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魔法の国と現実世界とは、鏡になっていて、ウツシヨ

働きすぎなので、今日明日はお休みすることにした。好きな映画を観まくる。

とっても示唆的だなあ。

ディズニー映画『魔法にかけられて2』

一作目の『魔法にかけられて』は2007年。

あれから15年も経ってしまった。

2007年といえば、初代iPhoneが発売された年だ。あれで全人類のライフスタイルが一変した。ということは、Before iPhoneであり、今年の『2』はAfter iPhone。一作目原題が『Enchanted』(魅せられて)、『2』は「dis」がついて『Disenchanted』(幻滅させられて)。示唆に富む。

というのも、『Enchanted』(魅せられて)では魔法の世界は夢と魔法の「ザ・ディズニー」な世界だ。
確かに、iPhone前の2007年現実世界には夢と魔法があふれていた。

魔法の国と現実世界とは、鏡になっていて、ウツシヨ。

2022年の現実世界はどうか。「まさか、いまどき、誰もやんないよね」と思っていた戦争が続いてる。ミサイルが毎朝のラジオ体操のように日課で日本近海に打ち込まれている。感染病、収まる気配がない。大手IT企業がリストラの嵐。「災害が日常にべったりと貼り付いた毎日」。

そうなると、「魔法の国」も、同じようになる。

『Disenchanted』(幻滅させられて)、まさにぴったりなタイトルだ。

でも、映画の中で、確かなメッセージを伝えてくれる。

ハッピーエンディングではないかもしれない。わからない。でも、瞬間瞬間が奇跡。愛の力(Love Power)は無限。

主役のジゼル役エイミー・アダムス、『メッセージ』でシリアスな役をやっていた同一人物とは思えない「振り切り」ぶり。このひと、本当にアタマいいんだなあと思う。そして、演技も抜群にうまい。ラスト、娘に見せる顔、それだけで、涙出た。

ぼくの中では、『すずめの戸締まり』とワンセットの映画です。

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