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「多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない(カエサル)」からユーザーニーズとは?を考える。前編


みなさんユリウス・カエサルってご存知ですよね。
シーザーなんて言ったりしますよね。

ユリウス・カエサル(シーザー)のデナリウス銀貨

こ存じの通りカエサルは古代ローマの最も象徴的な英雄の一人です。
皇帝になる前に暗殺されましたが、暗殺されなければ間違いなく初代ローマ皇帝だったでしょう。
そうなったら歴史はまた異なったものになっていたかもしれません。
(クレオパトラの鼻の高さ云々で歴史が変わったとか言ってるくらいですから、生きていたらもっと変わっていたでしょうね!)

プトレマイオス朝エジプトの最後の女王「クレオパトラ」をAIに描かせてみた
ちなみにこの人 エジプト系じゃなくてギリシャ系なんだよね!という豆知識。

カエサル以前の、共和政ローマは、「王制」を避けるために様々な政治システムや大量の法律を作ったんですよ。
過去にローマ人は王政にトラウマがあって(たぶんw)2度と王政には戻らないぞ!とみんなで言い聞かせて、2度と王政が生まれない(はず)の政治システムに立脚した「共和政ローマ」として繁栄したんです。
しかしどんなに優れた政治システムでも、時間が経つにつれて、そのシステムが複雑になりすぎて綻びが生じますよね。どこでもいっしょです。
大企業とかにいるとわかりますよね(しーw)

共和政ローマは、絶帝に「王」を作らない政治システムを確立したのに、ある合法的な条件が整うと・・・なんと実質的な「王」に近い権力・・・
そう、つまり「皇帝」が生まれるというハックを考えたのも、このカエサルなんですよね。

あ、すみません。
カエサルの話に入ると私、止まらなくなるので!

詳しくは、私も大好きな塩野七生さんの著書「ローマ人の物語」を読んでもらうとして、

塩野七生さんの著書「ローマ人の物語」(リンクあり)

ここでは、ユリウス・カエサルのある有名な言葉を紹介します。
そしてこれはビジネスやサービス、コンテンツ、企画を考える上で非常に重要な「真」を突いているんです。

皆さんは彼の有名な言葉知っていますか?

知っています!

「ブルータス、お前もか」

ユリウス・カエサル
AIが描いた「ブルータス、お前もか」の瞬間

それじゃないんです!
カエサルが暗殺されるときの言葉で有名ですけどね。
もちろん「信頼していた者の裏切りを表現する言葉」として使われますけどね。

今日言いたい言葉はそれじゃないんです。
それじゃないんです。
はい!知っています!

「賽は投げられた!」

ユリウス・カエサル

ですね!
あー。まあ確かに。これも有名ですね。
ブルータスよりこっちの方が、生きる上で大切な言葉のような気がします。
カエサルが元老院に反旗を翻して、ルビコン川を渡るときに発したという言葉ですね!
「運命に向かってことは進み始めたので、もはや引き返すことはできない、行くしかないのだ」
うん。いいですね。

AIが描いた「賽は投げられた!と叫んでルビコン川を渡るユリウス・カエサル」
※ちなみにこれは当時違法だったそうです。ルビコン川以南のローマ方面に軍を連れて行ってはいけないという法律があったんですよね。あとルビコン川って結構小さい川らしいw

だめです。今日はその話ではないのです。
どこかでそこは語るとして、詳しくは、私も大好きな塩野七生さんの著書「ローマ人の物語」を読んでもらうとして、

もっとあるんですよ。有名な言葉が。
でもブルータスや賽よりは知られていないかもしれません。
それは次の言葉です。

「多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない」です。
タイトルにありましたねw
言葉が好きなんです。
やっぱりこの人はすごいな・・・と思う言葉なんです。

なんだかわかりますか?
この言葉の言い回しは文献などによっていろいろ異なるんですが、


という訳で、先ほど紹介した、塩野七生さんの著書「ローマ人の物語」に登場する言葉です。

「人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない。 多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない。」

ユリウス・カエサル

では、この言葉がどのように、ビジネス・サービス・コンテンツの話に繋がっていくのか!

続き(後編)はこちら!!
後編はちゃんと書いてますよ!↓↓↓↓↓


※おまけのAI画像
いい感じで演説するカエサルの姿を描いてもらったのに、よく見るとマイクがある・・・w

マイクを使って演説するユリウス・カエサル

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