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信州から始まる妄想的歴史考察 中世

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便宜上、中世としていますが、源平・南北朝・戦国など広く武家の時代についての雑感についてまとめています。信州の武家の時代は、奥が深いです。
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#源平合戦

信濃村上氏にまつわるダーティーな魅力がおもしろい。その①

中世の東北信地域に一時代を築いた信濃村上氏は、なかなかにダーティーな魅力を秘めた一族であ…

杞憂
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ざっくり信州中世史①

信州における武士の時代は、二項対立から多極化の流れでざっくり把握するとわかりやすいように…

杞憂
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木曽義仲を必要としていたのは、プレ諏訪神党だったのか その③

そしてこの木曽方の挙兵には、もうひとり、ゲストスターとも言える存在がいた。 後年、諏訪神…

杞憂
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木曽義仲を必要としていたのは、プレ諏訪神党だったのか その②

木曽中原氏と海野氏の繋がりもあり、木曽、上伊那、諏訪、小県、佐久の結びつきは、驚くほどの…

杞憂
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木曽義仲を必要としていたのは、プレ諏訪神党だったのか その①

木曽義仲は、諏訪を中心とする勢力によって支えられた旗頭だった。 そう考えてこのあたりの状…

杞憂
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旗挙八幡、義仲偲ぶ その②

旗挙八幡周辺の景色を眺めていると、木曽次郎、今井四郎、そして巴の呼び合う声が聞こえてくる…

杞憂
1年前
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旗挙八幡、義仲偲ぶ その①

信州のご当地ソングを漁っていて、ダ・カーポの「木曽の恋歌」という歌にめぐり逢った。 1980年代の歌だそうだが、なんともやるせない哀愁と詩情にあふれていて、ご当地ソングに演歌が多い東北とは一味違っている。 宿場のひとつひとつを丁寧に歌詞に歌い込んでいて、完成度もひそかに高いようだ。 「木曽路はすべて山の中」という島崎藤村の小説「夜明け前」の一節にインスパイアされて作られたかの歌詞ではあるが、それとは別に、この歌独特の世界観があって、なんとも言えない読後感が感じられるのがよい。