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何年も前から続く私の強迫性障害

家の鍵を締めたか。

そんなことをアタマの中に囁かれるようになったのはいつ頃からだろう。

子供の頃はそんなことはなかった。

なにかをすればやったことを覚えているし、確信と自信があった。

だがいまではあらゆることに疑惑の念を向けながら行動している。

仕事のなんら難しくないこと一つとっても、確認し直さなければずっと頭の中に残る。

今日も納品書を入れ間違えていないかずっと頭に残っていて仕方がない。

確認したい。けど、もう箱に封をしてしまっている。

社内に人がいる時にわざわざ箱を開けて確認なんてやったらいろんなことを言われるだろう。

信用なんて元々無いが、本当に何をするにも監視の目がつくようになってします。

それは嫌だ。苦しくて死んでしまう。

だが、大体確認すると合っているのだ。

家の鍵も、車の鍵も、伝票も。

本当に合っていないのはそもそも忘れていて、頭の中に入っていないことなのだ。

気にしている時点で、だいたい合っている。

ただ、衝動に駆られる。この気持ちを抑えるにはやはり、もう一度確認するしか無いのだ。

本当に嫌な障害だ。ずっとアタマにちらついて、モヤがかかって、ウズウズする。

直し方なんて無いのだろう。

注意欠陥と組み合わさると最悪だ。

気になることがずっと頭に残った状態で他のことを始めると、

変なミスをする。普通じゃしない、何だこのミスはっていうのを。

ADHDに強迫性障害。この2つと付き合いながら仕事をしている。

もう辞めて、障害者手帳と障害者年金もらったほうが良いんじゃないか。

そう思えてくる時もある。

迷惑をかけるために仕事をしているんじゃない。

だが、仕事をすればするほど、確認作業に追われる。

仕事の進歩が遅くなるのも、一度の確認で安心できず、何度も何度も確認する。

そして、それが気になりすぎて他の仕事でミスをする。

自分も会社にも利点がないのだ。

自分みたいな人間を社会に出さないためのセーフティネット。

それに頼る時が来たのではないかと。

もう今年で32歳。

自分の身体の付き合い方は分かってる。

もう、ここから伸びしろはなく、徐々に朽ちるだけ。

そして、絶望的なくらい社会性のない能力と障害。

今日送る商品。

月曜日には結果がわかる。

土日この脅迫に苦しんで、

月曜間違いがあったら辞めよう。

いていい人間じゃない。

代わりは腐るほど居る。

毎度仕事をするたび、一か八かで合っていることに掛ける。

そんな自分にはうんざりだ。

何も考えず、のんびりと生きていたい。


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