自分のできることから始めるけど強要しない

アパレル業界の闇について。うわっ、お固い話題、面倒くさい!と思いますよね。

大量廃棄、人権、環境問題。中田敦彦さんのYouTube大学動画を見て、色々と思うところがあって、自分の価値観を考えるきっかけになったので共有しようと思います。

「日本製のものを適正な値段で買う」

これをただ聞いたら、なんかこだわりの強い、面倒くさい人って感じで、「あ、私は結構です」という風に思ってしまう。オーガニック信者に対する拒否反応的な。

でも同時に、安かろう悪かろうって昔から感じていたし、野菜とかは顔が見える農家ならば、多少値段が高くてもわざわざ選んで買っていた。

そして最近、年齢を重ねたせいか、以前より物そのものよりストーリーを選んで買うことが増えた気がしている。

これ、という確固たる信念があるわけではなく、自分が大切に思う物にお金をかけるようになってきた。これは環境問題とか云々じゃなくて。

例えば、憧れている人が身につけていたり作ったりした物だから、それを持つことで、憧れている人を応援したり自分の気持ちを高めるために買う、とか。

例えば、頑張っている誰かがクラウドファンディングでやっている物を買う、とか。

そして見た中田敦彦さんの動画。

自分が(無意識に価値をおいて)やってきたこと

絶対に必要な「衣」だからこそ良いものを、しいては日本を応援できるものを身につけたいこと

2つの思いが繋がった。

そして同時に、なんか安心した。

どこかで、高級ブランド品に対する嫌悪感がある一方でブランド品に対する憧れが拭えない自分をどうにかしたいと思っていたから。

ブランド名じゃなくて、自分が良いと信じるものを身につけて堂々としていいんだ。私が買っているのは、物そのものだけじゃないんだから。

そして、自分ができることから始める。例えば人権問題はアパレルに限ったことではないし、これもあれば、あれもある。全ての人権問題を理解して全てやる!?そんなの無理、だし、できない自分を蔑まなくていい。自分ができることを、できる範囲で、信じてやることが大事だよね。

でも忘れないようにしていることが一つある。

人に強要しないこと。

アパレルでいえば、劣悪な環境、人権侵害は悪だと私は信じていて、適正に作られたものを適正な値段で応援したい、買いたいと感じるけれど、価値観は人それぞれで、強要されるものではなく、みんなそれぞれがその価値観に気づいた時にそれぞれで行動を変えていけばいいと思うから。

これは何も洋服に限ったことではない。

何事も人に強要すべきではない(と思う)。強要されたことは自分が納得していないことだから身につかないし、価値を置いていないから本来の意味がないと思う。

例えば、子どもには無農薬で健康的で良いものを食べさせたいとして、夫が違うものを買ってきたとしても、じじばばが激甘のお菓子を食べさせてくれたとしても、文句を言いたくはないし、自分が自分でできる範囲で信じることをすれば良い。

だから私は今日も自分が信じる良いものをやっていく。誰にも気づかれなくてもいい、自分が良いと思うもので自分の気持ちを心地よくしていく。

「衣」に関しては、中田敦彦さんの動画を見て心が動いたから、次に買う洋服は、例えばメイドインジャパンで、例えばサステナブルで、例えばエシカルに作られたものを買ってみようと思う。(カタカナ多っ、笑)

と同時に、安易に新しい洋服を買うのではなく、今持っているものを感謝して大事に着ていこうと思う。

あなたが良いと信じるものはなんですか?

今日も穏やかな一日を過ごせますように。

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