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ラフィアンターフマンクラブ 2024募集馬(2023年産)AI馬体診断

(2024/10/13: 特別募集の8頭の評価を追加。本文は修正なし。)

2024年度の一口クラブ募集馬の馬体診断の第5弾として、ラフィアンターフマンクラブの診断結果を公開する。
ラフィアンは早期募集、早期第2次募集を含めて全42頭の募集で、診断スコアの平均は0.33となった。
社台グループのクラブと比較すると超高額募集馬はおらず、1頭のみ8000万円となっている以外は軒並み低価格に抑えられており、2000万円以下の募集額が過半数(42頭中32頭)となっている。その中でも高額馬の診断結果を見ると、最高額馬のネイティヴコードの23(父ベンバトル)が0.86で全体の3番目の好スコアが出ている。それに続く募集総額4000万円のレオンドーロの23(父ゴールドシップ)が0.39、続いて総額3600万円のオーサムボスの23(父ダノンバラード)が0.28、さらに総額3000万円の3頭 スクービドゥーの23(父ダノンキングリー)が0.02、ハイタップの23(父ダノンバラード)が0.48、フォクシーレディの23(父ベンバトル)が0.09と、最高額馬のネイティヴコードの23以外は低調な結果となっている。
この世代で最も診断スコアが高かったのは募集額1700万円のマイネフェリックスの23(父ダノンバラード)で0.93、続いて募集額1800万円で早期第2次募集のペルソナリテの23(父ベンバトル)で0.92、そして先述の最高額馬であるネイティヴコードの23となっている。

2024/10/13 特別募集馬の評価を追加

ラフィアンターフマンクラブ2021年産のAI馬体診断結果と現在までの競走成績を比較して、AI馬体診断の精度を検証してみることにする。
2021年産のAI馬体診断スコアを公開したのはこの記事で、そこで診断スコアが0.70以上であった5頭の中央在籍時の競走成績(2024/06/23現在)を見ると、以下の通りとなっている。
・1.00 マイネルレグルス(現役:5戦1勝 [1-0-0-4])
・0.90 マイネルズコット(現役:4戦0勝 [0-0-0-4])
・0.82 ベーディーナ(中央抹消:1戦0勝 [0-0-0-1])
・0.73 ラディアントホース(現役:2戦0勝 [0-0-0-2])
・0.71 マイネルエタナ(中央抹消:3戦0勝 [0-0-0-3])

ここまでラフィアンのこの世代では、勝ち上がったのは取消1頭を除くと募集馬45頭中12頭と勝ち上がり率は26.7%となっている。一方で上記の高評価組はクラブ平均と比較するまでもなく厳しい内容であり、勝ち上がりが5頭中1頭の20%で、勝ち上がったマイネルレグルス以外は掲示板にも載れない状況である。
一方でラフィアンのこの世代の活躍馬がどのような評価であったかと見てみると、重賞(京王杯2歳S)勝ちのコラソンビートがスコア0.03と全体で下から2番目の評価だったり、それに次ぐ2勝馬のマイネルティグレが0.27と平均以下であったりするなど、どちらから見てもこの世代のAI馬体評価がうまく機能していなかったと言えそうだ。

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