公開時の Twitter みたら「久しぶりに、書いてて恥ずかしいって思ったw」って書いてたけど、今読み返すとあんまり "ぶって" ないし、いい感じにダサいから好き。比較的ラフな語り口ながらちゃんと内面を外に出せている、バランスが心地よい文章でした。

あとは、まだ毎日投稿するか迷ってたときに書いた「生きていく自信がなかったら、ぼくは IT エンジニアになった。」

これは身近な人から反響があって嬉しかったです。

自分でいうのもなんだけど「デキる無敵なやつ」って思われがちで、しかもそういう風に思われているだろうな、みたいなことに敏感かつ消耗しやすいタチなので、この文章は自分が生きやすくなるために必要なものだったかなと思っています。


書いてきたものを振り返ったので、次は 10 日間続けた今の感覚をまとめておきましょう。

まず思ったのは、ぼくは意外と文章を書き続けられる人間なのかも、ということ。

先に書いた「気持ち悪さ」みたいなものだったり、題材が思いつかないだったり、辞める理由は探せたけれど、「書く」ということだけ決めてしまえば、案外毎日 1,000 文字くらいは捻り出せちゃうんだなというのは気づきでした。

そして文章を練る時間は、やっぱり楽しい。文章はモザイクアートのようだと気づいた日からは、もっと楽しくなりました。世界は素敵なカケラで溢れてる。つまり遊び道具が、いつだってどこにだって大量に転がっているってことですよ。最高か。

面白いもので毎日 note を始めてから、ずっと頭の中で言葉をいじるようになったんですよね。風呂を掃除しながら、散歩をしながら、料理をしながら、頭の片隅ではずっと、言葉を並べて、何かの模様をつくっている。文芸部に所属していた高校時代、片道 40 分の自転車通学の時間ずっと小説の文章を考えていたあのときに戻ったようで、これは懐かしい楽しさが蘇ってきたもんだと笑っちゃうくらいです。

まあ、たかが 10 日。明日「やめたい」って言ってるかもしれないけれど、とりあえず今の時点では総じて楽しいということです。よかったよかった。


ただもちろん、毎日書くのは大変です。この事実は揺るぎない。
何より時間の確保とそれに合わせた題材を選ぶのが難しい。こういうペチャクチャした文章なら 2 時間で 2,000 字とか書けますが、丁寧に書こうとすると 4 時間かかっても 1,000 字に満たず、書きたいことも書けてない、なんて事態が平気で起きてしまいます。

やっぱり題材によって、数日から 1 週間、1 ヶ月、半年と、必要な期間や時間はあって、1 日という期間、そこで使える取るに足らない時間の中で書ける文章というものを捉えきれていないのが、今後苦しさになるだろうという予感。

うまい書き方を見つけるのが先か、時間が足りなくなってしまうのが先か。いやな競争があったもんだ。

この辺はのらりくらりやっていきたいですね。書いたのに時間切れになっちゃって毎日投稿が途切れると一番悲しいので、長くなりすぎたときは前編だけ出してしまうとか、ストック作っていくとか、対策も考えつつ無理のない範囲で継続していきます。


振り返りは以上で終わり。
ではみなさま、また明日。

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