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Vol.17小島よしおさんインタビュー「とにかく目立ちたがり屋のこどもでした」【9月のワークショップのキヅキセンパイに決定!】

キヅキランドをみんなで一緒に体験して、不思議をふくらませる面白さを味わおう!というわけで、来たる9月19日(月・祝)にワークショップを開催します。ワークショップには、こどもたちと一緒にキヅキランドを体験する大人の仲間「キヅキセンパイ」が参加しますが、9月のワークショップのキヅキセンパイは、お笑い芸人の小島よしおさん! 近年はお笑いの活動の傍ら、小学生向けのコンテンツを作って「楽しい勉強の場づくり」にも取り組んでいる小島さんに、こども時代の思い出から今の小学生に向けた活動についてなど、いろいろなお話をうかがいました。
※キヅキランドについて詳しくはこちら


小島よしおさんプロフィール
ピン芸人として活動し「そんなの関係ねぇ」のギャグで脚光を浴びる。数々のテレビ番組やお笑いライブに出演しながら、漢字検定準1級やジュニアフードマイスター、キッズコーディネーショントレーナーなどさまざまな資格を取得し、活動の幅を広げている。最近はこども向けの学習動画を配信し、小学生からも大人気。


今僕が踊っているのは、小学校6年生の時の先生が原点かも!?

——まずはご自身のこども時代のお話からうかがいたいと思いますが、振り返ってみて、小島さんはどんなこどもでしたか?

目立ちたがり屋でした。だから、学級委員長や応援団長など目立つものを好んでやってましたね。

——夢中になっていたものってなんですか?

保育園のときは泥団子作り。小学校の時は、野球やサッカー、昼休みのドッジボール。教室では黒板でマルバツゲームをやったり、ガンダムやドラゴンボールの絵を描いたりしていました。

——不得意だったものは?

後片付けやお掃除は苦手でしたね。

——勉強は?

好きってわけでもありませんでしたが、苦手っていう感じでもなかったです。授業には積極的に参加してたと思いますね。やっぱり、目立ちたがり屋だったので(笑)。

——目立ちたがり屋ゆえに、授業もがんばる(笑)いいですね! 習い事はされていましたか?

柔道、書道、水泳、公文式やチャレンジ……自分で「やってみたい!」と言って、いろいろやってました。でも、あんまり長続きはしなかったですねえ。野球だけはずっと続けてました。

——夢はプロ野球選手だったんですよね。

そうです。小学校の時に、地元の少年野球チームに入ったんですけど、そこではコーチや監督は大人だし、年齢も年上の子も年下の子もいるじゃないですか。だから、野球だけじゃなくて、そういういろんな人とのコミュニケーションする力、というか社会性みたいなものが身についたかなと思いますね。

——学校でのコミュニケーションはどうでしたか?

特に意識してなかったですけど、「今あいつひとりだなー」みたいなのを見つけると話しかけたりはよくしてました。

——学校で気になっていたこと、不思議に思ってたことってありましたか?

職員室ですね。外からは中の様子が見えなかったし、ほとんど行くこともなかったので、どんな感じなんだろうと気になってました。どっちかというと「こわいところ」という印象でしたね。
実際に初めて中に入った時も、みんな先生たちが作業されていて、知らない先生もたくさんいる中、知ってる先生もいつも教室にいる時とは雰囲気が違っていた気がします。

——あるインタビューで小学校6年の時の先生が恩師だとおっしゃっていました。どんな先生だったんですか?

真面目で優しい先生でした。学級通信をこまめに手描きで書いてくれて。でもたまに「月光仮面」を踊ってくれたりするんです。今、僕が踊っているのはこの先生の踊りが原点かもしれません(笑)。

こどもは素直で正直な反応をするんだな、ということを実感しています

——今、小島さんはお笑いのお仕事と並行して、いろいろなこどものコンテンツに携わっていらっしゃいます。こども向けのライブをやったり、悩み相談に答えたり、学習動画を作ったり。そういう活動を始めるきっかけはなんだったのですか?

こども向けのライブは、先輩に「やってみたら?」とアドバイスをもらったのがきっかけです。動画は、コロナ禍で休校になってしまったこどもたちのために学力をキープするための授業動画をつくらないかと声をかけてもらったのがきっかけでした。

——ライブも動画も、こどもに向けてつくるのは大人向けとは違ったもので、新しい挑戦だったと思います。最初は不安と期待のどちらが大きかったですか?

どちらかというと、期待というか「楽しみ」がまさってましたね。ダメでもともと!楽しんでいこう!という感覚でしたね。

——実際にこどもたちに向けた活動をやってみて、気が付いたことはありますか?

素直で正直な反応をするんだな、ということを実感しています。たとえば、ライブのヒーローショーでは、敵にやられそうになるとすごく本気で応援してくれるんです。あと、変身する時にバナナを使うんですが、そのバナナをステージで探していると、どこにあるかこどもたちが一生懸命教えてくれるんです。

——特にライブだとそういう反応はパワーになりますね! そういったこどもたちに向けたショーや動画をやるときに、大切にしていること、気をつけていることはなんですか?

ゆっくりしゃべることと、わかりやすい表現をすることです。たとえば「嫉妬」という言葉は難しいので、もっとこどもたちに身近な別の表現や語句を使うようにするとか。

——なるほど。こどもたちを置いていかないようにするためには大事なポイントですね。ところで、小島さんの学習動画のように、学校以外の学びの場所は今、いろいろあります。こういう「学校ではない学びの場」のあり方についてはどうお考えですか?

学校の勉強を補足するものだったり、学校とは違う体験ができるものだったり、いろいろありますし、それぞれ自由で良いと思っています。
僕の動画は、どちらかというと学校の補助的な役割かなとは思っています。勉強が嫌いな子でも楽しんでくれるような工夫をしているつもりです。

——今度9月に、私たちのオンラインコンテンツ「キヅキランド」を使ったワークショップに参加いただきますが、キヅキランドもそういった「学校ではない学びの場」のひとつとして、こどもたちに楽しく体験してもらいたいと思っているんです。小島さんは、キヅキランドにはどういう印象をお持ちになりましたか?(キヅキランドについての記事はこちら

名前を聞いた時に「きっと何か学びを得られるところなんだろうな」と思いました。実際に体験してみると、動画にいろんな人たちが見つけたものが書きこまれているのが面白い。しかも、人の見つけたことに自分の考えを付け加えて展開できるのがとても新鮮で、みんなで考えを深めていけそうだな、と思いました。

——ワークショップではたくさんのこどもたちと一緒にこのキヅキランドを体験していくわけですが、楽しみにしていることはなんですか?

やっぱりこどもたちには自分にはない発想がたくさんあると思うので、それに触れることができるのが楽しみですね!

——私たちも、こどもたちが小島さんに刺激されてどんな発想でキヅキランドの中に「不思議」や「驚き」を発見してくれるのか楽しみです! どうぞよろしくお願いいたします!

Illustration: Haruka Aramaki


小島よしおさんからのメッセージはこちら!

ワークショップの詳細・申込はこちらのバナーからご確認ください。


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