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きづかいの音楽・映画探検記

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私の倉庫には4万枚のレコード、CDが今にも崩れ落ちそうになっています! また知られざる日本の作曲家の研究や、古い日本映画を見るのも大好きです! ここではその中から気に入ったものを…
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2020年8月の記事一覧

SPレコード最高!

最初は「なんて雑音が多いんだ!」と思った。 それに盤に傷があったりすると、例の針飛びって…

きづかい
4年前
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古關裕而「あの旗を討て」

(古関裕而・写真/Wikipediaより) 今「エール」で話題の古關裕而氏は、戦時中数多くの軍歌を作…

きづかい
4年前

「エール」古山裕一がコロンブス・レコードを首になりそうになった原因を作った作曲家

(写真/江口夜詩記念館/筆者撮影 2020.6) 「十九の春」「月月火水木金金」 「憧れのハワイ航路…

きづかい
4年前

昭和20年代の歌手にハマってしまいました。

ある日私は突然、現在完全に忘れ去られている昭和20年代の流行歌手にハマってしまいました。そ…

きづかい
4年前
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中村紘子さんのこと

 クラシックを好きになり始めたばかりの頃、「音楽の友」を読んでいた私の目は、ある若き女性…

きづかい
4年前
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前田憲男さんのこと

写真は「前田憲男の作曲術入門」(ドレミ楽譜出版/1983) 2018年11月25日、稀代の名アレンジャ…

きづかい
4年前
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前田憲男の名アレンジが光る!チェリッシュの1976年のベスト・コレクション

チェリッシュ1976年リリースのベスト盤・2枚目は、それまでのヒット曲10曲を前田憲男氏がオーケストラに編曲し、当時分裂騒動直後の日本フィルとレコーディングしたものである。絶頂期の悦ちゃんの歌唱も素晴らしいが、ここでの前田氏の編曲は圧巻! 「ひまわりの小径」では、何とチャイコフスキー「白鳥の湖」の「4羽の白鳥の踊り」を前奏に使うなど、まさにやりたい放題。「愛の終末」でのダイナミックなオーケストレーションはハンパではなく、オーケストラも完全に本気を出している。  後年、前田

須賀田礒太郎の行進曲「皇軍」

 (この文章は2009年に書かれたものです。)  連休を利用して、奥さんと浜名湖へ一泊旅行に行…

きづかい
4年前
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エルガーの「チェロ協奏曲」

 (この文章は2007年に記したものです。)  わが名フィルは明日、名古屋市民会館でオール・エ…

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4年前
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松竹映画「還って来た男」(1944)

(カット=http://www.log-osaka.jp/article/index.html?aid=290&p=3 (運動会のマラソンに飛び…

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4年前

ショスタコの交響曲第12番

(この文章は2006年に記したものです。)  今月の私のオーケストラ (名古屋フィル) の定期の演…

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昭和14年の松竹映画「暖流」に使われたクラシック音楽

 昭和14年の松竹映画「暖流」は、間違いなく日本映画を代表する傑作である。 名匠・吉村公三…

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4年前
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チェロと管弦楽のための「アルペジオーネ協奏曲」

 シューベルトの「アルペジォーネ・ソナタ」と言えば、チェロ奏者たちのレパートリーの定番だ…

きづかい
4年前
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チェリッシュの「落葉の喫茶店」

 チェリッシュといえば1971年に大ヒットした「なのにあなたは京都と行くの」で有名な、団塊の世代にとっては懐かしいグループだ。そのチェリッシュの数々の作品の中で、私には迷うこと無くまず最初に挙げたい名曲がある。それが「落葉の喫茶店」だ。  この「落葉の喫茶店」は1972年10月、チェリッシュ4枚目のシングルとして発売された「古いお寺にただひとり」のB面にあたる。「古い・・」と同じく、山上路夫・作詞、鈴木邦彦・作曲、青木望・編曲による作品である。(余談ですが、EPジャケ写真はタ