自己紹介🤗

はじめまして、KIZUNAです。
現在、理学療法士として病院に勤務しています。
2007年に理学療法士免許を取得して、現在、17年目です。
17年目と書きながら、いつの間にこんなに時間が経ったのか、びっくりしています。

◇理学療法士（ＰＴ）を目指したキッカケは？

大学3年生の時、部活動で左第5趾基節骨骨折をしたことで、スポーツ復帰にかなり時間を要し、そのことを大学の卒業論文にすることに決めました。論文作成の時に、リハビリテーションという言葉と理学療法士という仕事に出会いました。そこから、自分のように怪我によって、困っている選手を助けたという思いから、ＰＴを目指しました。

◇ＰＴを実際見たこと、体験したこともなかった！

ＰＴを目指す多くの人は、実際に自分が怪我をして、PTを受けたことがあったり、家族や知り合いがPTを受けている場面を見たりと、実際に何をするのか知っています。ですが、私は、一切見たことも、聞いたこともないのに、家の近くにたまたま専門学校があった、そして、動く仕事、人に関わる仕事が自分には合っていると思っていたので、あまり迷うことなく、PTを目指しました。
今、思えば全く知らない仕事を本からの情報だけでよく簡単に選択したなぁ～って感じです。

◇専門学校での出会いに感謝

何となくで入った専門学校が、最高だった。
地元で通いやすいという理由だけ選んだ学校が、PT人生を大きく変えた。
専門学校の先生との出会いが、PTの厳しさはもちろん、やりがい、魅力をいっぱい教えてもらえました。そのお陰で、今までPTとして働き続けられています。もし、別の専門学校に行っていたらと思うと、正直、今があるかわからないぐらい、今の自分があるのは、専門学校の先生のお陰だと思っています。また、臨床実習でお世話になった先生方、実習中に勉強させて頂いた患者さんには、本当に感謝でしかないです。
そして、クラスメイトや先輩や後輩の存在も、かなり大きかったです。

今となっては、大学で怪我をしたお陰で、ＰＴという素敵な仕事に出会たので、あの怪我は、必然だったんだと思います。

◇専門学校によって全然違う！

学校で習うことは、国家試験もあるし、ほぼ一緒だと思っていましたが、実習先で出会うＰＴや学生に会う中で、基礎医学の部分は一緒なのに、ＰＴの概念や治療技術などの教え方が少し違うということに、違和感がありました。その後、就職し様々なPTや学生、そして勉強会に行けば行くほど、本来のPTを知らないPTがいかに多いかということに、正直、びっくりしました。
私は、専門学校で当たり前のように、習っていた本来のPTが、いざ現場に出ると逆に煙たがられるような立場であることに、憤りを感じたこともありました。

本来のPT・OTがどういう歴史で生まれ、日本にどういう経緯で資格ができ、法律はどうなっているのか、そして、現在はどうなっているのか、私は、幸運なことに専門学校、そして就職後も本来のPT・OTを叩き込まれてきたので、それが当たり前で育ってきました。

自分の仕事は本来どういう役割をするために生まれたのか、もちろん、時代と共に役割が少しずつ変化していかなければいけませんが、変化していくには、歴史を知っておくことが、改めて大切だと思います。

残念ながら、学校としての役割や負担は、年々増えていってます。
学校としては、単位の取得、そして国家試験対策がメインとなっています。その中で、授業の一部で歴史や本来のPTの話しをしても、学生の頭の中にはほぼ残っていません。一部ではなく、全体を通して一貫してPT・OTの本来の姿を伝え続けて欲しいです。

◇PT・OTは、治療家です。

PT・OTは、治療手段であると、私は、教え込まれてきました。
ですが、学校ではほぼ治療技術を教える時間がありません。
その結果、卒業して免許を持っていても正直、全く使いものになりません。
だから、必死に先輩から教えてもらい、勉強会に参加し、1日でも早く治せるようになる必要がありました。
理論も大切です。でも、臨床では、結果が全てです。
そのことを、本気で叩き込んでもらったことは、私にとって財産です。

そして、目の前で患者が動けるようになっている姿を、幾度となく見させて頂きました。
・痛いと言っていた患者が、痛くないと言ったり。
・力が入らない患者が、治療後、力が入ったり。
・歩きにくそうにしていた患者が、楽に歩いたり。
・もう手術するしかないと言われた患者が、症状がなくなったり。
・誰がやっても歩けない患者を、いとも簡単に歩かしたり。
と、本当に驚くような現象を目の当たりする機会があったことは、ＰＴ人生にとって大きな影響を与えてくれました。

◇治療家としてのプレッシャー

治療が出来て当たり前の世界に飛び込んだことで、その重圧に負けそうになることもありました。技術だけでなく、知識も全然足りないので、自分の不甲斐なさを毎日、痛感してばっかりでした。ですが、一緒に頑張ってくれる先輩と同僚がいたからこそ、そんな自分でもなんとか頑張ってこれました。
ですが、当たり前ですが、本物のPTを知ってしまった以上、目標はそこになってしまうので、なかなかしんどかったです。知識では、なんとなくわかるようになっても、結局、技術においては全く縮まることがなく、走り続けてもゴールがより遠くなっていく感じがありました。

◇諦めそうになったことも

自分には、治療家としてのセンスがないから無理かもと、諦めかけた時も何度もありました。ですが、なんとか腐りきらず、やり続けたことで、様々な方との出会いで、色んな気づきが生まれました。
もちろん、今でも恩師の存在は、私にとっては大きな存在ですが、昔に比べプレッシャーにはなっていません。
そもそも、全く同じことが出来るわけではないと、自分の中で上手く頭の整理ができるようになったことが大きいです。

◇色々と悩んできたから、伝えられるものがある

PT人生の中で、様々なことに悩んできたからこそ、自分自身の経験が少しでも誰かの役に立ってもらえたらと思い、今後、発信していけたらと思っています。
知識面ではなく、よりわかりにくい、技術面で皆様にとって役立つ情報を発信していきますので、よろしくお願い致します。