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「繊細さん(HSP)」という個性

▼「繊細さん」と感じる人はまわりにいるか、もしくは自分がそうか?
HSPとは”Highly Sensitive Person”の略で「繊細さ」が産まれもった気質として人より強い人のことを言います。エレインアーロン博士の調査で5人に1人の割合でいることが明らかになりました。決して病気ではなく何か外からの刺激に対する感度が高い人ということで、よくいわれるのは料理の「ザル」の目が荒いか細かいかという違いと言われています。ちなみに私はザルの目がとっても荒いHSPの逆にある「鈍感さん」だと自負しており、繊細なこころや何かに共感できる人になりたいなって、ずっと思っていました。
※ちなみに下記に【繊細さん診断テスト】23問を載せていますのでよければチェックしてみてください。私は2個しかあてはまらなかったです 笑

▼仕事においてはどのようなことがあげられるか?
・環境変化や人の感情に敏感で組織異動や戦略変更を嫌がる傾向にある
・顧客対応は丁寧でNPS評価は高く、ミスやクレームはあまり起こらない
・顧客要望や相手からの要望をうけやることが多くなり過重労働になりがち
・数字で順位付けしたり、人前で発表すると緊張して実力が発揮されない

繊細か繊細じゃないかはただの受け取り方の違いであり、個性であると考えています。そのため自分や自分のまわりのメンバーがどのような人で、それに合わせた対応ができればいいと考えています。ものごとには常によさとわるさの両面があると考えており、繊細な人は繊細なりの、反対の人には反対の人なりの悩みや憧れがあります。「決して自分だけが・・・なんだ」と言うことはないでしょう。私は鈍感さんなので人の気持ちに気付きづらかったかったり、共感性が低いと女の人に言われたり、刺激依存症だったりしてこのままで大丈夫なのかと悩んでしまった時期もあります。(今はそんな自分も大好きなので全く問題ないですが。。)

▼仕事のタスクを渡すためにマネジメント上で重要なこと
・マルチでなくやることを絞り概念的でなく具体的でシンプルに伝える
・大事なことば「一つ一つやっていこう!」と伝える
・仕事が遅く感じるが実は丁寧な対応をしているだけなので気にしない
・残業時間や効率に関して言及しない
・気になることが多すぎるので「ムダの排除」を一緒に考える

私は「鈍感さん」な管理職なので、メンバーのマネジメントにおいて仕事の仕方させ方については日々一生懸命考えて工夫しています。一方で、自分が「繊細さん」である場合には、日々の生き方は仕事への考え方について自分なりの考え方を持って取り組まれるといいかと思います。何度も言いますが、それは単なる個性なのでちゃんと自分らしさを捉えた上で、そのらしさを前向きに捉えながら楽しく人生を送れたらいいですね。

【繊細さん診断テスト】23問
・自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ
・他人の気分に左右される
・痛みにとても敏感である
・忙しい日々が続くと、ベットや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃られる場所にひきこもりたくなる
・カフェインに敏感に反応する
・明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレン音に圧倒されやすい
・豊かな想像力を持ち、空想に耽りやすい
・騒音に悩まされやすい
・美術や音楽に深く心動かされる
・とても良心的である
・すぐにびっくりする(仰天する)
・短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう
・人が何か不快な思いをしている時、どうすれば快適になるかすぐに気づく
・一度にたくさんのことを頼まれるのがイヤだ
・ミスをしたり、物をわすれたりしないようにいつも気をつける
・暴力的な映画やでテレビ番組は見ないようにしている
・たくさんのことが自分のまわりで起こっていると不快になり神経が高ぶる
・空腹になると集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
・生活に変化があると混乱する
・デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
・動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
・仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる
・子供のころ親や教師は自分のことを「敏感だ」「内気だ」と思っていた

以上のうち12個以上に「はい」と答えたあなたはおそらく繊細さんでしょう