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Vindaloo世界戦略

ミキプルーン(こんばんは、の意味で)。

先日出したアルバム、お陰さまで界隈では大評判で、細かい感想を寄せてくれた奇特な人も居ました。足跡も少しずつ増えているようだ。

しかし今回さあ、せっかくエージェントを使って各種サブスクに世界配信したのだから、いやそもそも世界にちゃんとおれの曲は届いてるの?
運営、ウソついてないよね?
確かめようが無いから知らんよね?
・・・というわけで、世界にちゃんとおれの曲が届いたのかを確かめるべく、泣く子も黙る世界戦略を考えました。世のアーティストの卵の皆さん、参考にならないかも知れないけど真似していいよ!


⑴海外戦略「Operation TOMODACHI」

どっかで聞いたような作戦名だが、某SNSで世界中にお友達を作り、その彼ら一人一人に新アルバムのリンクを送ってやれば、彼らは一瞬でも半ば強制的に聴くことになり、異国におれ(の曲たち)が上陸したことと同じになるのではないか。いや、そうに違いない。
出来れば五大陸全てに上陸したい。つまりは五大陸(ユーラシア、アフリカ、オセアニア、北米、南米)にフォロワーを作って聞いてもらうだけの話だ。そう、それだけの話だよ………

準備として、まず定型文を作った。

…Yep, music is one of my hobby, and one part of my life. I love to listen and also to play some instruments.

In fact, I’ve issued my album recently. 
I played keyboards and bass guitar for vocaloid singers.   Just try it when you have time:
(Link url)
Let me know your impressions!

…そだね、音楽はおれの趣味の一つであり生活の一部なんだ。音楽を聴くのも楽器を演奏するのも大好きだよ。
実は最近アルバムを発表したんだ。ボーカロイドのために鍵盤やベースを弾いたよ。良かったら聞いてみて:
(リンクを貼る)
感想聞かせてね!
こんな感じに送ってみる

毎回打つのはしんどいので、お友達が出来たら文中にこのメッセージを忍ばせればいい。っていうか魂胆バレバレではあるが。
早速やってみよう。

一応断っておくが、名前はアルファベットで書いてあったものを抜粋。国籍、プロフは本人が登録したままを書いたが本当かどうかは知らない。まあ
良いでしょ。我々はバーチャルな世界に生きているんだから。
ではプロモーション途中経過を報告いたします。

・シャロンさん(中国🇨🇳)
女性。音楽好き。 
→    To be honest, I thought you were a gentleman , sounds like I am wrong. The prelude is fascinating,I am not professional,  it’s impressive for me. 
正直言うと貴方は紳士だと思っていましたがサウンドは違っていたようです。前奏曲は印象的です、私はプロじゃないけど私にとって印象に残っています。(紳士じゃないってどうゆう?途中よく分かんないけどどれが気に入ったのかな?実は聴いていない可能性も?)

・リーさん(南アフリカ🇿🇦)
元教師。しっかり自己紹介長め。先生口調。
→ I'll check it out and let you. Why can I not talk about music? It's food to the soul.
((VINDALOOについて)今度聴いてみるよ。音楽を語っちゃダメ?魂の栄養だよね)

・スウさん(スウェーデン🇸🇪)
同年代。アート、自然好き。
→返信待ち

・グータさん(ロシア🇷🇺)
モスクワ。戦争の事はよく分からないが早く終わって欲しい。(今度掘り下げてみたい)
→ I really liked your composition Mirai. This music really impressed me!
MIRAIが特に感銘を受けた!(シングルで以前に出したやつ。今回のじゃないけどまあ良い!)

やってるうちに、音楽普及に関係なく文通が楽しくなり始める自分がいた。それはそれ。
このプロモーション作戦を展開した直後数日のマーケティング分析を見て欲しい。
自分では展開出来るはずの無い国がいくつか加わってるでしょ。
間違いなく、今回のプロモーションが影響したと思われるのだ。

大陸進出中!

成果が出始めている!
ここに含まれていないものもあるので(少なくとも中国)、強引に言うならユーラシア横断とアフリカには上陸したった!ww
返事が半分くらいも来ないのは残念だが、文章には気をつけているし、相手の趣旨と合わなかったら多少申し訳ないとは思うが、特に地球環境を破壊したわけでもないし(若干の二酸化炭素量は増えたかも分かりませんが)、楽曲に足跡が増えれば中間の企業が潤うのだからシンプルにWin-Winな取り組みではないか。
(多くの文通フレンドの蒸発については、おれの文章の足りなさと人間的な魅力の欠如である、という現実を直視したくないので、これ以上の言及は避けておきます。そこのテクニックを競う趣旨ではないし)
今後継続するようならまた報告します。


⑵国内戦略「Operation Dog-Tag」

国内作戦の秘策。
製造業の端くれとして、ちょっとしたコネでレーザー刻印機を使わせてもらい、こんな試作品を作ってみたぜ。

公式グッズ爆誕!

バフ仕上げのステンレス。
金属の表面をレーザーで削っているので、アルコール除菌やパーツクリーナーで拭いても落ちません。
光沢があるのだけどスマホカメラを傾けたりしながら撮るとQRコードが判読出来ました。

このドッグタグは関係者配布用としたが、あれ、ちょっと余分に作っちゃったので格安で売ることを考えています。ゲリラ的に販売して楽曲を聴いてもらおうというわけだ。
値段はタダにしたいところだが、最安値¥300くらいで考えている。
仕入れは1セット¥200くらい、レーザー刻印装置はご好意で借りているので費用は掛からないのだが、手間賃や送料まで入れると完全な赤字だ。でもグッズで稼ぐつもりは無いからいい。

何の変哲もありませんが、犬の首に付けても良し、あなたの首に付けても良し。他人にプレゼントしても良いでしょう。

(業務連絡: 作詞家さん、どうやって発送すれば良いか御検討下さい)

…さて、ひとしきり楽しんだので、そろそろ英語の試験勉強でもするか。最近サボり気味なんだ。