見出し画像

社台サラブレッドクラブ 2024募集馬(2023年産)AI馬体診断

2024年度の一口クラブ募集馬の馬体診断の第2弾として、社台サラブレッドクラブの診断結果を報告する。
社台TCは募集取消となった1頭を除くと、全87頭の募集で診断スコアの平均は0.53となっている。
募集金額はサンデーTCに比べるとやや抑えられているが、それでも総額1億円が2頭、続いて8000万円が5頭出ており、それら7頭の平均スコアは0.73と平均を上回る結果となっている。
社台TCからは満点評価が2頭出ており、ダイワレジェンドの23(父キズナ)とジュマイエルの23(父コントレイル)でいずれも牝馬である。

社台TC2021年産のAI馬体診断結果と現在までの競走成績を比較して、AI馬体診断の精度を検証してみることにする。
2021年産のAI馬体診断スコアを公開したのはこの記事で、そこで診断スコアが満点であった16頭の中央在籍時の競走成績(2024/06/05現在)を見ると、以下の通りとなっている。
・1.00 アルスフェルトの21(未出走引退)
・1.00 ウィップスティッチ(現役:5戦0勝 [0-0-0-5])
・1.00 サイレントグルーヴ(現役:4戦1勝 [1-0-0-3])
・1.00 シークレットレーン(現役:2戦0勝 [0-0-0-2])
・1.00 ジャンタルマンタル(現役:6戦4勝 [4-1-1-0])
・1.00 ドレッシーナイト(現役:未出走)
・1.00 ナイトアウェイ(現役:2戦0勝 [0-0-1-1])
・1.00 ビスクウィザード(現役:3戦0勝 [0-0-0-3])
・1.00 フライフリーダム(引退:3戦0勝 [0-0-0-3])
・1.00 ミラキュラスドラマ(現役:7戦1勝 [1-1-2-3])
・1.00 モアリジット(現役:9戦1勝 [1-1-0-7])
・1.00 モッドフレイム(現役:未出走)
・1.00 モデルニスモ(現役:1戦0勝 [0-0-0-1])
・1.00 モンシュマン(現役:9戦2勝 [2-1-2-4])
・1.00 ラセーヌシュメール(現役:3戦0勝 [0-1-0-2])
・1.00 リアルビギニング(現役:4戦1勝 [1-2-0-1])

ここまで社台TCのこの世代では募集馬86頭中40頭と半数弱が勝ち上がっており、勝ち上がり率は46.5%。一方で上記の高評価(満点評価)組は16頭のうち勝ち上がったのが6頭で勝ち上がり率37.5%と、クラブ全体より低い結果となった。
社台TCのこの世代からはG1勝ち馬としてジャンタルマンタルが出ており、上述の通り満点評価できていたのは高く評価できるところと言えよう。一方でもう1頭の重賞(交流重賞)勝ち馬であるイーグルノワールも満点評価には及ばないものの0.73と、平均を上回る評価はできていた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?