ローレルクラブ2024募集馬(2023年産)AI馬体診断
2024年度の一口クラブ募集馬の馬体診断の第14弾として、ローレルクラブの診断結果を公開する。
ローレルは当歳時から募集が始まっている馬を含めて全15頭の募集で、診断スコアの平均は0.34となった。
高額募集馬のスコアを見ていくと、頭一つ抜けた最高募集額はコントレイル産駒であるアビーム23の募集総額6000万円で、診断スコアは0.23とクラブの平均と比べても低い評価にとどまった。次いで白毛のゴールドシップ産駒サトノジャスミン23が5000万円の募集で、スコアは0.74となりローレルのこの世代の最高評価が2番目の高額募集馬から出た。
ローレルクラブ2021年産のAI馬体診断結果と現在までの競走成績を比較して、AI馬体診断の精度を検証してみることにする。
2021年産のAI馬体診断スコアを公開したのはこの記事で、そこで診断スコアが0.70以上であった2頭の競走成績(2024/08/18現在)を見ると、以下の通りとなっている(取り上げるのが2頭と少ないが、スコア0.50以上としてもこの2頭だけになってしまう)。
・0.80 ペルフェツィオーネ(現役:8戦1勝 [1-1-0-6])
・0.78 パドマ(現役:6戦2勝 [2-2-0-2])
ここまでローレルのこの世代では、勝ち上がったのは全募集馬12頭中3頭で、勝ち上がり率は25.0%となっている。一方で上記の高評価組は2頭とも勝ち上がりを決めており、少ないサンプル数ながら馬体評価がうまくいったと言えるだろう。
また、ローレルのこの世代の出世頭となる2勝馬のパドマ(この記事を公開する2024/08/18に2勝目をあげた)も上記の高評価組に入っており、その点でもよい評価だったのではないだろうか。もう1頭の勝ち上がり馬であるレガテアドールだけはスコア0.02という低評価になっていたのは残念だが、概ねAI評価と競走結果がよく結びついているようなものであったと言ってよさそうだ。
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