選挙芸人の所信表明演説

初めまして。
吉本興業で山本期日前というピン芸人をやっております。

芸歴3年目 コンビ解散を繰り返し
サイドボランチというコンビを再結成して、
すぐ解散した際は
自分のことを小沢一郎の血が入ってるんじゃないかと疑った事もあります。

年齢は27歳
中学生の頃はサッカーの宇佐美貴史世代と呼ばれていた世代だ。
最近は聞かない。。。

僕は選挙が好き。
子供の頃から選挙演説を聞くのが好きでした。
その理由は後日説明責任を果たします。

大人になってからは色んな各地の選挙を観に行っております。


河村たかしの演説聞いてみたいと思ったら名古屋市長選挙に行きます。
沖縄のバチバチな空気を体感したいと思ったら、沖縄まで飛びます。
選挙目当てで沖縄行ったので、観光せず帰りました。
今では「(沖縄県知事選と同時に那覇で行われていたネコの選挙)ニャハ市長選挙に行った時間削って、首里城見とけば良かった〜」と大変後悔しております。

僕はよく
現地の駅前のロータリーが見渡せるマックにいます。
100円コーヒーを飲みながら候補者が到着して演説し始めると
マックを出てダッシュで演説を聞きます。
演説終了後またマックに戻ります。
その繰り返し
1人だけマックと演説のシャトルランを行なっています。
もし僕がマックでメロンソーダを飲んいるのを見かけた場合
「今日は多くの候補者の演説を聞いたんだな」と思ってください。
5杯目のコーヒーはウケつけられません。


今でも知らない街で

知らない人の演説を聞いて

知らない人の演説を聞いてる家族の目頭を見て

涙を流しています。
そして帰りの電車で冷静な気分になった時
「ジブリで泣く人生が良かった」と自分の姿に涙する。

その繰り返しです。    

もう中毒です。


僕は選挙演説をパワースポットだと思っています。
これは本当です。
候補者も支持者も
「社会を動かしたい」
「何とかしたい」
「俺、私が街を作る」
主義主張は違えど強く思っています。

そんなエネルギーに満ち溢れた人達が全てのエネルギーを短い期間の選挙に注ぎ込むのです。アドレナリン全開。そこにはパワーが満ち溢れています。
パワーつけにわざわざ三重とか島根に行かなくても大丈夫です。
社をくぐるより、社を動かす人の近くにいた方がパワーがあります。


多くの方々が

投票率をあげよう!
政治に関心を持ってもらおう!
政治を分かりやすく伝えよう!
何故選挙に行くことが大切か伝えよう!

と素晴らしい活動をされています。
故人になる前に国民栄誉賞を与えたいぐらいです。


じゃあ僕自身が何をしていきたいのかと言いますと
「選挙そのものの面白さを伝えたい」
こう本気で思っています。
個人的につまんなかったら重要でもやらないと思っています。
僕は英語、中国語、プログラミングが将来絶対大事だから覚えた方がいいと言われていましたが、つまんなかったので一切勉強しませんでした。
選挙嫌い、興味ない人達が2度見してしまうような選挙そのものの面白さ・魅力を伝えていきたいと思っています。

普段、吉本の劇場でお笑いを観に来たお客さんに、選挙の話をひたすらする鬼畜プレーをするのですが
選挙始まったら
芸人には
「山ちゃんの選挙の話聞いてたから、選挙行ったわー」
お客さんには
「選挙行った事なかったんですけど〜
選挙カーの音聞こえて〜山本さんの顔思い出して選挙いきました!」
っていう発言を聞いたとき凄い嬉しかったです。


選挙の素材は一級品だと思っています。
人、選挙制度、戦略めちゃくちゃ面白いです。
戦国時代を生で体感できるリアル戦国史です。
それを今まで料理できる人がいなかった。

僕は選挙は“ジビエ”だと思っています。
美味しいジビエは存在します。
しかし、流通ルート、適切な調理方法、保存方法が難しく、出回らないのです。
選挙も腫れ物です。
売れてる芸能人が選挙に触れると、扱いづらい奴だと見なされ、干されて、腐ってしまいます。だとしたら手を出さないので、TVや色んなメディアで出回る事がありません

幸い!?僕は全く売れてないので
選挙を扱っても社員に止められる事がありません。
選挙の素材をの良さをふんだんに活かせる三つ星シェフ
あなたのお口に合う選挙を伝えられる選挙ソムリエを目座していきます。

僕はまだ一つ星も取れていません。
食べログで有料会員なのに3・5以下になっている評価レベルです。
吉本は養成所にお金払ったらほぼ卒業して吉本芸人になる事ができます。
なので僕の今の料理人レベルは
最近騒然とさせた、開業資金払ったら、訳あり店舗を運営できるいきなりステーキの奴と一緒です。

そこからの成長劇ぜひご覧ください。

少しでも興味持てたよという方は
ぜひフォローお願い申し上げます。

noteの一角をお借り致しました、山本期日前の所信表明演説を終了と致します。誠にありがとうございました。

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