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お客さんの今だけでなく、過去を見ると新しいものが発見できる

顧客のパーソナルデータを考えるとき、そのデータの多くを現在に求めます。

でもひとりのお客さんを考える時、その人の現在だけでなく過去や未来に目を向けると意外なヒントが掴めます。

そんな時に使って頂きたいが、ガイドブックの個人年表シートです。

私が生まれた昭和33年には、即席ラーメンが35円でした。
10歳の時に三億円事件が発生し、11歳の時にアポロ11号が月面着陸に成功しました。

昭和58年、25歳の時に東京ディズニーランドが開園しました。
過去の時代に起こった事件や出来事を、何歳の時に見てきたか、または経験したか、それによってその後の行動が影響を受けないか。純粋な疑問点です。
 
同じように10歳年上の方を調べてみます。
 
10歳の時、即席ラーメンは35円でした。三億円事件が発生したのは20歳の時です。TDLが開園したのは35歳のときです。

35歳の男性が当時TDLの開園をどのように見ていたでしょう。
自分が楽しむよりも、父親として見ていたのか。

25歳の独身の時初めて訪れた人と、35歳に子供連れで行った人では
その後の再訪にも行動の違いがあるのではないか、
漠然とですがそんな気がします。

お客さんの買い物行動や嗜好を考える時
「何を何才で見てきたか」
そんなことを考えると、客層としてのヒントが見つかるかも知れません。

「お客さんの今」を考えると同時に
過去や未来に焦点を当ててみれば、違うものが発見できそうな気がします。

「個人年表シート」を使ってお客さんの過去と未来を整理し
「顧客のパーソナルデータ作成シート」に情報を入れ込んでください。



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