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ナーナナラさん対戦ありがとうございました
ナーナナラさんというMIGMA SHELTER所属のアイドルが卒業した。ライブ後の高揚感ゆえか、実感は沸いてない。
というか、卒業発表から一年、いなくなることを意識せずに過ごしてしまった。んだよな〜。
自分語り
私がMIGMA SHELTERに通い始めたのは2019年の11月、奈良は既にグループにものすごく馴染んでいた。
そして私はタマネさんに首ったけだった。今もだけど。
そんな状態で奈良にまず興味を持ったきっかけは、48Gを好きだったという共通の過去を見つけたから。
気になって掘り進めていったら、私が激重の感情を未だに向けているでお馴染みNGT48も一時期見ていたという。 そして諸々でお気持ちになっていた、とのこと。
同じ傷を持っている人に出会ったのは初めてだった。
奈良の傷は私のそれほど深くはなかったのかもしれないけど、その事実は私の救いだった。
奈良は、思うところはありながらもとにかく色々なアイドルを観て、自分の中の「アイドル」を確立させた人だと思う。
それは途方もない営み。
ましてやゴリゴリに踊るサイケデリックトランスアイドルの中でその強烈な「アイドル」を保ち続けるとは。
この3年、振り返ってみたら私は奈良を直接褒めてはいなかった。
歌とかダンスとかコミュニケーションとか、そのあらゆる「ナーナナラ」であるための努力が裏にあることを忘れて、夢中で楽しいお喋りをしていた。
私の目に、ナーナナラはひとつの路線のゴールみたいな、完璧なアイドルに見えた。
それこそ48の子みたいにかわいいけど、歌声は力強くて、多少下卑た話にも付き合ってくれる。
頑張りや失敗は軽いジョークみたいに扱って、誰にも負けない、強いアイドルだった。
昼にできた最後の接触でも、NGTの円陣ごっこをしてゲラゲラ笑っていた。
だから、その後の卒業ライブのMCで奈良が涙ながらにこれまでの努力を語ったとき、ものすごい後悔を覚えた。
こんなにも偉い子だったなんて。
三年前に戻ったら死ぬほど褒め讃えたい、と思った。
そう思わされたということは、ナーナナラの勝利なのかもしれない。
ナーナナラは、努力を隠してアイドルの部分だけ綺麗に見せてくれた。
それが全てのアイドルの正解では決してないけど、ナーナナラの本人ちゃんが選び出した大正解だった。
「すべての要素が完璧を奏でていた」。
そう見えた私は完敗、笑顔でいつづけた奈良の大勝利。
最後になってしまって、直接言えなくて本当に申し訳ないけど、ナーナナラさんはずっと偉かったです。
徹底的な努力に裏打ちされたナーナナラちゃんは色んな人を魅了していました。
奈良推しって濃いよな〜と常々思っていました。
それはきっと、それぞれに刺さる部分を持ち合わせていたから。すごいよ。
無意識な部分も含めて、あなたが経験したすべてがナーナナラという素敵なアイドルを構成していました。
これから更に経験値を上げていくあなたを見られないのは残念です。が、勝ち逃げは許しません。
いつか再会したら、努力ポイントを全部指摘してボロクソに甘やかして打ち負かします。
お待ちしております。
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