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ホーム、ラブリーホーム

昨夜は女子がなかなか風呂から出てこないので、ベッドに横になっているうちに朝を迎えてしまった。しかも寝坊。寝坊と言っても元々何時に起きる約束もしていないので寝坊の定義ではない。階下に降りると既に朝食は済んでおり、おれは残り物で手早く朝食を済ませた。「お父さんは早食い」と注意される。外は雨。家事をひと通り済ませて熱い珈琲を淹れたら部屋でのんびりしよう。ひと回り大きいスーツケースを出して、次の仕事のための荷造り。いつも旅をしているので持ち物はいつも機能的に整理されている。冷めた珈琲を飲み終える頃には大体の準備が出来てしまう。部屋に掃除機をかけ、換気をし、する事が無くなると鍵盤に向かう。いつもの、誰も興味の無い、名も無き男の生態。

そんな白昼夢を見てはたと我に還った。
今日は唯一の休み。
何かした方が良いのだろうか?

特に浮かばないのでいつものようにパソコンに向かってみる。
じぷたに歌詞を書かせてみるもあまり冴えない。
どうせじぷたは平常運転なのだろうが、おれが冴えないからピンと来ないだけかも知れない。
そう思って、さっきの冴えない歌詞を元にして一曲入れてみた。

こちらは雨だったので、なんかゆるい気分でゆるい曲を作りました。
じぷたには「カッパの雨宿り、という題名でエモい歌詞おねがい」と雑に振っただけ。旋律当てる時にいくらか修正しました。
お歌はいつものAIボーカルきりたん。いずれ生身のボーカルに歌ってもらいたいけど、苦情は受け付けません。
伴奏は面倒だったのでピアノ一発録り。多少のミスは悪しからず。
この創作は決して誰かの幸せや世界平和や地球環境のためではなく、おれ自身の暇つぶしのためです。

拝啓名無し様、作業服アイデンティティはまだ出来ませぬ。もうちょいかかります。